株式投資初心者が注意すべき3つのポイントは?株取引の始め方も

将来の資産運用のために株式投資を始めようとしている方も多いと思います。しかし、何も知らないまま株式投資を始めてしまうと思わぬ失敗をすることにもなりかねません。今回は、株式投資の初心者の方が注意すべきことや、実際の売買の前にやっておきたいことについて解説します。

目次

  1. 株式投資初心者が注意すべきこと
    1-1.必ず損切りをすること
    1-2.リスクが高い集中投資は避けること
    1-3.担当者のいうことを鵜呑みにしないこと
  2. 株式投資初心者が売買の前にやっておきたいこと
    2-1.株式投資について勉強すること
    2-2.証券会社は必ず比較すること
    2-3.NISA口座を開設すること
    2-4.損切りラインを決めること
  3. まとめ

1.株式投資初心者が注意すべきこと

株式投資を行うことで、保有している資産を運用したり売却したりすることで利益を狙うことができます。一方で、株式投資により損失が発生し、資産を失ってしまう可能性もあります。

以下では株式投資で失敗しないために、初心者の方が注意しておくべき3つのポイントを紹介します。

  1. 必ず損切りをすること
  2. リスクが高い集中投資は避けること
  3. 担当者のいうことを鵜呑みにしないこと
  4. さまざまな取引手法に手を出さないこと

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

1-1.必ず損切りをすること

株式投資を行う場合は、必ず損切りを行なわなければなりません。損切りというのは、購入した株式の価格が下がったときに、損失を確定させるために株式を売却することをいいます。

なぜ、損切りを行わなければならないのかというと、株価が元の価格に戻る保証はなく、含み損がさらに拡大する可能性があるためです。

株式をはじめとする投資の世界に「絶対」は存在しません。下落した株価が買値に戻ってから売りたいという気持ちは理解できますが、それが実現するかどうかは誰にもわからないのです。

仮に、買値に戻ったとしても、それが購入から5年後だとしたらどうでしょうか。その間、購入した株式を売却できず、その分の資金で他の株式を購入することもできません。

投資の世界では、すべての株価が自分の予測通りに動くわけではありません。安定して利益を上げている投資家でも、100%すべての投資機会で成功しているわけではないのです。

大切なことは、予測と違って株価が下落したときに、自分で決めたルールに従って確実に損切りを行うことです。そうすれば、損失を最小限に抑えることができるうえ、残りの資産で他の株式を購入することもできます。

ベテラン投資家は、買値から数%株価が下がったら損切りをする、ということを徹底しています。株式市場から退場しないためにも、損切りを行うことの重要性を肝に銘じておきましょう。

1-2.リスクが高い集中投資は避けること

1つの株式銘柄に全資産を投資するような、集中投資は避けましょう。

2019年に最も値上がりした株式銘柄は東証マザーズの「ホープ(6195)」で、2018年と比較して1,400%になりました。つまり、この銘柄に資金をすべて集中して1年間保有した場合には、資産は14倍に増えている計算になります。

ただし、先述したように投資に絶対はありません。つまり、その逆もありうるということになります。

最も値下がりしたのは同じくマザーズの「MTG(7806)」で、前年比-83.5%となりました。同じようにこの銘柄を保有した場合、資金は5分の1以下となってしまいます。

このように、1つの銘柄に資金を集中させる集中投資は、ハイリスクであることがわかります。

投資に世界には「卵は1つのカゴに盛るな」という格言があります。1つのカゴに卵をすべて乗せ、そのカゴを落とした場合には、すべての卵が割れてしまうでしょう。ですが、カゴを分けると、1つのカゴを落としても、すべての卵が割れることはありません。

投資の基本は分散投資です。そうすることで、損失を抑えることができるからです。投資の経験を積み、いい銘柄を見極められるようになるまで、集中投資は避けるようにしてください。

1-3.担当者のいうことを鵜呑みにしないこと

株式投資を行う場合、店頭取引であれば証券会社の窓口で担当者に助言を得ながら取引を行うことができます。

ただ、担当者のいうことを鵜呑みにして購入する銘柄を決めるのはおすすめできません。というのも、担当者はその責任を取ってはくれないからです。

株価が上がるかどうか、利益が得られるかどうかは、誰にもわかりません。担当者のアドバイスを参考にするのはいいのですが、一概に信用したところで利益が出るとは限らないのです。

投資を行うのは担当者ではなく自分自身ですので、購入する銘柄は自身で判断するべきといえます。そのためには、株式投資について自分で知識を身につけなければなりません。誰かに任せて利益が出るような甘い世界ではないということを理解しておきましょう。

2.株式投資初心者が売買の前にやっておきたいこと

次に、株式投資初心者が、実際の売買の前にやっておきたいことを紹介します。

具体的には、以下のポイントを意識しましょう。

  1. 株式投資について勉強すること
  2. 証券会社は必ず比較すること
  3. NISA口座を開設すること
  4. 損切りラインを決めること

2-1.株式投資について勉強すること

実際に株式を購入する前に、株式投資について勉強することが重要です。

注意点でも紹介したように、株式投資について知識があるのとないのとでは雲泥の差があります。必要な知識をほとんど身につけずに株式市場に参加するのは、ギャンブルをしているのと同じといえます。

株式投資で利益を上げたいのであれば、投資の基本程度の知識は最低限押さえておく必要があります。

株式投資に関する書籍は多く出版されていますし、現在ではネット上で検索すれば必要な情報を集めることも可能です。

まずは自分で勉強して、今よりも株式投資に関して詳しくなることを目指してください。また、証券会社によっては架空の資金を使ってトレードの練習ができるデモトレードサービスを提供していますので、ぜひ活用してください。

2-2.証券会社は必ず比較すること

証券口座を開設する場合は、それぞれの証券会社を必ず比較しましょう。

株式を購入・売却する際の価格はどの証券会社でも変わりません。ですが、取引に掛かる手数料には違いがあります。また、各証券会社にはそれぞれ強みがあります。そのため、自分がやりたい投資の種類や投資金額に対する手数料などから、自分に合った証券会社を選ぶ必要があります。

【関連記事】株式投資、おすすめの証券会社は?大手3社とネット証券5社を比較

2-3.NISA口座を開設すること

これから株式投資を始めるのであれば、NISA口座を開設しておきましょう。

NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、2014年から2023年まで、毎年120万円までの投資で得た利益が最長5年非課税になるという制度です。

株式投資で得た利益には、20.315%の税金が掛かります。仮に投資で10万円の利益が出た場合、手元に残るのは約8万円となります。ですが、NISAを活用すれば、10万円が丸々手元に残ることになるのです。

そして、このNISAを利用するための専用口座がNISA口座です。多くの証券会社でNISA口座を開設することが可能です。特に投資初心者の場合、投資額と利益はそれほど大きくならないケースが多いので、NISAを活用しながら利益を増やすことが大切です。

2-4.損切りラインを決めること

株式を購入する前に、損切りラインを必ず決めましょう。

先述したように、株式投資では損切りを実行することが大切です。そのための基準を設定しておくことで、損切りがしやすくなります。

また、損切りラインを設定することで、あらかじめ損失額を把握することができます。自分の許容範囲内で損切りラインを設定しておけば、余裕を持ってトレードを行うことができるようになります。

一般的には買値の5%~10%程度値が下がったポイントが損切りラインの目安といわれています。ただ、経験を積むことで自分に合った損切りラインを設定できるようになります。利益確定と損切りの経験を積めば、より的確な投資判断が下せるようになるでしょう。

まとめ

今回は、投資初心者が注意すべきことと、売買前にしておきたいことについて解説しました。株式投資を行うためには、どれも大切なことばかりですので、本記事を参考に知識を増やしていきましょう。

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山本 将弘

山本 将弘

フリーランスWebライター。主に株式投資や投資信託の記事を執筆。それぞれのテーマに対して、できるだけわかりやすく解説することをモットーとしている。将来に備えとリスクヘッジのために、株式・不動産など「投資」に関する知識や情報の収集、実践に奮闘中。