ロボアドバイザーはどれがいい?8社の評判・実績や手数料を比較

ロボアドバイザーは、資産運用のプロやAIなどを活用しながら自動で資産運用を行えるサービスです。少額投資も可能なので投資経験のない方でも手軽に挑戦できる一方、各社が様々なサービスを提供する中、どのロボアドバイザーを選べばいいのか判断に迷う方もいるでしょう。

そこでこの記事では、ロボアドバイザーを提供している主要8社の評判、手数料、実績、投資対象について詳しくご紹介します。ロボアドバイザーを選ぶポイントについても解説するので、ロボアドバイザーを利用した投資を検討している方はご参考ください。

※本記事は、2022年1月31日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. ロボアドバイザーとは
  2. ロボアドバイザー8社の評判、手数料、実績、投資対象等を徹底比較
    2-1.ウェルスナビ
    2-2.THEO+ docomo
    2-3.SUSTEN
    2-4.投信工房
    2-5.楽ラップ
    2-6.ザ・ハイブリッド
    2-7.ダイワファンドラップオンライン
    2-8.FOLIO ROBO PRO
  3. ロボアドバイザーの評判
  4. ロボアドバイザーを選ぶポイント
  5. まとめ

1 ロボアドバイザーとは

ロボアドバイザーとは、資産運用のアドバイスや投資家に代わって実際の運用なども行ってくれるサービスです。サービスを提供している企業がこれまで培ってきた運用実績やプロの投資家の投資手法などをデータ化し、AIが投資家ごとのリスク許容度などを判断した上で、最適なポートフォリオ(資産配分)の提案や実際の運用などをしてくれます。

ロボアドバイザーの種類は、サービスの内容によって「助言型(アドバイス型)」と「投資一任型」の2つに分かれます。助言型は主に提案だけを行ってくれるサービスで、投資家ごとのリスク許容度を診断し、最適なポートフォリオを提案してくれますが、その先の投資は投資家自身が判断して行います。

一方、投資一任型は助言型と同様に最適なポートフォリオの提案まで行った後、投資一任契約に基づいて提案した内容で実際に運用まで行ってくれます。

助言型と投資一任型でサービスの内容は異なりますが、投資家ごとのリスク許容度に合わせた投資を商品選定などの手間をかけず実践することができ、サービスによっては積立で少額からの投資も可能なので、投資初心者の方でも資産運用を行いやすい点が大きな特徴です。

ただし、プロやAIの運用方針などを取り入れたとしても、利益が出る保証などはなく、相場状況やポートフォリオの内容によっては元本割れが発生する可能性もあります。

また、ロボアドバイザーは基本的に長期間での運用を想定しているため、短期間では運用成果が出にくい点もデメリットの一つとして認識しておく必要があります。

2 ロボアドバイザー8社の評判、手数料、実績、投資対象等を徹底比較

ロボアドバイザーはサービスを提供している各社でそれぞれ手数料や投資対象などが異なります。以下は、ロボアドバイザーを提供している主要8社の手数料や投資対象などを一覧でまとめた表です。

サービス名 タイプ 運用手数料(税込) 投資対象 最低投資金額
ウェルスナビ 投資一任型 運用資産が3千万円以内1.1%、3千万円超部分0.55%(ETF保有コスト0.09~0.13%を別途負担) 米国に上場しているETF(上場投資信託)を通じて、米国株や日欧株、新興国株、債券、金などが投資対象 10万円
THEO+ docomo 投資一任型 資産運用の時価評価額3千万円以内0.715~1.1%、3千万円超部分0.55% 海外ETFを通じて外国株式や外国債券、金などが投資対象 1万円
SUSTEN 投資一任型 利益が出たときのみ発生するプロフィットシェア型の手数料体系で、利益に対して1.1/6~1.1/9の割合(運用する投資信託の信託報酬として別途0.022%負担) 自社運営の投資信託を通じて先進国株や新興国株、国内外先物、債券等が投資対象 10万円
投信工房 助言型 無料(運用する投資信託の信託報酬等として運用資産の年率平均0.30%(税込、2022年7月2日時点)を別途負担) 松井証券が取り扱う投資信託を通じて様々な金融商品が投資対象 1万円(投信積立は100円から)
楽ラップ 投資一任型 固定報酬型は0.715%、成功報酬併用型は0.605%+運用益の5.5% 投資信託を通じて国内外の株式や債券が投資対象 1万円(※ネット完結コースの場合)
ザ・ハイブリッド 投資一任型 ネット完結コースは純資産総額に対して年率 税込0.96~1.02%程度、アドバイス担当者付きコースは年率 税込1.51~1.57%程度(2022年1月31日時点) 先進国株式や新興国株式、債券、国内外のREIT(不動産投資信託)等が投資対象 ネット完結コース1万円から
アドバイス担当者付きコース300万円から
ダイワファンドラップオンライン 投資一任型 契約資産の1.1%(投資信託の信託報酬等は別途必要) 投資信託を通じて先進国や新興国の株式、債券、REIT等が投資対象 1万円
FOLIO ROBO PRO 投資一任型 運用資産が3千万円以内1.1%、3千万円超部分0.55% 海外ETFを通じて先進国株式や新興国株式、債券、金などが投資対象 10万円

2-1 ウェルスナビ

一般社団法人日本投資顧問業協会のデータを基にしたネット専業のロボアドバイザーサービスに関する調査(2021年3月末時点)で、預かり資産および運用者数第1位のサービスです。

最近はテレビCMなどで目にする機会も多く、投資家の認知度も高いロボアドバイザーとなっており、サービス開始の2016年1月〜2021年12月までの間、+28.8%~57.7%の運用成果を上げています。

2-2 THEO+ docomo

THEO+ docomoはdocomoのサービスと連携して資産運用ができるロボアドバイザーサービスです。買い物や各種支払いにも使えるdポイントと連携すれば、運用資産額に応じて毎月dポイントがもらえるなど、効率良く資産運用を行うことができます。

サービス提供元である株式会社お金のデザインによると、2021年12月までの実績(年率リターン)は、3~10%程度となっています。

2-3 SUSTEN

SUSTENは日本で初めて完全成果報酬型の手数料体系を導入した資産運用サービスです。利益が出ていないときは運用報酬が発生しないほか、自動積立の設定も可能です。

運用実績はあまりないものの、運用商品となっている3ファンド(Redファンド、Greenファンド、Blueファンド)の1年間基準価額騰落率は、2021年10月時点で+23.5%、-3.4%、-4.8%となっています。

2-4 投信工房

投信工房は助言型ロボアドバイザーなので、実質的に負担する費用は投資信託の信託報酬等(最大0.37%)のみと、他サービスと比べて低コストで運用できる点が特徴です。

なお、投信工房は、助言に基づいて投資家が個人の判断で投資を行うサービスですが、リバランスの機能なども充実しているため、リスク管理をしながら主体的に投資したい方に向いています。

2-5 楽ラップ

事前の質問に答えることで最適な運用コースを提案する上、運用までしてくれる投資一任型のロボアドバイザーです。株式市場の大きな値動きがあったときに株式の投資比率を自動的に下げてくれる下落ショック軽減機能(DRC機能)があるため、リスクを軽減しながら運用できる点が特徴です。

2021年12月末時点での運用実績(年率リターン)は、運用コースによって6.7~18.4%となっています。

2-6 ザ・ハイブリッド

世界有数の金融グループであるフィデリティ証券が提供するロボアドバイザーです。ネットで全ての取引を完結するコースだけでなく、運用相談にも乗ってくれるアドバイス担当者付きの取引コースも用意されています。

組み入れ対象であるファンドラップ専用ファンドの基準価額を使って試算したポートフォリオごとの運用参考データによると、ポートフォリオの運用開始以降、1~17%程度の基準価額の上昇を期待できます(※あくまで試算データとなるため、実際の運用では異なる場合があります)。

2-7 ダイワファンドラップオンライン

ダイワファンドラップオンラインは大手証券会社の大和証券が提供する投資一任型のロボアドバイザーです。日本の投資一任サービスのパイオニアである大和証券が、15年間のノウハウを活かしたネット完結サービスとして提供しています。

なお、詳細な運用実績は公表されておらず、定期的に届く運用報告書で個人ごとの実績を確認することができます。

2-8 FOLIO ROBO PRO

2020年1月15日にサービス開始となっているロボアドバイザーです。従来型のロボアドバイザーは投資家ごとに最適なポートフォリオを提案する一方、FOLIO ROBO PROのポートフォリオは1つのみで、市場環境の動きに合わせて最適なものを随時提案してくれるのが大きな特徴です。

サービス開始(2020年1月15日)から2021年7月末までの運用実績は、+27.1%のリターンをマークしています。

3 各社のロボアドバイザーの評判

各社のロボアドバイザーには、以下のような意見や感想があります。

ウェルスナビ

  • 自分で投資している時は結果が出なかったが、ウェルスナビを利用してから利益が出るようになった
  • 手間がほとんどかからない
  • 手数料が投資信託やETFより高い

サービス開始以来、継続的に運用成果を上げていることもあり、手間をかけずに利益を出せる点が高く評価されています。一方、手数料が高いとの意見もあり、運用報酬以外に信託報酬などを実質的に負担する点がマイナス評価となっています。

THEO+ docomo

  • 1万円から手間をかけずに投資できるのはありがたい
  • 継続的に運用していたらdポイントがかなり貯まった
  • NISAなどの節税制度に対応していないのが残念

THEO+ docomoは、1万円と少額から投資できる点やdocomoのサービスと連携してdポイントを貯められる点が高評価です。一方、NISAやつみたてNISAなどの非課税制度を利用できない点をデメリットに上げる口コミもあります。

SUSTEN

  • 手数料は利益が出たときのみなのが嬉しい
  • 利益が出て初めて気づいたが、手数料は高め
  • 入金時の振込手数料も気になる

SUSTENは利益が出た時だけ手数料のかかる仕組みが、多くの方から評価されているポイントです。しかし、利益が出た際の手数料は意外と高いという声があるほか、入金の際に振込手数料を負担する点も不満に感じている利用者もいます。

投信工房

  • 運用は自分で行うものの、他のロボアドバイザーより手数料が安い
  • 100円から積立投資をできるので始めてみた
  • 商品の購入が少し面倒くさい

投信工房は助言型ロボアドバイザーのため、他の投資一任型ロボアドバイザーと比べて取引コストを抑えられる点が高く評価されています。また、少額から積立投資をできるので好評となっている一方、商品の購入などに手間がかかる点をデメリットとして挙げる方もいます。

楽ラップ

  • 運用手数料が他社より安く、2つの手数料コースを選べるのが嬉しい
  • 下落ショック軽減機能(DRC機能)によってリスク軽減を図れる点が良い
  • NISAなどの非課税制度を利用できないのは残念

楽ラップは固定報酬型と成功報酬併用型の2つのタイプの手数料を選択することができ、固定報酬型でも0.715%と他社と比べて安い手数料水準なのが高評価の理由となっています。

また、DRC機能によってリスク軽減を図れる点も高い評価を受けていますが、NISAやつみたてNISAなどの非課税制度が利用できないため、やや物足りなく感じているユーザーもいます。

ザ・ハイブリッド

  • 相談できる担当者付きのサービスもあるのが頼もしい
  • 世界的に信用のある資産運用会社で1万円から投資できる
  • 担当者付コースは利用してみたいが手数料の高さが気になっている

ザ・ハイブリッドは、運用相談できる担当者付きのコースが用意されている点や、運用会社の高い信用力のもとで少額から投資できる点が高評価です。

一方、担当者付コースは運用手数料が1.5%超、最低運用金額が300万円以上となっているため、気軽には利用しづらいとの声もあがっています。

ダイワファンドラップオンライン

  • 豊富な実績の下、充実したサービスを受けながら投資を任せられる
  • 大手だけど最低投資金額は1万円からと始めやすい
  • 他のロボアドバイザーより手数料が高い

ダイワファンドラップオンラインは、豊富な実績に裏付けられた信用力を高く評価する声が多く、サービスが充実している点を評価する利用者もいる一方、運用手数料や投資信託の信託報酬など負担する手数料が高いとの意見もあります。

FOLIO ROBO PRO

  • 新しいサービスなので興味本位に試したが、ちゃんと利益が出ていた
  • 自動でリバランスしてくれるのに、手数料は他社とあまり変わらない
  • ポートフォリオが1つだけなのは不安を感じる

FOLIO ROBO PROは、直近の運用成績が良い点や、AIの市場予測に基づいて頻繁にリバランスが行われる一方で手数料は他社と同じような水準であることを評価する声があります。

一方、提案されるポートフォリオは1つのみとなっており、投資家ごとに合わせた最適な運用提案の面で不安を感じる声もあります。

※いずれも個人の感想です。サービスに関してはご自身でもよくお調べの上、ご利用をご判断ください。

4 ロボアドバイザーを選ぶポイント

上記の通り、ロボアドバイザーの種類には、「投資一任型」と「助言型」の2タイプがあるため、自分の投資方針に合ったものを選ぶことが大切です。

例えば、時間の無い方や投資の手間が面倒と感じる方は投資一任型、プロの意見なども参考に自分なりの投資をしてみたいと思う方は助言型などが適しています。

また、投資に使える金額には個人差があるため、最低投資金額の確認も重要です。最低投資金額も各社で異なりますが、1万円から始められるサービスも多いので、特に投資初心者の方に向いています。

このほか、運用実績と手数料も選ぶ基準になります。過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありませんが、運用実績に応じた手数料が安いほど効率的に資産運用できます。

まとめ

ロボアドバイザーは各社から様々なタイプが提供されているものの、手数料、実績、投資対象などは選択コースや運用プランで大きく異なります。特に、手数料は表面上の運用手数料以外に投資信託の信託報酬などを実質負担するケースもあるため、ロボアドバイザー各社の詳細な情報を確認した上で判断を行うことが重要です。

ロボアドバイザーで投資をお考えの方は、上記でご紹介した各社の評判やロボアドバイザーを選ぶポイントなども参考にしながら、自分に合ったロボアドバイザーを検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム

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