dカード GOLDの家族カードは本会員と同等のサービスを受けられるクレジットカードです。dポイントを有利に貯めることができる上、旅行保険や携帯電話補償などの付帯サービスも充実しており、本会員と変わらず利用できるメリットの多い家族カードとなっています。
この記事では、dカード GOLDの家族カードを検討している方向けに、カードの特徴やメリット・デメリット、使い道、注意点、申し込み方法について詳しくご紹介するので、参考にしてみてください。
※本記事は2023年8月時点の情報をもとに執筆しています。最新情報はご自身でもご確認の上、ご判断下さい。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- dカード GOLDの家族カードの特徴
1-1.dカード GOLDの家族カード - dカード GOLDの家族カードのメリット・dポイントの使い道
2-1.家族カードでもポイントが貯まりやすい
2-2.貯まったポイントの使い道が豊富
2-3.保険などの付帯サービスも充実
2-4.携帯電話の紛失や盗難などを補償 - dカード GOLDの家族カードのデメリット・注意点
3-1.家族カードが対象外のサービスもある
3-2.ドコモユーザー以外だとメリットが少なくなる
3-3.dカード GOLDの家族カードの注意点 - dカード GOLDの家族カードの申込方法
- まとめ
1 dカード GOLDの家族カードの特徴
dカード GOLDの家族カードは、dカード GOLDの会員が申し込むことによって発行できる家族会員専用のクレジットカードです。
家族カードとは、クレジットカードの契約者である本会員の家族を対象に発行されるクレジットカードで、クレジットカードの審査に通過している本会員の信用情報を基に発行されるため、本会員の信用情報に大きな問題が無い限り、主婦や学生などの収入のない家族でも作りやすいカードとなっています。
また、クレジットカード会社の多くは家族カードを発行しており、年齢などの申し込み要件を満たしていれば、基本的に本会員と同じステータスのクレジットカードが家族カードとして発行されます。しかし、発行された家族カードで受けられるサービスなどはカード会社によって異なるため、この点はカード会社やカードのステータスごとに事前確認しておくことが重要です。
1-1 dカード GOLDの家族カード
dカード GOLDは年会費11,000円(税込)がかかりますが、dカード GOLDの家族カードは1枚目が年会費無料、2枚目以降は年会費1,100円(税込)で利用することができます。
家族カードは本会員と同じステータスのゴールドカードで発行されるため、本会員と同等のサービスを利用できる点が大きな特徴です。例えば、本会員と同様にdポイントを貯めることができ、ドコモ携帯の補償や旅行保険などの付帯サービスも利用できます。
なお、家族カードの利用代金はdカード GOLDの本会員に一括で請求されます。そのため、家族カードの利用分だけを別の家族の口座から引き落とすことはできません。
また、家族カードは本会員の信用情報に基づいて発行されるため、個別の家族カードごとに利用限度額は設定されておらず、本会員の利用限度額内での利用となります。
例えば、本会員のショッピング利用限度額が100万円の場合、本会員のカードと家族カードを合わせて100万円まで利用可能となるので、家族カードで50万円利用した場合、本会員は100万円-50万円=50万円まで利用可能となります。
2 dカード GOLDの家族カードのメリット・dポイントの使い道
dカード GOLDの家族カードは様々なサービスを利用できるメリットの多いカードです。こちらでは、メリットや貯まったdポイントの使い道について確認してみましょう。
2-1 家族カードでもポイントが貯まりやすい
dカード GOLDの家族カードはdポイントを貯めやすいのが特徴で、本会員と同様に家族カードやIDの利用で100円につき1ポイント貯まる仕組みとなっています。
通常時のポイント還元率は1%となっていますが、dカード特約店での利用や「dカード ポイントモール」を経由したネットショッピングの場合、さらに多くのポイントを獲得することも可能で、最大10%を超えるポイント還元を受けられます。
また、dカード GOLDの家族カードは本会員と同様に「dポイントクラブご優待」が適用され、ドコモの携帯電話や「ドコモ光」を利用している場合、利用料金の10%がポイント還元されるので、特にドコモユーザーにとって大きなメリットがあります。
※ahamoを除くドコモケータイ料金及びドコモ光ご利用料金をさします。
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント
※端末等代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外。
2-2 貯まったポイントの使い道が豊富
dカード GOLDの家族カード利用等で獲得したdポイントはまとめて本会員に付与されますが、dアカウントを持っているとポイント共有の手続きを行うことで家族カードの利用者もポイント利用が可能になります。
貯まったポイントは1ポイント1円として加盟店での買い物などで利用でき、マクドナルドやローソンなどの店舗のほか、アマゾンやメルカリなどのネットショッピングでも利用することができます。また、ドコモユーザーの場合、貯まったdポイントを携帯料金への充当やドコモ商品との交換に利用することも可能です。
その他、dポイントを投資できるサービスとして、資産運用プランの提案から金融商品の発注などを行ってくれるロボアドバイザーの「THEO+docomo」や、SMBC日興証券が提供する企業紹介の記事やマーケット情報を読みながらそのまま株を購入できる「日興フロッギー」があります。
これらの投資サービスは余ったポイントを投資に活用できるだけでなく、投資に活用したdポイントは現金として運用されるため、間接的に現金化が可能になる副次的なメリットもあります。通常は買い物などの利用に限定されてしまうdポイントですが、すぐに使う予定の無いポイントは投資に回しておくのも一つの選択肢と言えるでしょう。
ただし、家族カードで貯めたメイン口座のポイントは活用できますが、請求先と運用口座の名義が異なる家族カードを積立設定したりすることはできません。贈与とみなされ納税が必要となる場合があるため注意しましょう。
【関連記事】THEO+docomoの評判は?メリット・デメリットや手数料・始め方も解説
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2-3 保険などの付帯サービスも充実
dカード GOLDの家族カードは、本会員の特典である旅行保険や買物保険が付帯されている点もメリットの一つです。海外旅行の場合、旅行代金を家族カードで支払うと最大1億円の補償となっており、その他の場合でも最大5千万円の補償を受けることができます。
国内旅行については、家族カードを利用した交通機関の遅延や事故、宿泊施設などでのトラブルに対して補償がついており、これらによって生じた損害や傷害が最大5千万円まで補償対象です。
また、dカード GOLDの家族カードを利用した買い物については国内外問わず全てが「お買物あんしん保険」の対象となっており、モバイル機器やメガネなどの一部の補償対象外の商品を除いて年間300万円を限度に補償されます。
2-4 携帯電話の紛失や盗難などを補償
dカード GOLDの家族カードでは、携帯電話の紛失や盗難などを補償してもらえる「dカードケータイ補償」というサービスを利用することができます。
なお、この適用はドコモユーザーに限られ、購入から3年以内に発生した偶然による紛失や盗難、故障による全損が対象となります。なお通常のdカードでも付帯していますが、購入後1年以内と期間が短めに設定されています。
紛失などによって利用できなくなった携帯端末を新たに同一機種・同一カラーで購入する際に利用できるサービスで、新端末の購入金額または頭金および事務手数料のうち最大10万円分が補償される仕組みとなっています。
ただし、新端末の購入の際にはdカード GOLDの家族カードを利用することが条件となっており、カード利用代金の請求額から補償金額を直接減額する方法によって補償されます。
3 dカード GOLDの家族カードのデメリット・注意点
dカード GOLDの家族カードには多くのメリットもありますが、デメリットや注意点なども存在します。こちらでは、家族カードのデメリットや利用時の注意点などをご紹介します。
3-1 家族カードが対象外のサービスもある
dカード GOLDの家族カードは本会員と同様に多くのサービスを受けられますが、「dカード GOLD年間ご利用額特典」における特典進呈の対象外となる点には注意が必要です。
「dカード GOLD年間ご利用額特典」とは、dカード GOLDの本会員限定のサービスで、前年の年間カード利用額に応じてショッピングなどで利用できる電子クーポンがもらえます。
前年の年間カード利用額が税込100万円以上200万円未満の場合、11,000円相当の電子クーポンが進呈され、200万円以上だと22,000円相当の電子クーポンが進呈されるサービスです。なお、年間の利用額の判定には、家族カード会員様の利用分も含められるため、家族の決済をまとめて特典を受けやすくできるという点はメリットです。
3-2 ドコモユーザー以外だとメリットが少なくなる
dカード GOLDの家族カードのメリットは、ドコモユーザー以外の場合、少なくなる点に注意が必要です。
例えば、ドコモの携帯電話や「ドコモ光」を利用している場合、利用金額の10%がポイントで還元される「dポイントクラブご優待」は、携帯電話料金や光回線の料金に対してポイントが還元されるサービスですが、ドコモの携帯電話や「ドコモ光」を利用しているドコモユーザーにのみ適用されます。
携帯電話の紛失や盗難などを補償してくれる「dカードケータイ補償」についても同様で、ドコモユーザー以外の場合、その恩恵を受けられません。
ドコモユーザー以外でも、dアカウントを作成することで通常のショッピングなどのポイント還元を受けることができ、付帯されている旅行保険などのサービスも利用することはできますが、他のクレジットカードで済む場合もあります。
※ahamoを除くドコモケータイ料金及びドコモ光ご利用料金をさします。
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント
※端末等代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外。
3-3 dカード GOLDの家族カードの注意点
dカード GOLDの家族カードは1枚目が年会費無料、2枚目以降も税込1,100円と本会員よりも安い年会費で発行できます。しかし、発行できる家族カードの上限枚数は3枚までと決められている上、18歳以上の配偶者や子供、両親のみの申込となる点に注意が必要です。
また、家族カードも本会員と同様にETCカードを発行することができますが、入会申込と同時にETCカードを申し込むことはできません。そのため、ETCカードを利用する場合、家族カードが発行されてから別途ETCカードの申込手続きが必要になります。
このほか、dカード GOLDの家族カードはサービスを利用するために必要な手続きがあります。まずは、家族カードと利用しているドコモの携帯電話番号やdポイント利用者情報との紐付け作業です。
家族カードが手元に届いても、利用している携帯電話番号やdポイント利用者情報との紐付けが行われていない場合、「dポイントクラブご優待」をはじめとするポイントサービスなどを受けることができません。
そのため、dカードのサイトから発行された家族カードと携帯電話番号およびdポイントクラブ利用者情報の登録手続きが必要になります。
次に、本会員に付与されるポイントを家族カードの利用者が共有するための手続きです。この手続きをしていない場合、本会員以外の家族カード利用者がポイントを利用できないため、電話やドコモショップでのポイント共有手続きが必要になります。
この2つの手続きを行わない場合、家族カードを申し込んでも特典やサービスを利用できないので、家族カードが発行された後は優先的にこれらの手続きを行う必要があります。
4 dカード GOLDの家族カードの申込方法
dカード GOLDの家族カードを申し込む方法は以下の3つがあります。
- dカードサイトでの申し込み
- 入会申込書の提出
- ドコモショップでの申し込み
dカードサイトでの申し込みと入会申込書の請求は、dカードのサイトにアクセスし、ページ下部からdカードサイトでの申し込みと入会申込書の請求ができるようになっています。
dカードサイトで申し込む場合、「家族カードのお申込み」を選択し、入会申込書を請求する場合、家族カード入会申込書(郵送)と記載された「資料請求」を選択することで手続きは可能です。
最初にdカード GOLD本会員のdアカウント入力画面が表示され、その後は画面の指示に従って進めることで申し込みや資料請求の手続きが完了します。申し込みに際して不明な点がある場合は店頭のドコモショップでも申し込みができるため、アドバイスを受けながら申込手続きを行うことも可能です。
まとめ
dカード GOLDの家族カードは、特にドコモユーザーにとってメリットの多いクレジットカードとなっているため、例えば、家族が既にdカード GOLDの本会員となっている場合などに向いています。
ただし、ドコモユーザー以外の場合、他のクレジットカードの家族カードと比較するメリットがあまり変わらない可能性もあるので、特典やサービス内容などをしっかりと確認した上で申込の検討を行うことが大切です。
HEDGE GUIDE 編集部 クレジットカードチーム
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