マネックス証券株式会社は2月9日、NISAや投資に関する意識調査の結果を公表した。 2月13日の「NISAの日」を前に、マネックス証券の口座保有者を対象に行っている恒例の調査で、今回は5183名の回答を得た。
NISAの利用率は89%で、2022年調査から微増。一般NISAにおける国内株式の購入は55%、投資信託59%、海外株式が15%。海外株式の購入はまだまだ余地を残していることが分かった。 NISA口座と課税口座の併用は8割を超え、大多数の投資家がNISAの枠を超えて資産運用を行っていた。
24年からNISA制度が変わることを知らない投資家は昨年の38%から大幅に減り、今年の調査では「変更内容も知っている」「変更内容は知らないが制度変更は知っている」を合わせて97%が変更を認知していた。また、年代別では若い層ほど制度の変更内容までを把握していることがうかがえる結果となった。
NISAの制度変更で投資意欲が増した投資家は29%。年代別で見ると若い層ほど今回の制度変更で投資意欲が高まったと回答していた。
現行のNISA制度の満足度は22年調査で43%だったのに対し、NISAの制度変更内容の満足度は79%となり「かなり好意的に受け止められている」(同社)結果となった。
一方で、生涯限度額、年間枠問わず、金額の上限に対する改善要望が多く見られた。詳細は「非課税枠を拡大してほしい」「年単位での限度額を撤廃してほしい」「特定口座との損益通算を可能にしてほしい」「複数の証券口座で制度利用できるようにしてほしい」「新旧NISA制度のロールオーバーができるようにしてほしい」など。満足度は上がったものの、更なる制度の利便性向上は引き続き検討の余地があるといえそうだ。
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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム
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