dカードGOLDの年会費は高い?他のゴールドカードと比較

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dカードGOLDは、旅行・サービス関連の充実した特典や補償内容が特徴のゴールドカードです。ただし、dカードGOLDでは年会費が1万円かかるので、入会を検討する際は自身の利用状況と特典内容をよく比較し、他のゴールドカードの年会費などもチェックした上で判断することが大切です。

そこでこの記事では、dカードGOLDの特徴や年会費を、他のゴールドカードと比べながら詳しくご紹介します。dカードGOLDの入会を検討している方、ゴールドカードの年会費について知りたい方は、参考にしてみてください。

※この記事は2020年11月10日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。

目次

  1. dカードGOLDの特徴
  2. dカードGOLDのメリット
    2-1.dポイントを貯めやすい
    2-2.dポイントの使い道が豊富
    2-3.dカードケータイ補償
    2-4.国内・ハワイの航空ラウンジ利用が無料
    2-5.旅行傷害保険が付帯している
    2-6.海外旅行時に充実したサポートを受けられる
    2-7.家族カードとETCカードを年会費無料で発行できる
  3. dカードGOLDのデメリット
    3-1.通常のdポイント還元率はdカードと変わらない
    3-2.継続的な収入が必要
  4. dカードGOLDの年会費を他のゴールドカードと比較
    4-1.楽天ゴールドカードとの比較
    4-2.アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードとの比較
    4-3.三井住友カードゴールドとの比較
  5. dカードGOLDの入会方法
    5-1.dアカウントで入会申込サイトにログインする
    5-2.入会申込を行なう
    5-3.審査・入会
  6. まとめ

1 dカードGOLDの特徴

dカード GOLD

dカードとは、大手の携帯電話通信事業会社であるNTTドコモが発行しているクレジットカードで、その上位クラス版となるゴールドカードが「dカードGOLD」です。dカードGOLDのカード会員になると、ドコモの携帯電話やネットサービスを利用する際、ポイント還元や補償面などで優遇されるのが特徴です。

dカードGOLDは、「VISA」と「Mastercard」の2つの国際ブランドに対応しています。支払い方法については、「1回払い」「2回払い」「ボーナス払い」「分割払い」「リボ払い」から選ぶことが可能です。

また、dカードGOLDには電子マネー機能がついているため、普段からキャッシュレスサービスを利用する方にも使いやすいのが特徴です。さらに家族カードやETCカードを付帯できるため、付帯つきのカードを求めている方にも利用しやすくなっています。

2 dカードGOLDのメリット

dカードGOLDの会員になると受けられるメリットについて、詳しく見ていきましょう。

2-1 dポイントを貯めやすい

dカードGOLDに入会したときやカードを利用したときなど、様々な方法でdポイントを貯めることができます。例えば、dカードGOLDに入会する際、ドコモの携帯電話料金をdカード払いに設定するだけで、dポイントを1,000ポイント貰えます。

また、入会から入会翌月末までの期間の利用金額、入会の翌々月中の利用金額に対して、それぞれ25%ずつdポイントが付与されます。上記2つの期間中にdポイントが付与される上限は、それぞれ5,000ポイントなので、入会から翌々月までにおいて最大1万ポイントのdポイントを貰うことが可能です。

入会特典のdポイント付与の対象は新規入会者のみになります。一方、利用特典のdポイント付与の対象は、新規入会者だけではなくアップグレード会員も含まれます。

最大10倍以上のdポイントが貯まる

ショッピングをする際、dカードGOLDで支払いを行うと、購入代金100円につきdポイントが1ポイント付与されます。通常のカード払いだけではなく、ドコモが提供しているスマホ決済サービスのd払いによる支払いもポイント付与の対象になります。

また、dポイント加盟店やdカード特約店でカード払いをすると、dポイントの還元率が通常の場合よりも大きくなります。利用するお店にもよりますが、購入代金の2~4%のdポイントが付与されます。

また、dカードポイントUPモールを経由してショッピングをすると、付与されるdポイントの還元率が拡大します。dカードポイントUPモールとは、ドコモが提供しているネットショッピングモールのことで、このサイトを経由して大手通販サイトでショッピングをすると、通常より最大10.5倍のdポイントを獲得できます。

携帯電話やネットの利用料金に対して10%のdポイント付与

dカードGOLDに入会すると、ドコモの携帯電話やネットサービス「ドコモ光」の利用料金(税抜)に対して10%のdポイントが付与されます。

なお、上記のポイント付与の対象となる利用料金とは、基本使用料、通話料、通信料などです。携帯電話の端末購入代金や購入時の事務手数料などは利用料金に含まれない点に注意が必要です。

2-2 dポイントの使い道が豊富

dカードGOLDを利用して貯まったdポイントは、いろいろな方法で使用することが可能です。dポイント加盟店でショッピングをする際、購入代金の支払いの一部にdポイントを充てられます。また、ドコモの携帯電話料金の支払いや商品を購入する際にも、dポイントを使用することが可能です。

2-3 dカードケータイ補償

dカードGOLDの会員になると、携帯電話の補償特典が受けられます。例えば、利用中の携帯電話端末が購入から3年以内の間に壊れて修理不能となり、同一の端末をdカードGOLD払いで購入した場合、新しい端末の購入代金や事務手数料のうち、最大10万円以内で補償が受けられます。新しく購入する端末によっては、支払う料金が実質ゼロになるケースもあります。

2-4 国内・ハワイの航空ラウンジ利用が無料

dカードGOLDに入会すると、一定の国内の空港とハワイの空港の航空ラウンジを無料で利用できるようになります。成田空港、羽田空港、関西国際空港など国内の主要空港がその対象となっているので、航空ラウンジの無料利用特典の恩恵を受けられる機会も多くあります(※航空ラウンジを無料で利用するには、ラウンジの入口でdカードGOLDと当日のフライトチケットの半券を提示する必要があります)。

2-5 旅行傷害保険が付帯している

dカードGOLDには、海外と国内の旅行傷害保険が付帯しています。例えば、海外旅行をする際、出発から帰宅するまでの間(出発した翌日から90日目の午後12時まで)、会員がケガをしたり、事故にあったりした場合、最大1億円の補償を受けることが可能です。

補償項目も「傷害死亡」「傷害後遺障害」「賠償責任」「携行品損害」などその範囲は多岐に渡り、本会員と家族会員のほか、本会員の家族も補償対象となっています。ただし、海外旅行の費用をdカードGOLDで支払っていない場合、最大補償額も5,000万円に下がります。

また、国内旅行をする際、交通機関を利用するときや旅館、ホテルに客として宿泊しているときに傷害を被った場合、保険による補償を受けられます。また、宿泊をともなうツアー旅行に参加している際に被った傷害も保険による補償の対象です。

国内旅行傷害保険の補償対象者は、本会員と家族会員のみです。海外旅行傷害保険とは異なり、本会員の家族全員が補償の対象になるわけではありません。また、国内旅行傷害保険の補償を受けるには、旅行に関する各費用をdカードGOLDで支払っていることが必要です。なお、国内旅行傷害保険の最大補償額は5,000万円となります。

2-6 海外旅行時に受けられる充実したサポート

dカードGOLDの会員になると、海外旅行をする際、旅行傷害保険以外にも充実したサポートを受けられます。海外旅行の際、現地の情報がよくわからなかったり、お店やサービスの予約や利用方法がわからなかったりする場合、旅行先の現地情報の提供や、お店の予約、サービスの手配といったサポートを受けられます。

また、海外旅行をしている最中に、dカードGOLDを紛失したり、盗まれてしまったりする可能性もあります。このような場合、旅行先の現地で暫定的なカードを発行して貰うことが可能です。また、現金が必要な場合、現地通貨を一定範囲内で用意して貰えます。

海外旅行先によっては、車での移動を余儀なくされるような場所もありますが、dカードGOLDは、海外レンタカー優遇サービスの対象なので、割引価額で利用できます。

2-7 家族カードとETCカードを年会費無料で発行できる

dカードGOLDは、家族カードとETCカードがつけられます。家族カードの場合、1枚目のみ無料で発行して貰えます。

一方、ETCカードは、初年度のみ無料で2年目以降は原則として年会費が発生します。ただし、2年目以降も前年度に1回でもカード利用の請求があれば、その年度の年会費は無料になります。

3 dカードGOLDのデメリット

dカードGOLDには、以下のようなデメリットもあるので、入会する際にはその点も考慮する必要があります。

3-1 通常のdポイント還元率はdカードと変わらない

dカードGOLDのポイント還元率は購入代金の1%なので、一般のdカードと同じです。そのため、カードを使う用途によっては、一般のdカードのほうが向いている場合もあります。

3-2 継続的な収入が必要

dカードGOLDに入会するためには、満20歳以上で継続的な収入を得ていることが条件となっています。そのため、収入が不安定な方や、パート、アルバイト、学生などは入会申込対象者から除かれています。

4 dカードGOLDの年会費を他のゴールドカードと比較

年会費1万円のdカードGOLDと他のゴールドカードの年会費や特徴を比べるので、カード選びの参考にしてみてください。

4-1 楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードとの比較

楽天が提供する楽天ゴールドカードの年会費は2,200円(税込)です。VISA、JCB、マスターカードの主要3国際ブランドに対応しており、dカードGOLDよりも手軽に利用できるのが大きな特徴です。ただし、dカードGOLDの海外旅行傷害保険の最大補償額は1億円であるのに対し、楽天ゴールドカードは2,000万円までとなります。

また、楽天には年会費1万円の楽天プレミアムカードというクレジットカードもあります。国内・海外旅行傷害保険はともに5,000万円までとなっているので、楽天ゴールドカードよりもdカードGOLDに近い水準です。

4-2 アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードとの比較

アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの年会費は、税込3万1,900円です。海外旅行傷害保険の最大補償額は1億円と、年会費1万円のdカードGOLDと同額です。アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードでは、様々なポイントプログラムや海外旅行先での24時間日本語サポートなどの特典がありますが、補償額のみで比較する場合、コストパフォーマンスで軍配が上がるのはdカードGOLDとなります。

4-3 三井住友カードゴールドとの比較

三井住友カードゴールドの年会費は、dカードGOLDと同額の11,000円(税込)で、家族カードを1枚だけ無料発行できる点も共通しています。しかし、三井住友カードゴールドはオンライン入会で初年度の年会費は無料になるなどの好条件付きです。

一方、三井住友カードゴールドの海外旅行傷害保険の最大補償額は5,000万円までと、dカードGOLDよりも低くなります。さらに、通常のポイント還元率も0.5%と、1%のdカードGOLDの比べて低いのが特徴です。

5 dカードGOLDの入会方法

dカードGOLDの入会手続きは、ネット上で行うことが可能です。具体的には、以下の流れに沿って入会手続きを進めていきます。

5-1 dアカウントで入会申込サイトにログインする

まずは、dカードGOLDの入会申込サイトにログインして手続きを行います。ログインする際にはdアカウントが必要となるので、dアカウントを持っていない場合、事前に発行手続きを済ませる必要があります。dアカウントは、メールアドレスと設定したパスワードを入力後送信すれば、発行して貰うことが可能です。

5-2 入会申込を行なう

サイトにログイン後、フォームに申込者の属性、職業、収入など必要事項を入力して入会申込の手続きを行います。

5-3 審査・入会

入会申込手続き後、申込者の入会審査が行われます。dカードGOLDでは、入会申込から最短5分で審査結果を出して貰うことも可能です。ただ、そのためには9時から19時50分までに引落口座設定の完了を済ませた上で入会申込していることが条件になります。入会審査に通過した場合、一定期間内に申込者の元へ本人限定郵便でカードが郵送されます。

まとめ

dカードGOLDは、ポイントを貯めやすい上に携帯電話やネット関連サービスでも様々なメリットのあるゴールドカードです。また、海外旅行をする際に手厚い補償やサポートを受けられる点もこのカードの大きな特徴になります。

dカードGOLDに入会した後、年会費を負担する必要があるものの、その金額は11,000円(税込)なので、他社ゴールドカードと比較して同水準か割安な場合もあります。特に携帯電話の支払いやショッピングモールの利用などの用途で強みを発揮するカードです。

ゴールドカードの申し込みをする際は、ご自身の利用状況と照らし合わせながら慎重に検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 クレジットカードチーム

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