LINE証券株式会社と野村インベスター・リレーションズ株式会社(野村IR)は3月4日、スマホ特化型のIR動画サービス「Quick Q&A(クイック・キューアンドエー、QQ)」の提供を開始した。上場企業の社長をはじめ経営トップを訪問し、対話風の一問一答でビジネスモデルや強み、成長戦略を聞く。「短時間、シンプル、ユニーク」に個人投資家に届ける動画コンテンツシリーズで、LINE証券のユーザー100万人以上を主な対象とする。
従来のIR動画は、経営層が決算内容や経営戦略を、一定の時間を掛けて説明するプレゼンスタイルが一般的。対してQQは特徴として①対話風のテンポの良いQ&A②ユニークな演出・舞台③短時間(3~5分程度)で企業の魅力を効率よく理解できるシンプルな内容を打ち出す。スマホ特化型のため、ユーザーはいつでも好きな時間に見ることができる。
LINE証券のユーザーは、20~40代の資産形成層が中心。ほか野村IRの会費無料の個人投資家向け情報サービス「MIR@I会員」2.4万人にも配信する。MIR@Iは、株主優待情報やセミナー開催情報、各種IR情報を提供しており、会員は株式投資歴が長く、企業研究に熱心な個人投資家が中心。
「長期保有が期待できる20〜30代の資産形成層に対し、既存のIR情報は専門的で難しいものが多い。LINE証券が持つ豊富なユーザーベースとテクノロジー、野村グループが培ってきたIR支援のノウハウを掛け合わせ、QQを立ち上げた」と両社は経緯を説明する。効率よく理解・共感できる投資先を選びたい、手早く投資先の特長を知りたい資産形成層を指向した。
第一弾はスパークス・グループ株式会社。1社当たり4つのテーマで4本の動画を配信し、今後シリーズ化していく予定。
スパークス・グループ社は1989年に「世界で最も信頼、尊敬されるインベストメント・カンパニー」を目指して創業した独立系の投資運用会社。QQには阿部修平社長が登場。阿部氏は1954年札幌市生まれ。野村総合研究所、ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルを経て85年ニューヨークで独立。89年に帰国後スパークス投資顧問(現・スパークス・グループ)を設立した。
LINE証券はスマートフォンに特化したシンプルで直感的なデザインと操作性が特徴の投資サービス。2019年8月にサービスを開始、1株単位で取引ができる「いちかぶ(単元未満株)」、取引所取引(現物取引・信用取引)、投資信託、「LINE FX」、個人型確定拠出年金「LINEのiDeCo」、IPO(新規上場株)サービス、CFD取引サービス「LINE CFD」、つみたてNISAを提供。総口座数は21年10月時点で100万口座を突破した。
野村IRは総合IR支援企業。コンサルティングからソリューション・プロダクトまで、幅広いメニューをベースに、企業のコーポレート・コミュニケーションをサポートしている。
【関連サイト】LINE証券
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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