クレジットカードで投資信託を買えるサービスは?お得な組み合わせも

※ このページには広告・PRが含まれています

近年、証券会社とクレジットカード会社は、共同でクレジットカード積立といったサービスを提供し始めています。従来の口座振込とは異なりクレジットカードによる引き落としなので、入金操作の手間を省きながら積立投資を始められます。また、ポイントを獲得できるのが、他の振込方法との大きな違いであり特長です。

そこでこの記事では、クレジットカードで投資信託を買えるサービスや使いやすい組み合わせについて詳しくご紹介します。資産形成として投資信託を検討している方やクレジットカードで入金の手間を省きながら投資信託を購入したい方などは、参考にしてみてください。

※この記事は2022年8月10日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
※本記事は情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。申込に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. クレジットカードで投資信託の購入が可能なサービス
    1-1.楽天証券
    1-2.SBI証券
    1-3.auカブコム証券
    1-4.マネックス証券
    1-5.セゾンポケット
    1-6.tsumiki証券
  2. カード積立においてメリットのある使い方や組み合わせ
    2-1.楽天証券はファンドによってポイント還元率がアップ
    2-2.SBI証券はカードの種類によってポイント還元率アップ
    2-3.auカブコム証券は年会費無料のauPayカードでもポイント獲得
    2-4.マネックス証券はマネックスカードのみ対応
    2-5.セゾンポケットはカードによるポイント特典の変更点なし
    2-6.tsumiki証券とエポスゴールドカードの組み合わせでボーナスポイント特典
  3. まとめ

1.クレジットカードで投資信託の購入が可能なサービス

クレジットカードで投資信託を購入するには、クレジットカード積立サービスに対応している証券会社を知る必要があります。

代表的なサービスは、楽天証券やSBI証券です。セゾンポケットやtsumiki証券などは、クレジットカードによる決済を前提としたサービスで、楽天証券やSBI証券とは異なる仕組みといえます。

それでは、クレジットカードで投資信託を購入可能なサービスを紹介していきます。

1-1.楽天証券

対応サービス 楽天証券内で取り扱われているファンドのうち、積立買付可能なファンド
積立額 100円~5万円(つみたてNISAの場合は上限3万3,333円)
口座区分 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA
対応カード 楽天カード(本会員カードのみ)
特典 カード決済額に対してポイント還元率1.0%もしくは0.2%
積立申込期限 当月12日まで
買付日 申込月の翌月1日もしくは8日
カード引き落とし日 申込月の翌月27日に引き落とし

楽天証券は、株式や国債、投資信託などの金融商品を取り扱っているネット証券です。

積立購入に対応したファンドを選んだ場合は、スポット購入と積立買付の2種類から選択できます(スポット購入:単発の購入手続き)。積立買付の引き落とし方法は、銀行振込をはじめ、楽天キャッシュ、楽天カードなどに分かれているのが特徴です。

中でも楽天カード決済は、クレジットカードの楽天カードから引き落としされるサービスで、積立注文のたびに入金操作が不要です。

カード決済額に応じて楽天ポイントを獲得できるため、楽天経済圏で生活している方や楽天ポイント重視の方にメリットのあるサービスといえます。ファンドの代行手数料が年率0.4%以上であれば、100円につき1ポイント進呈されます。代行手数料年率0.4%未満のファンドを購入した時は、500円につき1ポイントのレートです。

代行手数料とは、投資信託の信託報酬のうち販売会社に支払われる手数料のことで、各注文ページに記載されています。楽天ポイントを効率よく貯めたい方は、ファンドの代行手数料率を確認してみましょう。

1-2.SBI証券

対応サービス SBI証券内で取り扱われているファンドのうち、積立買付可能なファンド
積立額 100円~5万円(つみたてNISAの場合は上限3万3,333円)
口座区分 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA
対応カード 三井住友カードタカシマヤカード東急カード(各カード、本会員カードのみ)
特典 毎月の積立金額に対してポイント還元
積立申込期限 三井住友カード:当月10日
タカシマヤカード、東急カード:当月5日
買付日 三井住友カード、タカシマヤカード、東急カード:申込月の翌月1日
カード引き落とし日 三井住友カード:申込月の翌月10日もしくは26日
タカシマヤカード:申込月の翌月4日
東急カード:申込月の翌月10日

ネット証券のSBI証券では、投資信託の積立買付方法にクレジットカード決済が追加されています。

積立買付に対応しているカードは、三井住友カードとタカシマヤカード、東急カードの3種類で、他のカード積立サービスより充実したラインナップといえます。

サービスを利用するには、「投資信託」の「クレジットカード」というページで、現在所有しているカードの情報を登録しておきます。登録の際は、カード情報の他にも各カードサイトのパスワードやIDなどが必要です。

ファンドの積立買付にクレジットカードを活用した場合は、毎月決められた金額で買付注文と引き落としを行ってくれます。さらに買付金額に応じて各カードのポイントを進呈してもらえるのが、カード決済の主なメリットです。

三井住友カードの場合はVポイント、タカシマヤカードはタカシマヤポイント、東急カードはTOKYU POINTを貯められます。

カードによってポイント特典の内容や還元率が異なるため、ポイントを効率よく貯めたい方にとっては比較しておくべきところです。後半では、SBI証券との組み合わせに合ったカードを紹介します。

1-3.auカブコム証券

対応サービス auカブコム証券内で取り扱われているファンドのうち、積立買付可能なファンド
積立額 100円~5万円(つみたてNISAの場合は上限3万3,333円)
口座区分 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA
対応カード au PAY カード(本会員カードのみ)
特典 毎月の積立金額に対して1.0%のポイント還元
積立申込期限 毎月9日の2営業日前
買付日 申込月の翌月1日
カード引き落とし日 申込月の翌月10日

auカブコム証券では、楽天証券やSBI証券と同じく投資信託や株式投資、FXなどの金融商品が取り扱われています。

投資信託の積立買付に対応しているのはau PAY カードで、2022年3月28日に始まりました。銀行振込と異なり、入金操作せずに毎月買付注文を進められるのが強みです。

au PAY カードで積立買付を行うには、auカブコム証券でau IDとカード情報が必要です。登録手続きを完了させたあとは、ファンドの注文画面にて積立買付を設定し、決済方法にクレジットカードを選択します。

au PAY カード決済を始めたあとは、1ヶ月あたりの積立額に対して1.0%のPontaポイントを還元してもらえます。カード決済による積立額1万円の場合は、Pontaポイント100ポイントを獲得できる仕組みです。

さらにカード決済と別の特典で投資信託の保有額に応じたPontaポイントを得られるので、Pontaポイントを日常的に活用している方にはメリットの多いサービスといえます。

1-4.マネックス証券

対応サービス マネックス証券内で取り扱われているファンドのうち、積立買付可能なファンド
積立額 原則1,000円~5万円(つみたてNISAの場合は上限3万3,333円)
口座区分 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA
対応カード マネックスカード
特典 毎月の積立金額に対して1.1%のポイント還元
積立申込期限 毎月10日の1営業日前
買付日 申込月の24日
カード引き落とし日 申込月の翌月27日

マネックスグループのマネックス証券は、日本株や投資信託の他、米国株などの取引も可能なネット証券で、クレジットカード決済に対応しています。

積立買付に対応しているカードは、マネックスカードです。カードの申込手続きは、アプラスサイトで受け付けています。

カード発行後は、「投信・積立」というページからファンドを検索し、買付注文の際にクレジットカードを選択すれば設定完了となります。なお、楽天証券やSBI証券、auカブコム証券と異なり、カード情報は、カード発行後最大2週間後に自動で反映してもらえます。カード情報の入力作業や登録手続きといった手間は省略することが可能です。

カード決済による積立買付を始めたあとは、毎月の買付金額に対して1.1%のポイント還元を受けられるのも特長の1つです。獲得したマネックスポイントは、株式の手数料や暗号資産へ交換できますし、PontaポイントやAmazonギフト券などへも移行できるようになっています。

投信積立のポイント還元率が他のサービスより高めの水準という点は、マネックスカードならではの強みといえます。

1-5.セゾンポケット

対応サービス セゾンポケットで取り扱っている2本のファンド
積立額 1,000円~5万円(つみたてNISAの場合は上限3万3,333円)
口座区分 特定口座、つみたてNISA
対応カード セゾンカード、UCカード(各カード本会員カードのみ)
特典 積立6回で0.02~0.1%のポイント還元
積立申込期限 毎月28日
買付日 申込月の翌月8日
カード引き落とし日 申込月の翌々月4日(UCカードは5日)

セゾンポケットは、セゾンカードUCカード会員向けの積立投資サービスです。SBI証券や楽天証券、マネックス証券といったネット証券とは、取扱商品やサービスの利用方法などに大きな違いがあります。

投資信託が初めてでかつシンプルで分かりやすいサービス内容を求めている方や、セゾンカードを検討している方には、利用メリットの多いサービスといえます。

ネット証券は、クレジットカードの発行状況にかかわらず利用可能なサービスです。一方、セゾンポケットは、セゾンカードもしくはUCカードの発行が必須です。

取り扱われているファンドは、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドの2本とシンプルな構成です。SBI証券などのネット証券で取り扱っているファンドは1,000本以上なので、セゾンポケットと大きく異なる構成といえます。

セゾンポケットで積立買付を始めた場合に受けられる特典は、永久不滅ポイント特典です。積立買付を6回達成すると、積立金額に応じて0.02%~0.1%のポイント還元を受けられるようになっています。

積立合計額(6回分)の平均額(1ヶ月あたり) ポイント還元率
2万円未満 0.02%
2万円以上3万円未満 0.04%
3万円以上4万円未満 0.06%
4万円以上5万円未満 0.08%
5万円以上 0.1%

たとえば、6回分の積立合計額24万円の場合は、1ヶ月の平均積立額4万円となります。永久不滅ポイントの還元率は0.08%なので、192ポイント進呈される仕組みです。なお、永久不滅ポイントを用いて積立買付を行った時は、ポイントも積立合計額に含まれます。

1-6.tsumiki証券

対応サービス tsumiki証券で取り扱っている5本のファンド
積立額 100円~5万円(つみたてNISAの場合は上限3万3,333円)
口座区分 特定口座、つみたてNISA
対応カード エポスカード
特典 1年間の積立額に対してポイント進呈
積立申込期限 毎月27日前後
買付日 申込月の翌月10日前後
カード引き落とし日 申込月の翌月27日もしくは翌々月の4日

tsumiki証券は、エポスカード会員のみ利用可能なサービスで、投資信託の積立買付に対応しています。取り扱い中のファンドは5種類と、セゾンポケットより少し多いラインナップです。

以下にtsumiki証券で買付可能なファンドを紹介します。

  • セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  • セゾン資産形成の達人ファンド
  • コモンズ30ファンド
  • ひふみプラス
  • まるごとひふみ15

各ファンドにはバランス型や特化型などの特徴があります。1,000種類以上の銘柄から選ぶとなると悩みがちなものの、複数のファンドへの投資は行いたいという方には、選びやすい構成です。なお、まるごとひふみ15は、つみたてNISA口座で買付できない点に注意が必要です。

tsumiki証券で買付を始めた場合は、1年間の積立金額に対して最大0.5%のエポスポイント還元を受けられるようになっています。ポイント還元率は0.1%から始まり、2年目、3年目と毎年0.1%ずつ加算されます。5年以上積立を継続すると、0.5%のポイント還元率でエポスポイントを貯めることが可能です。

さらに一部エポスカードは、エポスカード提供のボーナスポイント特典を受けられます。エポスカード提供のボーナスポイント特典とは、年間のカード利用額に応じたポイント特典のことです。ショッピングや公共料金の他、tsumiki証券の利用額を合算させた金額が、ボーナスポイントの対象となります。

2.カード積立においてメリットのある使い方や組み合わせ

続いては、投資信託の買付に関するメリットの多いクレジットカードやお得な組み合わせおよび使い方について紹介していきます。

2-1.楽天証券はファンドによってポイント還元率がアップ

楽天証券の投資信託に関するポイント特典は、楽天カードではなくファンドの種類と楽天キャッシュの併用によって変わります。

クレジットカードのコストを抑えながらポイントを貯めたい時は、年会費永年無料の楽天カード(普通)や楽天PINKカードが使いやすいでしょう。

楽天証券サイトの投資信託タブから取引ガイドタブ、楽天カードクレジット決済のページへアクセスすると、ファンドごとのポイント還元率をまとめたPDFファイルを確認することが可能です。

楽天カードから電子マネーアプリの楽天キャッシュへチャージすると、0.5%のポイント還元を受けられます。楽天キャッシュで積立投資を行った場合は、1ヶ月の利用額に対して0.5%のポイント還元を受けられるのが強みです。チャージによるポイント特典と合わせると、ポイント還元率1.0%の楽天ポイントを獲得できます。

貯まった楽天ポイントは、楽天サービスや日々のショッピングに加えて、楽天証券の各種サービスへ利用することが可能です。さらに1ポイント1円のレートで楽天ポイント投資を行うことができますし、SPUによってポイント還元率1.0%の優遇を受けられるようにもなっています。

楽天カードのカード積立でポイントを貯める時は、積立買付によるポイント特典の他、ショッピングポイントやSPUなど、さまざまなポイント特典を組み合わせて活用してみるのが重要です。

2-2.SBI証券はカードの種類によってポイント還元率アップ

SBI証券でカード積立を行う場合にポイント特典を重視している時は、三井住友カードもしくは東急カードから検討した方がいいでしょう。

三井住友カードと連携させた場合は、ポイントアッププランによって最大ポイント付与率2.0%分のVポイントを進呈してもらえます。ポイント付与率はカードによって異なり、0.5%と1.0%、2.0%の3種類に分かれています。

中でも以下4種類は、毎月の積立額に対してポイント付与率2.0%のVポイントを貯められます。

  • 三井住友カード プラチナ
  • 三井住友カード プラチナ PA-TYPE
  • 三井住友ビジネスカード for Owners(プラチナ)

ただし、年会費が33,000円(税込)、55,000円(税込)かかるため、カードの維持管理費用を抑えたい場合には慎重に判断するのも大切です。

貯まったVポイントについては、特典との交換だけでなく100ポイントにつき100円のレートでファンドの買付へ活用できます。

東急カードと連携させた時は、2022年12月まで実施されているキャンペーンの特典によって最大4.0%のポイント還元を受けられます。TOKYU POINTは、1ヶ月の積立額に応じた貯められる仕組みです。東急カードの中でもゴールドカードを発行した場合は、キャンペーンの活用で4.0%、通常の積立買付でも3.0%のポイント優遇を受けられるのが強みです。

2-3.auカブコム証券は年会費無料のauPayカードでもポイント獲得

auカブコム証券に対応しているクレジットカードは、au PAY カード(普通)とau PAY ゴールドカードの2種類です。

積立金額に対するポイント還元率はカードの種類によって変わらないため、年会費負担やカードの特典から比較するのが大切です。

auカブコム証券のポイント特典は、積立買付の他、保有残高に対するPontaポイント加算サービスやauの投資信託ポイントプログラムで受けられます。

保有残高に関するサービスでは、ファンドの保有残高に応じてPontaポイントを貯められるのが特徴です。ポイント還元率は年率換算で、4種類に分かれています。

月間の保有残高 ポイント還元率(年率)
100万円未満 0.05%
100万円以上~3,000万円未満 0.12%
3,000万円以上 0.24%

※一部のファンドは、ポイント還元率0.005%です。

たとえば、ファンドの保有残高(保有額)50万円の場合は、50万円×0.05%÷12ヶ月という計算式で、1ヶ月につき約20ポイント貯まります。

auの投資信託ポイントプログラムは、4種類のファンドが用意されています。Pontaポイントは、ファンドの種類と保有残高、auの通信契約状況によって変わるのが特徴です。

対象のファンド ポイント還元率
auスマート・ベーシック(安定) 通信契約なし:0.02%
通信契約あり:0.04%
auスマート・ベーシック(安定成長)
auスマート・プライム(成長) 通信契約なし:0.05%
通信契約あり:0.10%
auスマート・プライム(高成長)

auと契約している方は、2倍のポイント優遇を受けられるようになっています。

auユーザーやauのサービスを検討している方、Pontaポイントユーザーなどは、カードの種類だけでなく保有残高に対するPontaポイント加算サービスやauの投資信託ポイントプログラムも確認してみてはいかがでしょうか。

2-4.マネックス証券はマネックスカードのみ対応

マネックス証券の積立投資に対応しているカードは、マネックスカード1種類のみとなっています。複数のクレジットカードからポイント特典を比較するのが面倒という方には、利用しやすい1枚です。

積立投資に伴うポイントプログラムは、記事前半で紹介したポイント還元率1.1%特典と2022年12月まで実施されている1.3%キャンペーンの2種類です。

2022年6月~8月31日までにキャンペーンへエントリーしたのち、ショッピングや公共料金、投資信託の積立買付にカード利用した際にショッピングポイント1.2%のポイント優遇を受けられます。投資信託の特典によるポイント還元率は0.1%なので、合算すると1.3%になります。

投資信託に関するポイント特典は、ファンドの保有中にも受けられるのが特長です。マネックス証券で特典対象のファンドを保有した場合は、ポイント還元率最大0.08%のマネックスポイントを貯めることが可能です。

中長期的にファンドを保有する方は、買付だけでなく保有中にもマネックスポイントの特典を受けられます。

2-5.セゾンポケットはカードによるポイント特典の変更点なし

セゾンポケットは、楽天証券やauカブコム証券と同じく、カードの種類による特典内容の変更点や追加などがありません。

これからセゾンカードやUCカードを比較検討する方の中でセゾンポケットに関心を持っている方は、カードの年会費負担や優待特典、付帯サービスから判断してみるのが大切です。

セゾンポケットでお得に永久不滅ポイントを貯めるには、積立額を増やすのが重要です。1ヶ月あたりの平均積立額が5万円以上の場合、ポイント還元率の上限である0.1%分の永久不滅ポイントを進呈してもらえます。

他のサービスと比較するとポイント還元率は低いものの、有効期限が無期限という強みがあります。また、貯まった永久不滅ポイントは、100ポイントにつき450円のレートで投資へ活用することが可能です。

さらにセゾンポケット指定の株式を積立買付できるため、株式投資で積立投資を始めたい方にも利用しやすいサービスとなっています。買付金額は5,000円から設定でき、かつ投資信託の積立と同じポイントプログラムを活用できます。

カード積立対応のネット証券やカード積立専用のサービスは、基本的に投資信託を中心とした内容です。株式投資で積立買付できるのは、セゾンポケットの強みです。

長期的にポイントを貯め続けたい時や投資信託と株式投資どちらにも関心を持っている時には、メリットの多いポイントプログラムといえます。

2-6.tsumiki証券とエポスゴールドカードの組み合わせでボーナスポイント特典

tsumiki証券は、エポスカードシリーズのみに対応したサービスです。中でもエポスゴールドカードとエポス プラチナカードは、通常のポイントプログラムに加えてボーナスポイント特典を受けられるのが特長です。

エポスゴールドカードとエポス プラチナカードでは、ボーナスポイント特典の条件に違いがありません。

年会費負担を抑えながらtsumiki証券で投資信託を始めたい時は、エポス プラチナカードより年会費が数万円以上安いエポスゴールドカードの方がいい場合もあります。

ボーナスポイント特典は、ショッピングや公共料金、投資信託の買付などで年間利用額50万円達成した場合にエポスポイント2,500ポイント進呈してもらえます。また、年間利用額100万円の場合は10,000ポイント進呈してもらえるので、さまざまな場面でカード決済する方にメリットのある特典です。

なお、貯まったエポスポイントは、100ポイントにつき100円のレートでファンドの買付へ活用できます。

まとめ

クレジットカードで投資信託を購入できる主なサービスは、SBI証券と楽天証券、auカブコム証券、マネックス証券、セゾンポケット、tsumiki証券です。また、カード積立を選択した場合は、銀行振り込みによる入金と異なりポイントが貯まりますし、ファンドの保有残高に応じた特典も受けられます。

投資信託の入金操作を省略したい方や投資信託でもポイントを貯めたい方は、今回紹介したサービスや特典を参考にクレジットカードやカード積立サービスを比較してみてはいかがでしょうか。

The following two tabs change content below.

菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。