ポイントを運用に回せるサービスが増えていますが、PayPayボーナス運用もその1つです。PayPayの登録ユーザー数は累計4,000万人を超えており、ポイントを上手に増やしたいと考えている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、PayPayボーナス運用で上手にポイントを増やす方法を6つ紹介します。運用するうえでの参考資料としてみてください。
※2021年12月26日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定のサービスの利用を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- PayPayボーナス運用とは?
1-1.PayPayボーナスを投資して運用するサービス
1-2.チャレンジコース
1-3.スタンダードコース
1-4.S&P500は米国の代表的な株価指数の1つ - PayPayボーナス運用でポイントを増やすコツ6個
2-1.時間を割けない方は長期でじっくり運用する
2-2.暴落時に買い増しをする
2-3.自動追加設定を活用する
2-4.月曜日の朝にトレードする
2-5.日頃の買い物を極力PayPayで支払う
2-6.ポイントサイトを利用する - PayPayボーナス運用の注意点
3-1.元本割れ・マイナスになる可能性もある
3-2.現金化はできない - まとめ
1 PayPayボーナス運用とは?
まず、そもそもPayPayボーナス運用とはどのようなサービスなのか、概要を把握しておきましょう。
1-1 PayPayボーナスを投資して運用するサービス
PayPayボーナス運用は、ショッピングなどで獲得したPayPayボーナスを運用に回せるサービスのことです。PayPayを利用している方なら誰でもすぐ始めることができ、証券口座を開設する必要はありません。1円相当からと少額で運用できることや、運用中の残高はいつでも引き出せることもメリットです。
PayPayボーナス運用で選べるコースとして、チャレンジコースとスタンダードコースの2種類があります。
1-2 チャレンジコース
米国の株価指数である「S&P500」に連動し、さらに3倍上下するコースです。たとえばS&P500が1%上昇したとすると、このコースは3%上昇することになります。具体的な投資先の銘柄は「DIREXION S&P 500 3X(SPXL)」です。
価格が上がるのも3倍ですが、下がるのも3倍という点に注意する必要があります。リスク・リターンともに高めのコースです。
1-3 スタンダードコース
同じく「S&P500」に連動する銘柄ですが、3倍の上下はありません。大きな変動は比較的少ないため、長期運用に向いているコースです。具体的な投資先の銘柄は「SPDR S&P500 ETF」です。
1-4 S&P500は米国の代表的な株価指数の1つ
チャレンジコース・スタンダードコースともに、S&P500の指数に連動する成果を目指すファンドに投資をします。S&P500とは、米国で時価総額の高い企業500社の時価総額を基に算出した株価指数のことです。米国の大型株、ひいては米国経済の動向を表す指標として、世界中で注目されている指数です。
よってPayPayボーナス運用の運用成績は、米国の株式相場の動向によって上下することになります。S&P500に組み入れられている銘柄の例は下記のとおりで、世界レベルで有名な企業も数多く含まれています。
- アップル
- Google(アルファベット)
- マイクロソフト
- JPモルガン
- テスラ
2 PayPayボーナス運用でポイントを増やすコツ6つ
PayPayボーナス運用で上手にポイントを増やすコツを紹介します。ご自身が短期トレードをするのか、長期運用をするのかも踏まえて判断材料にしてください。
2-1 時間を割けない方は長期でじっくり運用する
毎日PayPayボーナス運用の画面とにらめっこをしながらトレードをするのは難しい方も多いでしょう。トレードにあまり時間をかけられない方は、長期でじっくり資産形成をするスタイルが適しています。
PayPayボーナス運用のチャレンジコースは価格の上下動が激しいので、長期的に運用し続けるのは辛いと感じる場合もあるでしょう。その場合は、値動きが比較的穏やかなスタンダードコースを選択するほうが向いています。
2-2 暴落時に買い増しをする
長期で運用していると、株式相場の暴落に直面することがあります。このときにPayPayボーナスを運用から引き上げるのではなく、逆に積極的に買い増しすることも考えましょう。長期的に見ると、リーマンショックや新型コロナショックなどが発生しても、米国の株式相場は回復を遂げています。
暴落すれば安い価格で買うことができるため、相場が回復したときの利益も大きくなります。無理のない範囲で買い増しすることを検討してみましょう。
2-3 自動追加設定を活用する
獲得したPayPayボーナスを、自動的に運用に回すことができる機能です。一度設定しておけば、どんどん運用額が増えていきます。PayPayボーナスは買い物などには使わず、すべて運用に回すと決めた方に向いている方法です。
2-4 土日に注文を出す
PayPayボーナス運用は24時間365日注文が出せます。土日も注文できることを活かして、株価が上昇・下落のどちらに行きそうか、短期予測をしてトレードする方法もあります。
金曜日のニューヨーク市場がクローズした後、月曜の朝8時までPayPayボーナス運用は価格変動しません。しかし土日で大きなニュースが出ると、月曜以降の株価の変動を予測しやすくなることもあります。そこで、土日のニュースで上昇すると予測したら買い増し、下落すると予測したら引き出すことで対応します。
ただし、あくまでも投機的な手段であり、堅実に資産を増やす方法とは異なります。大きなポイント数をこれに費やすことは控え、一部のポイントで試してみるのが無難です。
2-5 日頃の買い物を極力PayPayで支払う
まとまった運用益を得るには、運用に回すための資金となるPayPayボーナスを多く確保する必要があります。PayPayボーナスを確保するには、ショッピング時にPayPayで決済するのが近道です。PayPayは利用できる店舗が多く、ドラッグストア・コンビニ・スーパーなど身近なお店で支払えます。
またPayPayは大型の還元キャンペーンを実施することもあります。たとえば2021年12月には、花王の商品を1,000円以上購入すると30%がPayPayボーナスで戻ってくるキャンペーンが開催されました。こういったキャンペーンを活用することで、より多くのPayPayボーナスを貯めることができます。
ただしポイントが欲しいあまり、不要な買い物をしてしまうのは本末転倒です。キャンペーンはあくまで上手に利用するためのもので、無駄遣いしないよう注意しましょう。
2-6 ポイントサイトを利用する
買い物以外でポイントを増やすためには、ポイントサイトを利用する方法もあります。ポイ活サイトとも呼ばれ、掲載されている広告のサービスを利用したりすることでポイントを貯められるサイトです。
PayPayボーナスに対応しているポイントサイトもありますので、利用を検討してみるのも良いでしょう。
3 PayPayボーナス運用の注意点
PayPayボーナス運用を始めるときはメリットだけでなく、下記のデメリットも把握しておきましょう。
3-1 元本割れ・マイナスになる可能性もある
PayPayボーナス運用は、銀行預金のような元本を保証するサービスではありません。株式相場が下落すると、元本割れになる可能性もあります。
3-2 現金化はできない
PayPayボーナスが増えても、現金に直接交換することはできません。しかしPayPay残高として商品やサービスを購入する際に、現金のように使うことは可能です。
PayPayの対応店が身近に多いほど利便性が高いので、お住まいの地域の対応店をアプリで調べておくのも良いでしょう。
まとめ
PayPayボーナス運用でポイントを増やすコツを6つ紹介しました。運用にはチャレンジコースとスタンダードコースの2種類があり、それぞれに適したコツもあるので参考にしてみてください。
PayPayボーナス運用も投資である以上、損失が発生する可能性はあります。投資する際は経済的に無理のない範囲で行ってください。
HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム
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