「ポイ活」とは?メリット・デメリットやおすすめサービスの紹介も

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毎日の買い物や旅行、食事、そして各種サービスの利用などでポイントを貯めて使う機会が増えています。貯まったポイントは商品と交換したり、投資に回したりするなどの有効活用ができる一方で、不要なものまで購入することもあるため、その活用方法には注意も必要です。

そこでこの記事では、「ポイ活」のメリットやデメリットのほか、おすすめのポイントサービスなどを詳しくご紹介します。ポイ活について知りたい方や、賢くポイ活を行いたい方は参考にしてみてください。

目次

  1. ポイ活とは
  2. ポイ活のメリット
    2-1.ポイントが貯まる
    2-2.貯めたポイントを有効活用できる
    2-3.自分の消費行動を見直すきっかけになる
  3. ポイ活のデメリット
    3-1.不要な買い物、サービスの加入をすることがある
    3-2.費用がかかる場合がある
    3-3.営業メール・営業電話に悩まされる場合がある
  4. ポイ活を賢く行う方法
    4-1.よく利用するお店やショッピングサイトを整理する
    4-2.パソコンやスマホを活用する
    4-3.知人の勧誘は節度を持って行う
  5. おすすめのポイ活サービス
    5-1.Tポイント
    5-2.dポイント
    5-3.楽天ポイント
    5-4.LINEポイント
    5-5.QuickPoint
  6. まとめ

1 ポイ活とは

ポイ活とは、「ポイント活動」の略称で、ポイントを効率的に貯めて上手に活用することをいいます。買い物やレジャー・旅行など、日常生活でポイントを貯める機会は多くあります。

例えばコンビニでお弁当を買う際に、コンビニが提携しているポイントカードを持っていれば、支払額に応じてポイントが付与されます。そのポイントを効率的に貯めて、上手に活用していくことがポイ活になります。

なお、お店で直接購入してもポイントは付きますが、ポイントサイトを経由して購入することで、お店とポイントサイト両方のポイントを貰えるケースもあります。さらにポイントを使用する場合でも、現金に交換するより商品や他のポイントに交換したほうが良い場合などもあります。

このようにポイ活は、ポイントを単純に「貯めて」「使う」だけではなく、効率的に貯めて、賢く活用することを意味しています。

2 ポイ活のメリット

次に、ポイ活にはどのような利点があるのか、ポイ活のメリットについて見ていきましょう。

2-1 ポイントが貯まる

ポイ活では工夫次第でポイントを効率的に貯めていくことができます。例えば、大きな買い物をする前にクレジットカードを作成しておくと、その支払いにクレジットカードを利用すれば、お店のポイントとクレジットカードのポイントの両方を貰うことができます。

一方、現金で購入した場合は、そのお店のポイントが付くのみとなります。ポイントを効率よく貯めたい場合は、スマホ決済やクレジットカードなどの電子決済で支払う方法を検討するのもおすすめです。

2-2 貯めたポイントを有効活用できる

貯めたポイントは、おもに以下のような使い道(利用方法)があります。

  • 商品と交換する
  • 他のポイントと交換する
  • マイル(JAL、ANAなど)に交換する
  • 現金と交換する

ポイントは、自分がよく利用するお店の商品やサービスと交換するなど、ご自身の利用状況にマッチした使い方をすることが大切です。

2-3 自分の消費行動を見直すきっかけになる

ポイ活を行っていると、自身の消費行動を見直す習慣が付くこともあります。

例えば、付与されたポイントを見直すことで、その買い物やサービスが本当に必要だったかを振り返るきっかけになります。今後は、「無駄な消費を抑えよう」「安くて良いモノを選んで購入しよう」などのコストパフォーマンスや節約を意識して買い物ができるようになります。

また、ポイント重視で買い物をする場合、ポイントがより多く付与される店やサイトで商品を購入するようになります。目的もなく買い物をする場合に比べて、リターン重視で商品選びをする行動は、投資や資産運用の考え方にも似ています。

ポイ活は、このように普段の買い物から金融リテラシーを養うことにも繋がります。

3 ポイ活のデメリット

一方、ポイ活では次のようなデメリットにも注意することが大切です。

3-1 不要な買い物、サービスの加入をすることがある

ポイ活を行っていると、ポイントを貯めるのに熱心なあまり、不必要なものまで購入する場合もあります。本来のポイ活は、普段の買い物をより便利でお得にすることが目的なので、経済的でない使い方には注意が必要です。

3-2 費用がかかる場合がある

各ポイントサービスに登録して会員になると、一定のポイントがもらえるポイントサイトもありますが、中にはクレジットカードなど年会費が発生する場合もあります。

無闇に年会費のかかるサービス会員になると、貰えるポイント以上に出費が発生することもあるので、手数料や年会費などの費用については事前によく調べておくことも大切です。

3-3 営業メール・営業電話に悩まされる場合がある

アンケートに答えるだけでポイントが貰えるサービスもありますが、その際、電話番号やメールアドレスなどの連絡先の入力を求められ、営業用のメールや電話が頻繁に来て悩まされる場合があります。

ポイントサービスの会員になる際は、利用規約やメール・広告配信の有無などにも気を配ることが重要です。

4 ポイ活を賢く行う方法

ポイ活を賢く行うには、①よく利用するお店やショッピングサイトを整理する、②パソコンやスマホを活用する、③知人の勧誘は節度を持って行うことが大切です。それぞれ見ていきましょう。

4-1 よく利用するお店やショッピングサイトを整理する

ポイ活では無駄な買い物を省き、さらにポイントを効率的に貯めることが重要になります。

そこでまずは、よく利用するお店やショッピングサイトを整理してみましょう。ポイントで交換したい商品のために、日常的に使っているお店まで変えるとかえって不便になることもあるので、ご自身の利用状況の確認が大切です。

次に、その中で貯められるポイントや交換できる商品を確認し、利用頻度に応じて目標ポイント数を決めるのがおすすめです。

4-2 パソコンやスマホを活用する

ポイントは、ポイントカードがあれば貯めることはできますが、効率的に貯めるならスマートフォンやパソコンが必要になる場合もあります。

ポイントサイトに登録すれば、ネットショッピングなどでもポイントを貯めることができます。さらに、ツイッターやインスタグラムなどSNSを使うと、お得な情報をいち早く収集でき、SNS限定のポイントキャンペーンにも参加できる場合もあります。

貯まったポイントを使う際にも、スマホ等からポイントサイト経由で好きな商品に交換することも可能です。

4-3 知人の勧誘は節度を持って行う

知人・友人を紹介するとポイントを貰えるサイトがありますが、勧誘行為が度を越えないように節度を保って行うことも重要です。自分にとってはお得なサービスが、他人にとっても同じとは限りません。購入スタイルや消費行動は千差万別ということも意識しておきましょう。

5 おすすめのポイ活サービス

それでは、ポイ活で人気のメリットサービスをご紹介します。

5-1 Tポイント

Tポイントは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する共通ポイントサービスです。Tポイント提携先の店舗や施設、Tポイント提携先のネットサイトで商品・サービスを購入・利用すると、利用金額に応じてポイントが貯まります。

  • 会員数:7,014万人(2019年11月末時点)
  • 提携先:TSUTAYA・ファミリーマート・ガスト・吉野家・毎日新聞・ソフトバンクなど

利用金額に対する付与ポイント数は、それぞれの提携先により異なりますが、利用金額100~200円で1ポイントが付与されます。

また、貯まったポイントは、1ポイント=1円相当として、提携先での買い物やサービス利用に使うことができます。さらに、Tポイントを使って株式投資ができる「ネオモバ」などのサービスもあります。

ポイ活では、ポイントを効率的に貯めて、上手に利用することが重要です。その意味でTポイントは提携先の数や業種が多いため、これからポイ活を始めようとする方にも向いています。

5-2 dポイント

dポイントは、ドコモが提供している共通ポイントサービスです。dポイントは、ドコモの携帯使用やdポイント加盟店の利用、ドコモのサービスサイトであるdマーケットの利用、クレジットカードであるdカード(dカード、dカード GOLD)を使った支払いなどで貯めることができます。

  • 会員数:7,015万人(2019年4月26日末時点)
  • 提携先:ローソン・ファミリーマート・マツモトキヨシ・ライフ・Amazonなど

また、dポイントはドコモのユーザーでなくても使える共通ポイントになります。初期費用や年会費などは無料で、利用する際にも費用はかかりません。利用金額に対する付与ポイント数は、それぞれの提携先により異なりますが、サービス利用料100~200円につき1ポイントが貰えます。

また、預かり資産額に応じてdポイントがもらえる資産運用サービス「THEO(テオ)+ docomo」もあります。dカードがあれば、おつりを自動的に積み立てる「おつり投資」も利用できます。

貯めたdポイントは、ドコモの携帯電話料金の支払いやドコモ商品の購入代金に充てることができます。また、dポイント加盟店やd払い加盟店での買い物に、1ポイント=1円で使うことができます。さらに、dポイントを使って投資ができるNTTドコモ運営の「ポイント投資」などのサービスも用意されています。

5-3 楽天ポイント

楽天スーパーポイントは、楽天グループが運営するサービスポイントで、楽天市場・楽天ブックスでの買い物や楽天トラベルを使った旅行などでポイントが貯まるサービスです。

提携先での買い物では、楽天カードの提示により100~200円あたり1ポイントが付与されます。

  • 会員数:1億人超
  • 提携先:楽天市場・ファミリーマート・松坂屋・マクドナルド・ロイヤルホストなど

貯まったポイントは、楽天グループやその加盟店での買い物・サービス利用などで1ポイント=1円相当として利用することができます。さらに、楽天スーパーポイントで投資信託や国内株式が購入できる楽天証券提供の「ポイント投資」サービスなども人気です。

5-4 LINEポイント

LINEポイントは、LINEサービスの利用や買い物などで貰えるポイントサービスです。LINEゲーム、ビデオ、アプリ、買い物などのサービスを利用することでポイントが貰えますが、付与率は各サービスにより異なります(例:買い物では利用料金の0.5~20%)。

  • 会員数:8,900万人(2018年6月時点)
  • 提携先:楽天市場・ユニクロオンラインストア・ふるさと納税サイト(ふるなび)・WOWOWなど

貯まったポイントは、1ポイント=1円で、LINEショッピングやLINEギフト、LINEストア、LINEトラベルなどLINE関連のサービスで使うことができます。また、ポイントは、Amazonギフト券やdポイント、nanacoポイントなどギフト券や別のポイントに交換することも可能です。

また、貯めたLINEポイントを証券口座への入金に充当して株式や投資信託を購入することができる「LINE証券」というサービスもあります。貯まったポイントでの投資・運用に興味のある方や、本格的に投資を始める前の勉強したい方、現金を使わずに投資を始めてみたい方などにとっては大きなメリットがあるでしょう。

5-5 QuickPoint

QuickPointは、ソフトバンクグループのベクターが運営するスマホ専用のポイントサービスです。QuickPointは他の共通ポイントサービスとは異なり、付与されるのがPayPayボーナスのみであるため、PayPay利用者向けのサービスといえます。

  • 会員数:1,250万人(2019年10月時点)
  • 提携先:快適生活オンライン・楽天toto・豊洲市場ドットコム・Yahooショッピングなど

PayPayボーナスの貯め方は、ネットショッピングやアプリのダウンロードなど他のポイントサービスと同じです。付与率は利用する各サービスでそれぞれ異なり、付与されたPayPayボーナスは、自動的にPayPay残高に送られ、買い物等の決済に使うことができます。

6 まとめ

ポイ活は、ポイントを貯めて上手に活用することですが、どのポイントを利用するかは各利用者の環境や条件によって異なります。家や職場の近くに頻繁に利用するお店があったり、よく利用するショッピングサイトが決まっていたりする方は、提携しているポイントサービスの有効活用を検討してみてください。

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