野村證券、スマホ専用資産運用アプリ「NOMURA」開始。資産管理アプリ「OneStock」に機能追加も

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野村證券株式会社は5月10日、スマートフォン専用の新しい資産運用アプリ「NOMURA」の提供を開始した。資産運用に必要な「資産管理」「情報収集」「取引」の機能をまとめて実装し、スマホだけで快適な資産運用ができる。同社のオンラインサービスを契約済みのユーザーが対象。

資産運用を行なう際は、まず資産の現状を把握し、必要な情報を集め、売買を行なうという一連の行動が必要。同アプリはこの煩雑な一連の投資行動を、1つのアプリでサポート。取引はじめ投資情報の収集や資産管理もできる「忙しい人でも資産運用を楽しめる」機能をうたう。

取引は簡単な操作で行え、内容もわかりやすく確認できる設計。国内株式だけでなく、外国株式や国内外の債券、投資信託など同社に預けている資産状況をまとめて把握・管理。マーケット情報や保有資産に関連するニュースもアプリで確認できる。今後はユーザーの意見や感想を参考にサービスを随時拡充していく予定。同社の試算管理アプリ「OneStock(ワンストック)」や他のデジタルサービスとの連携も視野に入れる。

ワンストックは同日、診断機能「資産配分を見直す」に新機能が追加された。現在保有する投資信託、確定拠出年金、ETFなどをアセットクラス別に自動分解し、それぞれの評価額や全資産に占める構成比を簡単に把握することが可能になった。ワンストックは、さまざまな金融機関で保有する資産のデータを自動連携することで、現在の資産全体を可視化する一元管理機能、22の質問により金融資産が枯渇してしまう可能性のある年齢を算出する資産寿命機能、資産配分の状況や月々の貯蓄額等を現状と推奨とで比較できる診断機能を提供。対象は個人で同社に口座が無くても利用可能だ。

新機能の特徴として①投資信託等のアセットクラスを自動分解②推奨の資産配分と現状の資産配分が比較可能。アセットクラスの自動分解では、多様な投資先で構成されている投資信託、確定拠出年金、ETFなどを株式、債券などのアセットクラス別に自動分解し、それぞれの評価額や全資産に占める構成比を表示する。資産配分の比較では、4つの質問項目の回答から導き出された推奨の資産配分の比率と現状の資産配分の比率を比較できる。ワンストックの基本機能は無料だが、今回の機能は有料で提供する。

「現状の資産配分の課題点、例えば『外国株式の比率が高いので、外国株式の比率を抑え、他のアセットクラスに振り分けよう』といった具体的な検討をすることが容易になる。資産構成の見直しを考える際に活用して欲しい」と同社。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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