楽天証券株式会社は1月8日、預り資産残高が10兆円を突破したと発表した。外貨建て預り資産、楽天銀行との口座連携サービスで自動入出金(スイープ)を設定している顧客の楽天銀行普通預金残高を含む金額。2020年12月に総合口座数が500万口座を超え、資産残高は過去最短水準となる約2カ月で1兆円増、前年同月比約45%増と躍進を見せた。
同社は1999年に国内初のオンライン専業の証券会社としてサービスを開始、株式やFXなどトレーディングを中心にサービスを拡充、ECサービスの「楽天ポイント」「楽天カード」を利用した投資サービスに絡め、さらに楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」の提供など初心者にも資産形成を始めやすい環境作りを強化してきた。
目下は「iDeCo(個人型確定拠出年金)」サービスに注力しており、1月31日から加入申込や移換の手続きをオンラインで完結させる。郵送にかかる時間や手間が大幅に削減されるほか、 記載漏れなどによる書類不備も軽減するとリリースしたばかりだ。
また、投資情報を発信するオウンドメディア「トウシル」が20年12月の月間PV数が過去最多の2100万を突破、公式YouTubeチャンネル登録者数も4万1000人超となり、コンテンツでもユーザーの関心を確実に引きつけている。
同月にはCFD取引サービスの提供も開始、手数料無料で世界の株価指数への投資がレバレッジ10倍で可能になる設定で、1月11日からベータ版での取引が先行して可能になる。
同社は「『資産作りの伴走者』として魅力的なサービスや商品をより一層安心・安全な環境で提供し、さらなる顧客基盤の拡大を図るとともに、お客様の投資活動・資産形成に貢献していく」としている。
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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム
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