米オラクルは2022年6月13日(現地時間)、2022年度第4四半期の業績を発表した。四半期の総収益は米ドルで前年比から5%の増益となった。恒常通貨では10%、118億ドルの増益だ。
オラクルの強みであるクラウドサービスとライセンスサポート業務の収益は米ドルで前年比から3%の増益、恒常通貨で7%、76億ドルの増益となった。クラウドライセンス及びオンプレミスライセンスの収益は米ドルで前年比18%の増加、恒常通貨で25%、25億ドルの増益となった。
2022年会計年度の総収益は米ドルで5%の増加、恒常通貨で7パーセント増となり、424億ドルだ。クラウドサービスとライセンスサポートの収益は、米ドルで5%、恒常通貨で6%増加し、302億ドルとなった。クラウドライセンスとオンプレミスライセンスの収益は、米ドルで9%、恒常通貨で12%増加して59億ドルになった。
オラクルはこれらの業績を受け、1株当たり0.32ドルの四半期配当を決定した。2022年7月12日時点の株主に対し、7月26日に支払われる予定だ。
オラクルのCEO、Safra Cats氏は「今回の収益成長は市場をリードする変化とクラウドアプリが促進されることによって起こった。また市場ではインフラクラウドビジネスの需要が今後も増加することが考えられる。超成長段階であるインフラと、オラクルが新たに買収したCernerアプロケーションビジネスを組み合わせ、今後も収益成長を実現する」と今回の業績を捉える。
オラクルのCTO、Larry Ellison氏は、「オラクルクラウドシステムは新型コロナウイルスによるパンデミックの間、米国で1億5000万人にも及ぶ患者の記録を収集した。またこのクラウドシステムはその他の数十の国や州でワクチンプログラムの管理も行った。より良い公衆衛生対策は良い生活につながる。オラクルはそれらをサポートしていく」と今後を見据える。
【参照記事】*1 Oracle「Oracle Announces Fiscal 2022 Fourth Quarter and Fiscal Full Year Financial Results」

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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