マネックス証券、投資信託取引の評判は?人気商品やメリット・デメリットも

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大手ネット証券の一つであるマネックス証券では様々な金融商品の取引が可能です。もともと、米国株やIPO株の取引で定評のあるネット証券ですが、投資信託でも100円から積立可能で、マネックスポイントが貯まるなど独自の特徴があります。

この記事では、マネックス証券の投資信託について、メリット・デメリット、人気商品、評判、口座開設の方法を詳しくご紹介するので、参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. マネックス証券の特徴
    1-1.多様な金融商品の取引が可能
    1-2.米国株も豊富
    1-3.IPOは完全平等抽選
    1-4.取引ツールが充実
  2. マネックス証券で投資信託を取引するメリット
    2-1.「投信つみたて」は100円から積立可能
    2-2.人気のファンドに投資できる
    2-3.購入時手数料が無料
    2-4.「MONEX VISION」による資産設計サポート
    2-5.マネックスポイントが貯まる
  3. マネックス証券で投資信託を取引するデメリット
    3-1.取扱本数は他のネット証券と比べると少なめ
    3-2.マネックスポイントは貯まりにくい
  4. マネックス証券の投資信託の評判
  5. マネックス証券で投資信託を始める方法
  6. まとめ

1 マネックス証券の特徴

マネックス証券は、幅広い金融サービスを手掛けるマネックスグループの中核を担う大手ネット証券です。マネックス証券の特徴を確認してみましょう。

1-1 多様な金融商品の取引が可能

マネックス証券では様々な金融商品を取引できます。国内株式(現物・信用)をはじめ、外国株(米国株・中国株)、投資信託、債券、FX、先物・オプション、暗号資産、金・プラチナなどを扱っており、幅広い選択肢の中から投資対象を選択することができます。

1-2 米国株も豊富

マネックス証券は米国株の取扱銘柄数も豊富で、業界最多水準となる4,000超の銘柄を扱っています。また、米国株サービスをいち早く充実させたネット証券としても知られており、取引手数料は業界でも安値の水準です。

1取引あたりの税込手数料は約定代金の0.495%で、上限は22米ドルに設定されています。為替手数料も購入時がスプレッド0銭、売却時が25銭となっており、コストを抑えた取引が可能です。

1-3 IPOは完全平等抽選

新規上場の際に売り出されるIPO株は、上場後の初値で売却すると高い確率で利益を得られることから多くの投資家がIPO株の取引を希望します。

しかし、多くの証券会社は、自社での取引が多い投資家などに優先してIPO株を配分する傾向にあるため、取引量の少ない個人投資家にとって、IPO株の当選はかなりハードルが高くなっています。

しかし、マネックス証券では抽選申込者が1人1票の抽選権利を持つ完全平等抽選を採用しています。これにより、証券会社との取引が多くない個人投資家でも公平に当選チャンスのある配分となっています。

1-4 取引ツールが充実

マネックス証券では金融商品に合わせた様々な取引ツールが提供されているため、初心者から経験者まで用途に合わせた選択が可能です。

例えば、「マネックストレーダー」は株式や先物・オプションなどの取引に活用できるツールで、板発注や2Way注文などの発注スピードを重視した注文機能や、最大50銘柄を表示できるマルチチャートビューアなどを搭載した高機能の取引ツールとなっています。

また、SNSと1株から投資できる投資機能が一つになったスマートフォンアプリの「ferci(フェルシー)」は、SNSで他の投資家の意見を聞きながら投資判断をできるなど、少額から取引を始めたい投資初心者の方でも気軽に利用できるツールです。

このほかにも、プロのアナリストの業績予想などを確認できる「銘柄スカウター」やFXに特化した「MonexTraderFX」なども提供されており、投資家のニーズに合わせた取引ツールの選択ができる点もマネックス証券の特徴の一つです。

2 マネックス証券で投資信託を取引するメリット

マネックス証券で投資信託の取引を行うメリットは、次の通りです。

2-1 「投信つみたて」は100円から積立可能

マネックス証券では、「投信つみたて」によって1日100円の少額から投資することが可能なので、投資初心者の方でも資産運用を始めやすくなっています。

「投信つみたて」では、積立頻度を「毎日」もしくか「月1回」から選択し、決まった日に投資信託を自動で購入できるため、手間がかかりません。積立に必要な資金を銀行口座からの自動引落に設定することも可能で、引落手数料は無料となっているため、資金移動のコストなどもかかりません。

2-2 人気のファンドに投資できる

マネックス証券の投資信託では、1,214の銘柄から目当てのファンドを選ぶことが可能です(2021年6月16日現在)。中でも、マネックス証券で取り扱っている投資信託の中から、直近の購入額や利回りで上位にランクインしているファンドは以下の通りです。

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 S&P500株価指数(配当込み)を運用指標として成長可能性が高いと判断される米国株式に投資するファンドです。日経新聞社の上記ランキングでは2位となっており、マネックス証券の販売金額をベースとした同年5月の「月間売れ筋ランキング」でも13位に位置しています。トータルリターンは1年35.97%、3年22.40%、5年20.81%となっており、ハイパフォーマンスが特徴のファンドです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) S&P500株価指数(配当込み円貨ベース)に連動する投資成果を目指す商品で、主に対象インデックスであるS&P500に採用されている米国株に投資を行います。日経新聞社のランキング3位、マネックス証券の月間ランキング2位となっており、直近1年のトータルリターン43.53%とハイパフォーマンスなファンドです。
グローバルAIファンド(予想分配金提示型) 世界中の上場株式からAI(人工知能)の進化や応用により高い成長が期待される企業の株式に投資を行うファンドです。日経新聞社のランキング5位、マネックス証券19位にランクインしており、直近1年のトータルリターン87.11%と高パフォーマンスを示しています。

2-3 購入時手数料が無料

マネックス証券では全ての投資信託の購入時手数料が無料です。余分なコストがかからない点は投資家にとってはメリットなので、運用方針やリターン、信託報酬などに重点を置いた投資判断が可能です。

2-4 「MONEX VISION」による資産設計サポート

マネックス証券では、「MONEX VISION」を活用しながら分散投資などの投資判断を行うことができます。「MONEX VISION」は最新の金融工学理論を駆使して保有資産の詳細分析をしてくれる上、将来のリターン予測や追加購入の提案、生涯収支シミュレーションなども行ってくれるツールです。

投資家の現在の資産状況や目標を入力することで、目標達成のための追加購入や取り崩し、リバランスなどのアドバイスを確認することができます。特に、ハイパフォーマンスな投資信託などを中心に運用している場合、特定の資産に依存する割合が高くなる傾向にあるため、ポートフォリオなども確認しながら客観的に運用状況を把握できる点はメリットです。

2-5 マネックスポイントが貯まる

マネックス証券で投資信託を保有しているとマネックスポイントが貯まります。ポイント付与率は銘柄によって異なりますが、投信月内の平均残高に対して最大年率0.08%のポイントが貯まる点はマネックス証券で投資信託の取引をするメリットとなっています。

貯まったポイントはマネックス証券での株式手数料に充当できる上、他のポイントサービス(dポイント、Tポイント、Pontaポイント、ANAマイル、JALマイル、amazonギフト券)などに交換できるため、買い物や旅行などの様々な場面で活用することができます。

3 マネックス証券で投資信託を取引するデメリット

マネックス証券の投資信託取引にはデメリットもあるので確認しておきましょう。

3-1 取扱本数は他のネット証券と比べると少なめ

マネックス証券では2021年6月16日現在で1,215銘柄の投資信託を扱っていますが、ネット証券大手の取扱銘柄数と比較すると以下の通りです。

証券会社 銘柄数
SBI証券 2,645銘柄
楽天証券 2,680銘柄
松井証券 1,471銘柄
auカブコム証券 1,392銘柄
マネックス証券 1,214銘柄

取扱銘柄数が少ない場合、商品選択の幅が狭まるだけでなく、取引したい銘柄を取り扱っていないこともありますが、選択肢が多いほどかえって運用目的に合った投資信託を見つけるのが難しい場合もあります。

そのため、目当てのファンドを探す際は、ファンド検索で条件を指定して選ぶことも大切なポイントです。

3-2 マネックスポイントは貯まりにくい

マネックス証券の投資信託ではマネックスポイントが貯まる一方、他社のポイントサービスと比べて貯まりにくい点がデメリットです。

マネックスポイントは株式の取引でも還元されるシステムですが、同じ日に同一銘柄を売買する日計り取引や月間30万円以上の手数料を支払うケースで適用されるため、デイトレードやかなり高額な取引をする投資家が主な対象となります。

アプラスが発行するマネックスカードでも利用額の1%が還元されますが、他社と比べるとポイント還元の場面が限られています。

4 マネックス証券の投資信託の評判

マネックス証券で実際に投資信託を取引している投資家の口コミを参考に、評判などを確認してみましょう。

  • 少額から投資信託を買えるのがうれしい
  • 分散投資のために投資信託も始めた。
  • MONEX VISIONの分析で保有資産が偏り過ぎていたことがわかった
  • 投信のポイント付与率は低いのであまり貯まらない
  • 取扱本数がやや少ない

※個人の感想です。サービスのご利用にあたっては、ご自分でも情報収集をされた上で最終的にご判断ください。

マネックス証券の「投信つみたて」は少額から投資できる点が高く評価されています。また、海外株式や海外債券を中心としたファンドを購入することで、手軽に外国企業にも投資できるため、投資初心者の方からも好意的な意見が多く寄せられています。

一方、ポイント付与率や取扱銘柄本数をデメリットに挙げる意見もあります。マネックス証券は、米国株やIPOなどを目的に口座開設する方も多いため、投資信託取引のメリットを最大限活かすためには、米国株やIPOなども併せて取引することもポイントです。

5 マネックス証券で投資信託を始める方法

マネックス証券で投資信託を始めるためには証券総合取引口座の開設が必要です。オンラインで口座開設をする場合は、マネックス証券の「口座開設」ページにある「オンラインで申し込む」を選択し、メールアドレスを登録します。

登録したメールアドレスに「口座開設お申込み手続きのご案内」が届くので、メールに記載されたURLから住所・氏名などの個人情報を入力します。その後、画面の指示に従って本人確認書類を撮影しファイルをアップロードします。本人確認書類として利用できるのはマイナンバーカード、または運転免許証とマイナンバー通知カードです。

顔写真のアップロードなどの本人認証が終わると「口座開設の申込受付」がメールで届いて手続きは完了です。その後、マネックス証券での審査が行われ、翌営業日以降に「証券総合取引口座開設完了のお知らせ」が届くと投資信託を購入することができます。

まとめ

マネックス証券では少額から投資信託を購入することができ、多彩な取引ツールを活用しながら取引が可能です。少額から投資を始めたい投資初心者の方や分散投資をしたい方に使いやすいサービスとなっており、特に投信つみたては一度設定すれば、あとは定期的に自動で買い付けてくれるので、日中仕事で忙しい方でも手間になりません。

マネックス証券の投資信託に関心のある方は、このようなメリット・デメリットをしっかりと把握した上で、運用目的に合ったファンドを選ぶようにしましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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