新成人が気をつけるべきマネートラブルと対処法は?ろうきんが金融教育動画 全19編を公開

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2022年4月から成年年齢が民法改正により18歳に引き下げられることを受け、一般社団法人全国労働金庫協会(ろうきん)は12月6日から「あなたの身近に潜むマネートラブル」と題したアニメ動画19編を特設サイトと公式YouTubeチャンネルで公開している。「携帯端末の分割払いを滞納すると?」「新車購入時の『残クレ』って本当に得?」など、遭遇しやすいトラブルと対処法をレクチャーしている。

ろうきんは、“日本で唯一の勤労者のための福祉金融機関”として、全国13拠点で、働く人とその家族の生活の設計・改善・防衛をサポートするため、さまざまな形で金融教育を実施している。20年度はコロナ禍の影響で減少したものの、例年2万~3万件のセミナーや学習会を開催、毎年50万人前後に金融教育を実施している。

成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることから、ろうきんでは若い世代にもわかりやすく親しみやすいアニメ形式で、トラブルと対処法を解説する動画を制作。新成人に注意を促す「18歳から大人」をはじめ、多重債務に陥りかねない事例8編と解決法1編、悪質商法でよくある事例9編。各話3~4分と見やすい尺。

動画公開に併せ、「ひとり暮らしの家を借りたり、ローンを組んだり、クレジットカードを申し込んだり…。民法では未成年者が親権者の同意を得ずに契約した場合、原則として契約を取り消すことができますが(未成年者取消権)、成人となる18歳、19歳はこの対象外となります。18歳になる前に、契約に関する正しい知識や相手に押し切られない力、断る勇気を身につけましょう」と、ホームページで呼び掛ける。

動画公開の狙いについて、「金融教育により一人一人が正しい金融知識を持つことは、マネートラブルや多重債務に陥らないための『生活防衛』であり、マネートラブル解決に向けた『生活改善』にもつながる」(ろうきん)として、SDGsの17項目のうち「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」などの達成にも繋がるとしている。

ろうきんは1950年(昭和25年)に岡山県と兵庫県で設立された協同組織の金融機関。全国労働金庫協会は中央機関として、全国13拠点の指導・連絡・調整、経営方針・制度・政策の企画・立案、事業計画の推進、調査研究など行う。

【関連サイト】ろうきん「知って防ごう 解決しよう あなたの身近に潜むマネートラブル」
【関連サイト】ろうきん公式YouTubeチャンネル

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