株式売買経験者はインターネット利用が9割、投資資金も増加傾向。マイボイスコム調査

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インターネット調査のマイボイスコム株式会社は9月21日、「ネット証券の利用」に関するインターネット調査結果を発表した。今回で23回目、調査期間は今年8月1日~5日、回答数は1万68件だった。株式売買の経験者は「現在もしている」「現在はしていないが 以前はしていた」を合わせて4割。現在もしている人は28.6%で、このうちインターネットで株式売買をしている人は25.3%と、現在も売買している人の9割弱に上る。 インターネットでの株式売買経験者が取引したことがある証券会社(複数回答)は「SBI証券」が39.2%、「楽天証券」が31.4%、 「野村證券」「マネックス証券」「松井証券」が各10%台。2017年以降は楽天証券が増加している。

主にインターネット取引をしている証券会社についての満足度は、「満足」がSBI証券で41.8%、次いで楽天証券38.4%、松井証券、SMBC日興証券が各3割強で並んだ。「満足」「やや満足」を合計した比率をみると、SBI証券と松井証券が各9割弱と高く、楽天証券8割強がこれに続く。

インターネットでの株式売買経験者に直近1年間に投資資金がどう変化したか質問すると、増加した人は4割強で、19年・20年調査と比べて増加していた。減少した人は2割弱、ほとんど変わらないは30.8%となった。

今後、インターネットで株式売買をしようと思っている人は3割強で、19年調査以降増加傾向にある。インターネットで取引する時に重視すること(複数回答)は「取引手数料が安い」が74.1%と最多で、「セキュリティが信頼できる」「口座開設などの手続が簡単」が各30%台という結果だった。「ホームページがわかりやすい」「セキュリティが信頼できる」は女性が、「口座開設などの手続が簡単」「スマートフォンでの取引がしやすい」は若年層で比率が高かった。

インターネット取引をしている証券会社の利用理由として2007件を集計。SBI証券については「手数料が安い、 提携銀行との連携が良く資金の管理が容易」(男性68歳)、「情報量が多い(四季報を買わなくても情報が得られる)。20年近く利用しているので安心」(女性55歳)という声が寄せられた。楽天証券は「楽天銀行を利用しているので連携しやすい」(女性42歳)「楽天ポイントが貯まる」(男性33歳)など、楽天グループのエコシステム(経済圏)が選択の理由となっているのがわかる。野村證券は「管理体制がしっかりしている。 注文内容におかしな所があると直ぐに確認の連絡が来る」(男性56歳)、「長期投資なので硬いところがいい」(女性75歳)と、老舗の信頼性が支持されている。マネックス証券は「セキュリティ、操作性、情報量も多く売買しやすい」(女性61歳)という評価が寄せられた。

【調査結果】マイボイスコム「ネット証券の利用に関するアンケート調査(第23回)」

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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