ウェルスナビの平均利回り、運用実績はどれくらい?

長期的な資産運用を気軽にできるロボアドバイザーの利用者が増えています。中でも投資一任型の「WealthNavi(ウェルスナビ)」は、預かり資産や運用者数で国内トップ(※)のロボアドバイザーであり、働く世代の方を中心に支持されています。

この記事では、ロボアドバイザーを検討している方のために、ウェルスナビの特徴や利回りや運用実績について詳しくご紹介していきます。ウェルスナビの平均年利を知りたい方、ロボアドバイザーに興味のある方は、参考にしてみてください。

※ 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2019年3月末現在)」よりモーニングスター社調べ(2019年6月時点)

目次

  1. ウェルスナビの特徴
    1-1.長期的な資産形成ができる
    1-2.運用の手間を軽減できる
    1-3.リスク分散ができる
    1-4.ある程度まとまった資金が必要
    1-5.手数料がかかる
  2. ウェルスナビの平均利回り・運用実績
  3. 長く利用するほど手数料が安くなる「長期割」もある
  4. まとめ

1 ウェルスナビの特徴

運営企業 ウェルスナビ株式会社
代表者‎ 柴山和久
住所 東京都渋谷区渋谷2-22-3 渋谷東口ビル9F
設立年月 2015年4月
資本金(資本剰余金含む) 52億6,045万円(資本剰余金含む)※2020年3月27日現在
自己資本規制比率 366.7%(2019年6月末)
※自己資本規制比率は企業経営の健全性を表す重要な財務指標で、金融商品取引業者は、この自己資本規制比率が120%を上回るよう努めることが義務付けられています。
登録番号 関東財務局長(金商)第2884号
事業内容 金融商品取引業
口座申込み件数 31万口座を突破(2020年6月4日時点)
預かり資産額 2600億円を達成(2020年7月9日時点)
ポートフォリオ診断 0円(無料)
運用手数料 3,000万円を超えるまで年率1.0%(税抜き)
3,000万円を超える部分は年率0.5%(税抜き)

【長期割(手数料が最大0.90%(年率)まで割引に)】
50万円~200万円未満:6か月毎に0.01%割引
200万円以上 :6か月毎に0.02%割引

最低投資金額 10万円
自動積立金額 1万円から
特定口座(源泉徴収あり) 選択可能(特定口座の場合は、確定申告が不要)
リスク許容度別リターン(円建て) 【リスク許容度1】参考リターン +9.5%
【リスク許容度2】参考リターン +11.6%
【リスク許容度3】参考リターン +11.5%
【リスク許容度4】参考リターン +11.9%
【リスク許容度5】参考リターン +10.9%
※ウェルスナビがサービスを開始した2016年1月に100万円、その翌月から2020年4月まで毎月3万円ずつ積み立てながら投資した場合のもの。

ウェルスナビはETF(上場投資信託)投資などを中心とする長期投資に向いた資産運用サービスです。

ロボアドバイザーのタイプは、「アドバイス型」と「投資一任型」の2種類に大きく分かれます。アドバイス型のロボアドバイザーは、利用者ごとの固有の条件や投資環境に応じた資産運用プランを提供してくれますが、実際の運用自体は利用者自身の手で行う必要があります。

一方、ウェルスナビのような投資一任型のロボアドバイザーは、資産運用の最適なプランを提供してくれるのに加え、実際の運用面では金融商品の発注、運用中の資産配分最適化などを一部自動で行ってくれます。

それではウェルスナビのメリットやデメリットを含めた特徴を見ていきましょう。

1-1 長期的な資産形成ができる

ウェルスナビの基本的な運用方針は、「長期的な資産形成」です。そのため株式投資やFXのように短期間で大きな利益を上げたい方には向きません。ウェルスナビにおける資産運用は、10~30年など長期間にわたって少しずつ利益を積み上げ、結果的に大きな資産形成を目指すものです。

長期的な資産運用は、その間の経済や景気の動向により収益が上がらない時期もありますが、投資を継続することで景気が回復した時期にはまとまった資産を築き上げることが期待できます。

ウェルスナビは、結婚資金や子供の教育資金、また、住宅資金や老後の生活資金など、特定の目的でまとまった資産を作りたい方に向いた資産運用サービスとなっています。

1-2 運用の手間を軽減できる

ウェルスナビは、投資一任型のロボアドバイザーです。前述した通り、投資一任型は各利用者の資産状況や投資環境に応じて最適な資産運用プランを提案してくれ、さらに運用面の一部自動化が図られています。

そのため、仕事や勉強が忙しく資産運用を自分で行う暇がない会社員・主婦・学生の方、あるいは、投資に慣れていない初心者の方などに向いたサービスといえるでしょう。

なお、ウェルスナビのウェブサイトでは、利用者に最適なポートフォリオを提案してくれる無料診断をいつでも受けることができます。メールアドレスを登録して必要書類を用意すれば口座開設手続きも簡単にでき、最短2営業日でウェルスナビを始められます。

1-3 リスク分散ができる

ウェルスナビにおける「長期投資」は、長期にわたり少しずつ資産を増やしていく手法であり、投資のリスクを時間的に分散する効果があります。

特定の一時期にまとめて投資を行う場合、その後に相場価格が下落すれば大きな損失を受けることになります。それを防ぐには、毎月一定の金額分を継続して購入するなど、投資のタイミングを分散させることで損失回避が期待できます。ウェルスナビの投資法も長期にわたり継続して行う手法であるため、リスクの分散が可能となっています。

また、ウェルスナビは世界約50カ国の金融商品を投資対象とし、リスクを地理的にも分散しています。

投資対象が特定の国や地域に集中し過ぎていると、その国や地域の政治・経済事情の影響を大きく受けやすく、投資リスクも高くなります。そのため、投資対象は地理的に分散させることが重要となり、ウェルスナビでは世界約50カ国、1万1,000以上の豊富な銘柄に分散投資を行っています。

さらに、ウェルスナビでは米国株・日欧株・新興国株・米国債券・物価連動債・金・不動産など、投資商品の分野・種類を広く分散させているため、保有株式が下落しても保有債券が上昇してカバーするなどリスクを最小限に抑えるよう図っています。

「投資はしてみたいが大きなリスクは負いたくない」「できるだけ安心・安全に資産運用がしたい」という安全運用の志向が強い方にも向いているでしょう。

1-4 ある程度まとまった資金が必要

ウェルスナビは最低投資金額10万円、積立は1万円から始めることができます。一方、他の投資一任型ロボアドバイザーの最低投資金額は、株式会社お金のデザインが運営する「THEO(テオ)」は1万円、マネックス証券が運営する「マネラップ」は1,000円と、より低額から始められるサービスもあります。

また最近では、ポイント投資など現金を使わずに投資を始めることができる様々なサービスも増えてきています。そのため、余裕資金がない方や投資初心者の方が始めるには、ウェルスナビの最低投資金額がハードルとなる場合もあるでしょう。

なお、ウェルスナビでより少額の投資を行いたい場合は、ポイント投資サービスである「ネオモバ」のユーザー向けに特化させた「WealthNavi for ネオモバ」なら1万円から始めることができるので、検討してみると良いでしょう(※「WealthNavi for ネオモバ」は、ポイント投資ではなく現金投資です)。

1-5 手数料がかかる

ウェルスナビの利用手数料は、年率で預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別)となっています(3,000万円以内の場合)。

預かり資産額 手数料
3,000万円以内 年率1.0%(税別)
3,000万円を超える部分 年率0.5%(税別)

投資信託の運用コストである信託報酬は商品により様々ですが、年率で預かり資産の1%より安い商品も提供されています。また、ユーザーが自分で株式投資やFXを行うとすると、運用方法にもよりますが、さらにコストを下げることができる場合もあります。

ただ、ウェルスナビでは運用の手間を省いてくれることもあり、投資初心者の方や時間的な余裕がない方にとってはメリットを感じることができるでしょう。

2 ウェルスナビの平均利回り・運用実績

ウェルスナビの運用実績を見てみましょう。以下は、ウェルスナビのサービスが開始されたスタート時点(2016年1月19日)で100万円、その翌月から毎月3万円ずつ2020年4月末まで積立投資した場合の運用実績です。

2016年1月から2020年4月までのウェルスナビの運用利回り・実績(円建て)

ウェルスナビの運用利回り・実績(円建て)
リスク
許容度
累積元本額
(円)
資産評価額
(円)
リターン
1 253万 277万 +9.5%
2 253万 282万 +11.6%
3 253万 282万 +11.5%
4 253万 283万 +11.9%
5 253万 281万 +10.9%

2016年1月から2020年4月までのウェルスナビの運用利回り・実績(ドル建て)

ウェルスナビの運用利回り・実績(ドル建て)
リスク
許容度
累積元本額
(ドル)
資産評価額
(ドル)
リターン
1 2.25万 2.60万 +15.7%
2 2.25万 2.65万 +17.9%
3 2.25万 2.64万 +17.8%
4 2.25万 2.65万 +18.2%
5 2.25万 2.63万 +17.2%

ウェルスナビには、利用者のリスク許容度に応じて5段階のレベルが設定されています。ローリスク・ローリターンの「リスク許容度1」からハイリスク・ハイリターンの「リスク許容度5」まで5通りのポートフォリオが提供され、運用実績や利回りはリスク許容度により異なってきます。

また、ウェルスナビは海外ETF(上場投資信託)を投資対象としていることから、資産価値の変化をそのまま算定した数値が「ドル建て」、ドル建ての評価額に為替レート変動の影響を加味した数値が「円建て」となります。

上記の算出により、ウェルスナビの年率平均利回り(※)はドル建てで3.46~3.98%、円建てで2.14~2.66%(いずれも2020年4月末時点)となっています。

※「年率の平均利回り」は、ウェルスナビがウェブサイトで公開している「通算リターン率」に、通算運用期間である2016年1月19日〜2020年4月末までの日数を分母とし、1年(365日)を分子とした数値を累乗して出したものです。

3 長く利用するほど手数料が安くなる「長期割」もある

ウェルスナビの利用手数料は年率で預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別)ですが、割引特典もあります。運用期間と運用金額に応じて、最大0.90%まで手数料が割り引かれます。

例えば預かり資産額が3,000万円を超える部分については、年率0.5%と安くなります。また、50万円以上で運用を続けると6ケ月ごとに手数料の割引率が拡大し、最大で年率0.9%まで安くしてくれる「長期割」があります。さらに200万円以上で運用すれば6ヶ月ごとに0.02%割り引かれます。

運用金額 割引幅
50万円~200万円未満 6か月毎に0.01%割引
200万円以上 6か月毎に0.02%割引

運用金額が50万円以上なら、手数料は最短5年目以降に0.90%になり、200万円以上なら2.5年目以降で最大割引率に達することになります。

4 まとめ

他のロボアドバイザーを見るとウェルスナビよりも最低投資金額が低く、始めやすいサービスもあります。一方、分散投資によりリスク低減を図りながら高利回りを達成している点がウェルスナビの大きな特徴と言えるでしょう。さらには運用の手間も省いてくれるので、仕事で忙しい方や投資知識のない方でも気軽に運用を続けられるのもメリットになります。

なお、ご紹介したウェルスナビの運用実績は将来のリターンを保証するものではなく、元本を割り込む可能性があることも留意しておきましょう。

この記事を参考に、ロボアドバイザーによる資産運用に興味が湧いた方は、サービスの特徴やリスクなどをよく比較した上で、ご自身の投資方針に最も合ったサービスを検討しましょう。

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