株式会社SBI証券は9月29日、投資信託の月間の積立設定金額が今月17日時点で500億円を突破したと発表した。昨年3月に200億円を突破して以来、1年半余りで2.5倍の上積みとなり、積立設定の利用口座数も同39万口座から約87万口座超となった。
同社は投資信託の積立サービスを「貯蓄から資産形成へ」の時代を拓く強力なツールであると位置付け、2006年のサービス開始以来、最低設定金額の100円への引き下げ、積立設定頻度に「毎日」を追加した時間分散機能の拡充、スマートフォン専用アプリ「かんたん積立アプリ」の提供、21年6月に三井住友カードが発行するクレジットカードで投資信託が買える投信積立サービス「三井住友カードつみたて投資」の提供を開始するなど、投資家の資産形成を支援するさまざまな取組みを行ってきた。
保有残高に応じてポイントが貯まる「投信マイレージサービス」は人気の低コストファンドで、還元率を販売会社である同社が受け取る信託報酬と同率程度に引き上げるなど、長期積立に資する徹底した低コスト主義をうたい、これらが投資家に評価されたと見ている。
投資信託の積立サービスの設定金額と設定口座数の推移を見ると、18年の老後資金2000万円問題などに起因する資産形成への関心の高まり、20年からはコロナ禍による将来不安や在宅勤務の広がりで若い世代に積立・分散投資の関心の高まりが増加要因となっているのがわかる。積立設定金額上位3銘柄(2021 年 8 月実績)は①SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド②三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)③三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)。
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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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