投資イメージは「ギャンブル」?金融商品仲介業のfanがイメージ調査

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一般の投資イメージは「ギャンブル」、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談経験がある人は「コツコツ」――金融商品仲介業者の株式会社Fanが5月14日発表した、投資に関するイメージ調査で、こんな結果が明らかになった。調査は3月9日から22日、20~70代の男女を対象に、コロナ禍で変わったお金と時間の使い方について質問。一般とIFAへの相談経験者の双方に対して行い、一般948人、IFAの相談経験者393人から回答を得た。

一般の投資に対するイメージとして、1位は「ギャンブル」(45%)、「専門性の高い難しさ」(22%)といったネガティブな選択肢に集まった一方、IFAへの相談経験者は「コツコツとした堅実さ」(29%)、「未来に対する期待感」(22%)といったポジティブな選択肢に票が集まり、ギャンブルのような怖さという回答は17%にとどまった。

一般の投資に対するイメージとして、1位は「ギャンブル」

興味のある投資手法についての設問では、「株式投資」が一般49%、IFAへの相談経験者63%で、どちらも1位となり、もっとも身近な投資手法であることがわかった。2位以降も「投資信託」(一般25%、経験者56%)「つみたてNISA」(一般26%、経験者37%)が占め、一般は特に手法の認知度が興味に直結する結果となった。

「投資に関して誰のアドバイスを受けたいか」という設問では、IFAへの相談経験者では「IFA」(50%)が1位だったのに対し、一般では「自分で判断したい」(49%)が大差で1位。投資のアドバイスを受ける形式に関する設問でも、2位以降の回答は「オンライン相談」(一般19%、経験者39%)、「店頭」(一般20%、経験者38%)とIFAへの相談経験者ほど直接の相談への支持が高く、一般にはまだその有用性認知されていない状況が把握できた。

「投資に関して誰のアドバイスを受けたいか」という設問では、IFAへの相談経験者では「IFA」(50%)が1位だったのに対し、一般では「自分で判断したい」(49%)が大差で1位

今回の調査結果について、同社は「わかりにくいイメージが強いお金のことについて、適切な相談相手の存在が不安を解消するための選択肢となる。一方で、相談への一歩を踏み出しにくいイメージがまだまだ一般的で、直接のコミュニケーションを必要とせずに不安の少ない投資行動を行えるような選択肢の充実が求められていることも事実」と分析している。

同社は2008年設立。富山県富山市に本社を構え、東京・大阪・神戸・名古屋・宇都宮・浜松・福岡に支店を展開。投資信託の相談専門店「投資信託相談プラザ」を開設、大手証券会社出身者を中心に40名のIFAが在籍。21年3月現在、資産形成層、リタイアメント層をはじめとする顧客口座数は延べ1万1000口座を超え、仲介する預かり資産は約600億円。所属金融商品取引業者は株式会社SBI証券・楽天証券株式会社・ウェルスナビ株式会社。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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