発汗の計測技術をヘルスケア・危機管理等へ応用。信州大学発ベンチャーが開発する「汗」の最先端テクノロジー

信州大学発のベンチャー企業スキノスは、株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」で資金調達を開始した。同社は発汗の研究と発汗量の計測器開発を目的に、1981年にスタートした信州大学と国立長野高専の共同プロジェクトの成果をもとに発足。特許取得済みの技術をヘルスケア分野や危機管理デバイスへの応用など、幅広い分野での展開を計画している。目標募集額は1700万円で、6日午前9時現在で60%の1030万円を集めている。

発汗の計測は「ヨウ素デンプン法」と呼ばれる、皮膚に塗った場所の色の変化や、通電による汗の感知といった方法が用いられている。しかし従来の方法はデータの再現が難しく、正確性に乏しいというデメリットがあった。同社はセンサーにカプセル型の解析装置を用いることで、様々な部位の非常に微量な発汗量まで精値で捉えられるセンサーを開発(特許取得済み)。この技術は1991年に厚生省(現・厚生労働省)から医療器具として認定を受けた。2017年12月には保険適用を実現、18年4月からは臨床検査法として医療現場で活用がスタートしている。

スキノス・発汗計

医療機器ベースだったこの技術をBtoCへ事業展開するため、18年5月から株式会社スキノス(旧社名・株式会社スキノスNAGANO)へ新体制を整えた。今後は機器の小型化、ウェアラブル化を叶えることで、日常生活などの幅広い場面で展開していく計画。具体亭には「温熱性発汗」を解析し、人間の不快感の評価に活用。さらに発汗する体の部位や量などを計測していくことで、病気の診断も可能になるという。

また、通信技術と融合させることで、アプリと連動したサービスへの応用ができ、様々なサービスに活用できるとしており、目下はフィットネスジムなどで活用可能な運動評価センサーとして展開していくための検証を進めている。

発汗量ビッグデータ解析

今回、スキノス社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の22億1188万円(2019年8月6日現在)。

投資家は、ファンディーノ上で一口10万円前後の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができるという特徴がある。

応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。

審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。

ファンディーノで投資を実行するには、下記ウェブサイトで事前に登録を済ませておくことが必要となる。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・口コミ

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザー・少額株式投資チーム

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