共感型D2Cモデルでアパレル業界の常識を変えるオールユアーズ、国内初の株式型・購入型併用でCF実施

アパレル販売の株式会社オールユアーズは、購入型クラウドファンディングと株式型クラウドファンディングを併用した資金調達を11月8日から募集開始致する。目標募集額は3000万円、上限応募額6960万円。

このうち株式型クラウドファンディングは日本クラウドキャピタル(東京都品川区)が運営する「FUNDINNO(ファンディーノ)」を利用、今回で2回目の募集となる。初回(2017年8月)は目標募集額 2850万円に対し3237万5000円を調達、ファッション消費が低迷するアパレル業界でも注目されるプロジェクトだ。

同社は服を「身に着ける道具」として捉え、日常生活で感じるストレスを解消する製品の開発から販売までを直接顧客に届けるD2Cモデル(Direct To Consumer)で行なっている。

アイテムは「雨に濡れる」「汗や部屋干しの臭いが気になる」「汗シミが気になる」「色が落ちてしまい困る」といった課題を解消する機能性を備えており、同社では「日常生活(LIFE)で服に求められる機能(SPEC)を追及した日常着(WEAR)」=「LIFE SPEC WEAR」と定義。ファッション性先行型の従来のアパレルブランドが悩まされてきたトレンドとは無関係な販売が可能になり、「無理に買い替えを促すのではなく、ユーザーへ品質の信頼性を育み、新たに別のプロダクトを購入していただくことでビジネス化している」(同社)と成果を実感している。

※オールユアーズの開発した水を弾くパーカー「ONE SWING PARKA」。日常的に着用出来て、突然の雨にも対応できるという機能性を持つ。

また、一般消費者にワークショップやトークイベントを通じたブランド体験や製品開発のプロセスに参加してもらうことで「市場に出る前に必要とされている状態」をファンと一緒に作ることを重視する。

ユーザーとの関係性、「共創」していく取り組みの「もっとも象徴的なチャレンジ」として購入型クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で24ヶ月連続クラウドファンディングを実施している点もユニークだ。10月31日には、CAMPFIREの代表取締役社長である家入一真氏を取締役に迎え、経営体制を強化した。

キャンプファイアでのクラウドファンディングプロジェクト※「CAMPFIRE」での主な募集プロジェクト

前回のファンディーノでの資金調達では店舗と事務所の統合を行い、人員の空き時間の有効活用、コミュニケーションの活性化など、会社全体の効率化を実現。ウェブストアを構築したほか、定期的なイベント開催やファンが集う場所として機能し、「コミュニティ形成」に大きく貢献しているという。

前回の投資型クラウドファンディングの効果

今後は SaaS(サース、Software as a Service)型の販売モデルの展開を目指す。ユーザーが同社の服を着た分だけ定額制で支払うというもので、

  1. 定額制により、顧客接点の増加や、コミュニケーションの増加に繋がる
  2. 顧客接点の増加により、ユーザーフィードバックの受け取りや、新規製品のモニターサンプリングが行いやすく、よりマーケットにアジャストされた製品展開が可能になる
  3. 定額費用に、製品修理やリサイズなどの付加価値を付帯することにより、製品の脆弱性にいち早く気づくことが可能
  4. 通常の金額だと購入が難しい大学生のような若年層を取り込むことができ、次世代ユーザーを育てていく「サスティナブル」な経営に繋がる

といったメリットを掲げる。

SaaS型のアパレル販売モデル

2019年から海外のクラウドファンディングにチャレンジしていくことを計画しており、最初の目標はクラウドファンディング発祥の地で市場は日本の約10倍の規模があると言われている米国という。

(上記数値:矢野経済研究所、Statistaより)

今回、オールユアーズが資金調達を行う「ファンディーノ」は、株式会社日本クラウドキャピタル(東京都品川区)が運営する株式投資型クラウドファンディング3日現在で国内取り引き量は1位、累計成約額は15億3,414万円。

株式投資型クラウドファンディング・ファンディーノ

投資家は、ファンディーノ上で一口10万円前後の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができるという特徴がある。

応募企業については、投資家保護の観点から、詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。審査は公認会計士・弁護士・税理士等有識者を中心としたチームが行い、案件決定会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定する、という厳しい基準で審査を行っている。

ファンディーノ・専門家による企業調査

ファンディーノで投資を実行するには、下記ウェブサイトで事前に登録を済ませておくことが必要となる。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・口コミ

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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