ウェルスナビの手数料はいくら?他ロボアドバイザーと手数料を比較

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ロボアドバイザーの中にはアドバイス型のような手数料無料のサービスもありますが、投資一任型のサービスである『WealthNavi(ウェルスナビ)』には運用手数料が発生します。利用手数料は、投資期間が長期に及ぶほど負担に感じることもあるため、サービスを検討する際は「コストはいくらなのか」「割引キャンペーンはないのか」といった情報の確認が大切になります。

この記事では、ロボアドバイザーの概要からウェルスナビの特徴および手数料、他の投資サービスとの手数料比較をご紹介します。投資の知識はないけど始めてみたい方や、手数料の安い投資サービスを知りたいという方は参考にしてみてください。

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目次

  1. ロボアドバイザーとは
  2. ウェルスナビとは
    2-1.リスク許容度に応じたポートフォリオの構築
    2-2.世界50ヶ国・12,000銘柄へ分散投資
    2-3.自動積立あり、月1万円から設定可能
    2-4.自動リバランス
    2-5.自動税金最適化(DeTAX)
    2-6.スマホで手軽に簡単操作
  3. ウェルスナビの手数料を詳細解説
    3-1.ウェルスナビの手数料や割引条件は?
    3-2.その他費用
  4. ウェルスナビの手数料は安い?高い?他社との手数料比較
    4-1.THEOの手数料
    4-2.楽ラップの手数料
    4-3.3社の手数料を比較した結果
  5. まとめ

1 ロボアドバイザーとは

ロボアドバイザーとは、投資のアドバイスや運用(売買や運用のリバランスなど)を支援してくれるインターネット上の投資サービスです。

ロボアドバイザーには、利用者に投資のアドバイスや利用者に適した資産配分などを提案する「投資アドバイス型」、アドバイスだけでなく運用管理などを一部自動で行う「投資一任型」の2種類があります。

「投資アドバイス型」は手数料無料とするサービスが多い一方、「投資一任型」では手数料が通常かかります。なお、ウェルスナビは「投資一任型」のロボアドバイザーに分類されます。

投資アドバイス型

おすすめの投資信託等の提案やシミュレーションなどを提供してくれるタイプです。証券会社等のサイト上で診断を受けると、リスク許容度に応じた投資のタイプ、推奨ポートフォリオや商品、成果予測などを教えてくれます。ただし、運用(発注、売却、ポートフォリオの見直し等)は利用者が行うことになるため、運用に関するある程度の知識が必要になります。

投資一任型

アドバイス機能に加えて運用管理の支援を行ってくれるタイプです。ロボアドバイザーの口座を開設すると、投資のアドバイスの結果に基づいて発注したり、マーケットの変化等に合わせた運用を支援したりしてくれます。投資の知識がない方や投資に時間が取れない方などでも手軽に利用できるのが特徴です。

2 ウェルスナビとは

ウェルスナビ(Wealthnavi)ウェルスナビは預かり資産額や運用者数が多く、働く世代の利用が特に多くなっています。

ウェルスナビは、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づいた金融アルゴリズムで設計されており、利用者ごとに適したポートフォリオを自動的に形成し、リスクを抑えつつリターンの最大化を期待できる「長期・積立・分散」の運用を行うのが特徴です。

2-1 リスク許容度に応じたポートフォリオの構築

ウェルスナビが用意した質問に回答すると、回答内容から利用者のリスク許容度が診断され、各利用者に適したポートフォリオの提案が行われます。目標金額や達成する確率をシミュレーションし、その結果を教えてくれます。

利用者は、投資の知識等があまり無くても、投資のプロが構築するポートフォリオで資産運用をできるのが特徴です。

2-2 世界50ヶ国・12,000銘柄へ分散投資

ウェルスナビは6~7つの海外ETFを投資対象として、それを通じて世界50ヶ国・12,000銘柄へ分散投資しています。世界経済の動向は長期的には上昇を続けており、世界の有望な資産へ投資することでその成長をリターンとして見込むことも可能です。

2-3 自動積立あり、月1万円から設定可能

毎月同じ額で投資を積み上げる「自動積立」をすることも可能です。積立コースは、「月1回定額」「月5回定額」「複数回定額」「カスタム」の中から希望のものを選べます。積立額は月1万円から設定可能です。

2-4 自動リバランス

ウェルスナビは利用者のポートフォリオを個別かつ継続的に監視し、バランスが一定以上崩れた際、また前回のリバランスから半年経過した際にリバランスを実施します。追加投資や一部出金などの運用後におけるポートフォリオを最適な配分に近づくように、売買する銘柄や口数を設定し実行されます。

2-5 自動税金最適化(DeTAX)

DeTAX(デタックス)とは、税負担を自動的に最適化する機能を指します。運用益が生じて税負担が4千円を超える場合を目安に、税負担の一部または全部を翌年以降に繰り延べるための運用サービスです。

例えば税負担が4千円を超える場合、利用者のポートフォリオ内の含み損を有する銘柄を探して売却し、直後に買い戻します。その運用によって損失と利益とを相殺し、税負担を繰り延べます(=当年分の税金は減少します)。

2-6 スマホで手軽に簡単操作

ウェルスナビではスマホ1つで口座開設から資産運用まで行うことができます。サービス上で事前の質問に答えれば利用者に適した運用プランが提案され、各運用サービスが受けられます。投資の経験や時間がなくても手軽に利用できるのがウェルスナビの特徴です。

3 ウェルスナビの手数料を詳細解説

ウェルスナビの利用ではどのようなコストがかかるかを詳しく見ていきます。

3-1 ウェルスナビの手数料や割引条件は?

ウェルスナビの手数料は預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税込1.1%)。3000万円を超える部分は0.5%(現金部分を除く、年率・税込0.55%)となっています。

例えば、ウェルスナビでの預かり資産(現金部分を除く)が時価評価額で4,000万円の場合、年間手数料は3,000万円×1.1%+(4,000万円-3,000万円)×0.55%=38.5万円の金額になります。

なお、時価は日々変動するため、手数料は毎日1日分が計算され、1ヶ月分の合計額が翌月1日(休日の場合は翌営業日)に請求されます。

手数料が安くなる長期割あり

ウェルスナビでは資産運用の継続期間と運用金額に応じて 、6カ月ごとに手数料の割引幅が拡大し、0.90%(現金部分を除く、年率・税込0.99%)まで手数料が割り引かれる「長期割」の適用を受けることができます。

割引幅は預かり資産の長期割判定額で異なり、「50万円以上~200万円未満」の場合は0.01%、「200万円以上」の場合は0.02%です。このようにウェルスナビの投資は長期運用を応援するスタイルになっています。

3-2 その他費用

ウェルスナビでは他の投資信託などと同様に様々な費用・手数料が発生しますが、その大部分は無料となっているのも特徴です。具体的には下表のような項目があります。

手数料の内容 料金
入金 クイック入金 無料
自動積立 無料
金融機関振込 利用者負担
出金 出金手数料 無料
取引 売買手数料 無料
為替手数料 無料
為替スプレッド 無料
リバランス 無料
口座開設 無料

クイック入金

クイック入金とは、インターネットバンキングを利用した入金方法で、24時間365日(メンテナンス時除く)、手数料無料でウェルスナビの口座へ入金できます。

自動積立

自動積立は、ウェルスナビ口座に最低投資額(1万円)を入金することで利用できるオプションサービスで、毎月1万円から自動積立が可能です。その際、手数料はかかりません。

金融機関振込

ATMや金融機関の窓口からの「振込入金」も可能ですが、振込元金融機関の手数料は利用者負担となります。

出金

ウェルスナビではいつでも出金できます。出金手数料は無料で、最短3営業日で利用者の銀行口座へ送金されます。なお、長期割の適用を受けている最中に出金すると、「長期割期間」は終了します。

売買手数料

取引ごとの売買手数料も無料です。

為替手数料

ウェルスナビは海外ETFなどを投資対象としますが、為替手数料も無料となっています。

為替スプレッド

ウェルスナビでは為替スプレッドも無料です。為替スプレッドとは、円貨と外貨を交換する際の、運用会社等の基準為替レートと利用者適用の為替レートの差分のことであり、FXなどでは実質上の取引手数料となっています。

リバランス

最低でも半年に1度のリバランスのサービスが無料で受けられます。

口座開設

口座開設の費用も無料です。申し込みはWEB上で完結でき、口座開設は最短2営業日で完了できます。

4 ウェルスナビの手数料は安い?高い?他社との手数料比較

投資一任型のロボアドバイザーサービスを提供するウェルスナビ、THEO+docomo(株式会社お金のデザイン、株式会社NTTドコモの協業)、楽ラップ(楽天証券)の3商品を比較します(※楽ラップは他社と比較可能な固定報酬型コースの手数料を用いています)。

手数料 ウェルスナビ THEO+docomo 楽ラップ
預かり資産の1.1%(現金部分を除く、年率・税込) 預かり資産3,000万円以下:0.715%~1.10%(税込) 固定報酬型(ファンド費用含む):0.969%(税込・最大年率)
預かり資産3,000万円超:0.55%(現金部分を除く、年率・税込) 3,000万円超:0.55%(税込・年率)

※表内の数値は2022年6月時点

4-1 THEO+docomoの手数料

THEO+docomoは、ウェルスナビと同じく投資一任型のロボアドで、株式会社「お金のデザイン」とNTTドコモの協業サービスとなっています。世界約70の国・地域,、20,000銘柄以上を投資対象としています。

上表の通り、ウェルスナビとTHEO+docomoの基本となる手数料はほぼ同じです。両者は商品の内容・特徴のタイプも近いため、手数料の設定は預かり資産額に対する一定率を徴収するシンプルな形態となっています。さらに手数料の最高年率も同じです。

4-2 楽ラップの手数料

楽ラップの固定報酬型の手数料は「固定報酬」と「ファンド費用」があり、税込・各最大年率は0.715%と0.248%です。合計すると税込で最大年率0.963%となります(※このほか、利用者が間接的に負担する費用が生じる可能性もあります)。

4-3 3社の手数料を比較した結果

ウェルスナビ、THEO+docomo、楽ラップの手数料体系が同じではないため一概には言えませんが、3,000万円までの預かり資産額で見た場合には3社とも大きな差は見られません。ただし、3,000万円超の運用金額になると、ウェルスナビとTHEO+docomoの手数料が安くなるため、運用金額が大きくなればなるほどウェルスナビとTHEO+docomoの利用メリットが大きくなります。

なお、これらの比較は主要な手数料を対象としたものですが、投資商品を選定する際は、各商品のサービス・機能やリスク対応力なども踏まえて検討することが大切です。

5 まとめ

ウェルスナビの手数料は、預かり資産の1.1%(現金部分を除く、年率・税込)と設定されています。また、長期割の適用により、預かり資産額が200万円以上なら運用開始から2.5年目以降の手数料は0.99%になります。手数料の割引幅と長期割期間の確認は、スマートフォンやパソコンからいつでも確認できるので便利です。

もちろん、ウェルスナビが投資しているETFの信託報酬は1%よりも低いため、「自分で直接ETFに投資することができる」という方にとってはウェルスナビの手数料は割高と感じるかもしれません。ただ、購入後のリバランスやETF自体の選定・入れ替えの手間などもありますので、「投資の手間はできるだけかけたくない」「投資の勉強をこれから少しづつ始めたい」という方はウェルスナビを検討されてみると良いでしょう。

なお、投資したいロボアドバイザーを検討する際は、手数料の確認も大切ですが、サービス自体の特徴や機能、リスク対策などの内容もしっかりチェックするようにしましょう。

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