ファンディーノで次世代ロボットハンドシステムの案件応募開始、開始直後に目標額達成

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ロボット・FA機器製造のダブル技研株式会社は8月21日、株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で資金調達を開始した。目標募集額1,500万円、上限応募額6,000万円に対し、開始後約3時間で2,270万円を集めている。募集期間は23日まで。

同社は1977年設立、国内における自動車・電機・半導体関連メーカーのFA化(生産工場の自動化・省力化)のためのロボット開発・製造に携わっている。福祉関連機器の開発にも注力しており、そこから国公立研究機関などとのロボット機器の共同研究に発展。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)から「次世代人工知能・ロボット中核技術開発プロジェクト」事業を受託した。

ダブル技研の受託状況

本案件は、同社が開発した次世代ロボットハンドリングシステム「D-Hand」「D-vision」を対象とする。ロボットハンドD-Handは、1つの駆動源でハンド全体を動かすことで様々なモノをその形状になじませ、しっかりと握ることができる。ハンドの動きを制御するのが3次元カメラのD-Vision。物体を認識してどの様につかむかを瞬時に判別することができ、目と脳の役割を担う。

次世代ロボットハンドリングシステム「D-Hand」「D-vision」

この組み合わせにより、硬いものや柔らかいもの、丸いものや四角いものなど、様々なモノを掴むことが可能となり、物体の形状ごとにロボットシステムを開発する必要がなくなった。さらに人の手で行っていたことを、ロボットに代替させることが可能となる。「小規模事業者でもロボットを活用できる仕組みを展開していく」(ダブル技研)としている。

次世代ロボットハンドリングシステムでは、様々なものを掴むことが可能に

また、この技術を空撮システム「FlyingCarry(フライングキャリー)」に応用していくことも計画している。空撮で使用されるドローンとの違いは、安全面と長時間稼働(直接給電可能)、大きな重量への対応、床面の非占有、天候に左右されないといった特徴があり、大規模な工場への導入や、農業への活用、さらに、サービスロボットへの応用を見込む。

今回、ダブル技研社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の22億3418万円(2019年8月21日現在)。

投資家は、ファンディーノ上で一口10万円の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができる。

応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。

審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。

ファンディーノで投資を実行するには、下記ウェブサイトで事前に登録を済ませておくことが必要となる。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」[PR]
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム

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