DX関連の個別株式、投資信託・ETF、人気銘柄各3本を紹介

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DXとは進化した情報技術を用いて、ビジネスや人々の生活をより良いものに変革するという概念です。新型コロナも追い風となり、DX関連ビジネスは国内外で注目されています。

今回はDX関連の個別銘柄と投資信託・ETFを3つずつ紹介します。DXによって社会がどれだけ変化していくのか、DX関連産業がどれだけ盛り上がるのか要注目です。

※2022年2月22日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定のサービス・金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. DX関連の個別株式3銘柄
    1-1.チェンジ
    1-2.サイボウズ
    1-3.ITbookホールディングス
  2. DX関連の投資信託3銘柄
    2-1.グローバルDX関連株式ファンド(資産成長型)
    2-2.デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド
    2-3.UBSグローバルDX株式ファンド(資産成長型)
  3. まとめ

1 DX関連の個別株式3銘柄

DX関連で注目されている国内企業を3つ紹介します。

1-1 チェンジ

銘柄 チェンジ
証券コード 3962
株価 1,644円
最低投資金額 164,400円
配当利回り(会社予想)
株主優待 食品、電化製品、ギフト、旅行・体験など(ポイント交換制)

※2022年2月22日のデータ

チェンジはIT技術の導入支援とIT人材の育成の2点を主な事業領域としています。技術面ではIT 製品の販売や導入だけでなく、顧客の問題意識を BPR の観点で分析。具体的なソリューション導入に落とし込み、その後の活用まで一気通貫でのサービス提供が可能です。

人材育成では「一人ひとりの働き方を実践的に変えていく」ことにこだわり、新入社員向けから管理職向けまで、現場で実践できることを目指した研修を提供。一人ひとりの変化から組織の変化、やがて会社の変化につながることを目指しています 。

業績面も好調で、2021年9月期の売上高は前期比48.5%増、営業利益率は42.4%増となりました。

1-2 サイボウズ

銘柄 サイボウズ
証券コード 4776
株価 1,271円
最低投資金額 127,100円
配当利回り(会社予想) 1.02%
株主優待 なし

※2022年2月22日のデータ

クラウド型のグループウェア、業務改善サービスを提供している会社です。代表的な製品は中小企業向けのグループウェアの「サイボウズOffice」で、スケジュール・掲示板・ワークフローなどをチームで情報共有するためのツールです。 またテレビCMも放送している「キントーン」は、表計算ソフトに関するさまざまな問題に対応します。

2021年12月期通期の連結業績予想について、年内に消費しない経費が明確になったとして、営業利益・経常利益の予想値を大幅に上方修正することを発表しました。

1-3 ITbookホールディングス

銘柄 ITbookホールディングス
証券コード 1447
株価 358円
最低投資金額 35,800円
配当利回り(会社予想)
株主優待 なし

※2022年2月22日のデータ

ITbookホールディングスは官公庁・地方自治体・民間企業に対し、ICTについてのコンサルティング、システム開発・保守運用、ソフトウェア・ハードウェアの販売、人材サービスなどを行っています。経営理念は「ICT技術・DXにより社会インフラの効率的、効果的付加価値の向上及び、社会貢献を目指す」 としています。

会社としての持続的な成長と、持続可能な社会の実現を両立させる、社会問題解決型企業となることを目指す経営方針です。

2022年3月期の業績予想について、売上は前年比21.1%増、営業利益は185.5%増としています。

2 DX関連の投資信託・ETF3銘柄

ここからは、DX関連の銘柄に投資を行う投資信託を3つ紹介します。

2-1 グローバルDX関連株式ファンド(資産成長型)

基準価額 10,593円
純資産 630億5,000万円
信託報酬(税込) 年率1.229%
分配金 執筆時点で実績なし

※2022年2月22日のデータ

世界のDX関連企業の株式に投資を行い、中長期的な成長を目指すファンドです。世界の取引所に上場している株式の中から、主にデジタル技術を活用して革新的なビジネスをもたらすDX関連の銘柄を選定します。

主要投資銘柄は、米国のサービスナウやエクスペディア、ルクセンブルクのグローバント、カナダのショッピファイ等となっています。

2020年9月16日に運用をスタートした銘柄で、2021年6月までは純資産も順調に伸びていました。直近では基準価額の伸び悩みとともに、純資産もやや下落傾向にあります。

2-2 デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド

基準価額 7,406円
純資産 2,884億1,500万円
信託報酬(税込) 年率1.7985%
分配金 執筆時点で実績なし

※2022年2月22日のデータ

「ゼロ・コンタクト」という愛称が付けられているとおり、日本を含む世界の上場株式の中から「ゼロ・コンタクト・ビジネス」を行う企業の株式に投資をするファンドです。DXの中でも人と人との接触を避ける「ゼロ・コンタクト」のニーズが高まりつつあることを背景に誕生しました。

「ゼロ・コンタクト」とは非接触型のことで、具体的にはリモートワーク・オンラインショッピング・オンライン診療などを指します。ポートフォリオの構築は、イノベーション関連に知見のある米国のアーク・インベストメント・マネジメント・エルエルシー社が担います。

構成銘柄の上位は、カナダのショッピファイ、米国のペイパル、シー、ツイッター等です。業種別の構成比を見ると、ソフトウェアサービスが36.4%、メディア・娯楽が33.7%となっています。

2020年8月に運用スタートし、2021年2月まで基準価額は右肩上がりでしたが、それ以降は下落に転じています。しかし純資産は3,000億円弱と、規模自体は大きなファンドです。

2-3 UBSグローバルDX株式ファンド(資産成長型)

基準価額 11,512円
純資産 55億6,500万円
購入時手数料 3.3%
信託報酬(税込) 年率1.903%
分配金 執筆時点で実績なし

※2022年2月22日のデータ

世界の先進国・後進国における上場企業で、DXによって中長期的に高い成長が期待できる企業の株式に投資を行うファンドです。主に以下3種類の企業を対象とします。

ビジネスモデル変革企業 DXによって既存のビジネスモデルを変革し、新たな成長分野の創造が期待される企業
デジタル・インフラ提供企業 DXにおける中核技術があり、デジタル・インフラを提供する企業(セキュリティ、センサーなど)
革新的高成長企業 DXにより業界におけるこれまでの慣習を打破する新たなビジネスモデルを創造し、飛躍的な成長を遂げる企業

組入れ上位銘柄を見ると、マイクロソフト、アルファベット(Google)、サービスナウ、ネットフリックス等となっています。

2020年10月に運用がスタートし、2021年11月中旬まで基準価額が上昇しました。それ以降は下落傾向となっています。

まとめ

DX関連の個別銘柄と投資信託について、注目銘柄を3つずつ紹介しました。紹介したDX関連の国内の個別銘柄は、業績が大きく伸びているところも多い傾向です。

投資信託では、世界のDX関連銘柄に投資できるファンドもあります。新型コロナによるテレワークへのシフトや接触回避の傾向もまだ続いており、DX関連企業は今後も業績を伸ばす期待があります。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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