アルパカジャパンが証券業に参入。サービス名は「アルパカ証券」

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金融向け人工知能(AI)システム開発のAlpacaJapan(アルパカジャパン)株式会社は4月21日、証券業への参入に必要な第一種金融商品取引業者の登録が同月20日付で完了、今夏に証券サービス「アルパカ証券」を公開すると発表した。これまで金融機関との協業より様々なAIソリューションを発表してきたが、証券事業者として独自サービスを展開していく。

アルパカ証券のサービスの特徴は、金融商品仲介業者(IFA)と共に投資家をサポートする点。同社が培ってきた金融市場におけるAI予測技術と、IFAの知見・独自ネットワークをかけ合わせ、投資家に寄り添うコンシェルジュ・タイプの証券サービスを志向する。投資家はチャットでいつでも投資のアドバイザーであるIFAに相談できる。

また、IFAと独自サービスを共同制作する。各IFAの目指すミッションに合わせて投資家向けサービスをそれぞれ個別に共同制作し、投資家の様々なニーズ、情報ニーズに対応可能なカスタマイズ機能も搭載する。また、専用画面を通じて、同社が提供する日本株のAIによる予測情報も閲覧できる。

さらに、投資家の資産形成を、IFAと共に一体となってサポートすることを最大の目的とし、チャット機能だけでなく、IFAの営業体制・報告体制・コンプライアンス体制をデジタル化できるワン・ストップ型証券プラットフォームを展開していく。

同社はグローバルな金融商品特化型AIによる市場予測モデルや金融時系列ビックデータ解析技術に強みを持ち、スタートアップ企業ながらアルゴリズム、類似探索、異常検知、予測などのソリューションサービスを提供している。

また、2020年6月にSBIグループと株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドからシリーズBラウンドの総額10億円超の資金調達を実施。IFA向けの新たな金融プラットフォーム・ビジネスへの参入を表明していた。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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