株式会社SBI証券は、データ分析・AI社会実装を手掛ける株式会社ALBERT(アルベルト)と、金融サービスの高度化に向けた取り組みを強化している。共同開発したマーケティング最適化AIモデルの実装と新たなAIモデルの開発により、個人投資家の中長期的な資産形成を支援する。
「貯蓄から資産形成へ」の関心の高まりに加え、 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な金融緩和による市況の影響もあり、直近1年間のSBI証券の新規口座開設者は100万人を突破した。うち20代・30代が約6割、株式投資未経験者が約8割を占め、若年層や投資初心者を中心に個人投資家の裾野は着実に広がっている。
アルベルト社とSBIホールディングス株式会社は2021年6月に資本業務提携し、 SBIグループの保有する知見やビッグデータとアルベルトの分析技術やAIプロダクトを融合させ、 SBI証券のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けて協業を進めてきた。今回、新たに開発したAIモデルを活用し、 中長期的な顧客との関係構築に貢献するマーケティングの最適化・デジタルマーケティングの高度化、一人ひとりの投資意向に合わせた顧客提供価値の最大化を目指す。
顧客との中長期的な関係性を前提に最適化されたマーケティング施策を実現するため、 様々なマーケティング施策を定量的に評価し、顧客属性ごとに適切な商品提案を可能にするAIモデルを開発、実装。従来は短期的で個別のマーケティング施策の効果を分析し評価していたのに対し、新規顧客の獲得や既存顧客のサービス利用頻度向上のためのマーケティング効果の検証を精緻化。中長期的には、データに基づいたパーソナライズマーケティングの実現を図る。
また、SBI証券の保有する膨大な顧客データや取引データから、 顧客の資産形成パターンを分析・クラスタリングすることにより顧客の成長パスを分析。 顧客が所属するクラスターごとに的確なマーケティング施策を行うことで、 資産形成方法など、顧客に有用な情報を提示できる。
さらに、両社で合同プロジェクトチームを組成し、各種マーケティング施策の企画・立案とPDCAを高速で実施。開発したAIやビッグデータ解析から得られた示唆を実際のマーケティング活動に反映させ、 サービスの早期提供や高度化を実現していく。
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