ソーシャルレンディング比較サービス「クラウドポート」を運営する株式会社クラウドポート(東京都渋谷区)は5日、「2018年ボーナスに関するアンケート調査結果」を公開した。ボーナスの使い道1位は2017年と同様「貯金」となり、ボーナスの使い道「不満足」の理由1位は「お金を増やす使い方をしたいが、知識がない」だった。
調査は2018年6月26日から28日にかけてインターネットで実施、20代~50代の男女475名から回答を得た。それによると、使い方第1位は「貯金」(79.5%)で、17年6月の調査と同様にトップ(72.4%)。次いで多かったのが「生活費」(42.1%)と「買い物」(39.8%)で、この2項目は昨年と比べ順位が逆転したが僅差となっている。「ボーナスの使い方に満足していますか?」という質問には「満足」が58%、「不満足」が42%で、約半数もの人がボーナスの使い方に不満足感を抱いている。
理由として「もっとお金を増やす使い方をしたいが知識がないのでできない」という回答が39.4 %と最多で、同社は「資産を増やしていくための方法に関心を持っている人が一定数いる」と推測。
加えて、「とりあえず貯金しているけどこれで良いのかわからない」(32.4%)という回答も約3割に達していることから、ボーナスの使い方に不満足感を抱いている層は「金融知識が充分でないため本来チャレンジしたいことに躊躇していたり今の自分の行動に不安を感じていたりする人が多い」と分析する。
次いで「もし、充分な金融の知識があったらボーナスをどのように使いたいですか?」と質問したところ、「貯金」が64%とトップで実際の使い方と同様。
多くの人が老後資金など将来に備えるお金や、不意の出費に備えているようだ。一方で、実際の使い道ではわずかだった「資産運用、投資」という回答が34.1 %と大幅に増加、「金融の知識があると自信を持てるようになれば、本当は資産運用や投資をしたいと考えている人が潜在的に多くいる」という推測を裏付けた。
「充分なお金の知識があったら資産運用・投資をしたい」と回答した人に「実際に選びたい金融商品」について質問したところ、「安定した毎月分配型」(36.4%)と「少額から投資できるもの」(35.2%)が上位となった。
反対に、「メリット・デメリットがはっきりしているもの」と「ハイリスクハイリターン型」と回答した人は9.9%に留まった。「どのくらいの額を投資に使いたいですか?」という質問の回答は20万円未満の選択肢で過半数を越え、慎重な姿勢が垣間見える。
日本経済新聞社が11日公表した2018年夏のボーナス調査(最終集計、6月29日時点)では、全産業の平均支給額は4.2%増の83万755円。企業業績の拡大を受け6年連続で増加、支給額はリーマン・ショック前の08年(83万1896円)に迫った。
最近の投資・資産運用の手法として、余裕資金を高利回りで運用できるソーシャルレンディングや、投資信託よりも安い手数料で運用を一任できるロボアドバイザーサービスなどが投資初心者からの人気を集めている。夏のボーナスの使い道として、検討してみてはいかがだろうか。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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