個人で加入・運用できる私的年金制度で、税制の優遇措置を受けられるiDeCoに関心が寄せられています。多くの金融機関がiDeCoに対応していますが、SMBC日興証券もその1つです。
今回は、SMBC日興証券の日興iDeCoの評判や対象の金融商品、手数料などについて紹介しますので、参考にしてください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- SMBC日興証券「日興iDeCo」の特徴とメリット
1-1.購入可能な銘柄が多い
1-2.運用管理手数料が0円
1-3.運用・管理のツールが充実している
1-4.dアカウント連携でdポイントがたまる。2023年3月末までキャンペーンも - SMBC日興証券のiDeCoの評判は?
- SMBC日興証券のiDeCo対応商品例
3-1.SMBC・DCインデックスファンド(S&P500)
3-2.SMBC・DCインデックスファンド(日経225) - SMBC日興証券のiDeCoに必要な手数料
4-1.口座開設時の手数料
4-2.運用時の手数料
4-3.給付時・還付時の手数料 - まとめ
1.SMBC日興証券のiDeCoの特徴とメリット
SMBC日興証券のiDeCoには、以下のような特徴やメリットがあります。
- 購入可能な銘柄が多い
- 運用管理手数料が0円
- 運用・管理のツールが充実している
- dアカウント連携でdポイントがたまる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1-1.購入可能な銘柄が多い
日興iDeCoでは、投資信託29本、定期預金1本の合計30本取扱いがあり、購入できる銘柄が比較的多いというメリットがあります。(2022年2月25日時点)
1-2.運用管理手数料が0円
iDeCoでは、すべての金融機関に共通に定められた口座管理手数料がありますが、金融機関によってはこれにさらに独自の運営管理手数料が上乗せされる場合があります。日興iDeCoはだれでも、運営管理手数料が無料というメリットがあります。
1-3.運用・管理のツールが充実している
日興iDeCoでは、運用・管理のツールが充実しているという特徴があります。
SMBC日興証券が提供している「DCなび」というツールを使えば、いつでも資産の残高を確認することができるほか、各商品のリターンやコストの比較、将来に向けたシミュレーションが可能です。
また、DCなびから直接アクセスできる「NRK WEB」なら、運用方法や運用割合の変更を簡単に行うことができます。
1-4.dアカウント連携でdポイントがたまる。2023年3月末までキャンペーンも
日興iDeCoでは、dアカウントを連携することにより、iDeCoの残高や掛金に応じて、dポイントがたまる「日興iDeCo for docomo」が利用可能です。毎月の掛金5,000円ごとにdポイントが1pt(通常ポイント)がたまるプログラムとなっています。
また、2022年2月25日(金)~2023年3月31日(金)の期間中、2023年3月31日(金)時点で保有されている日興iDeCo for docomoの残高に応じて、最大3,000ポイントのdポイントがもらえるキャンペーンも実施されています。(※対象条件など詳細は日興iDeCoのキャンペーンページでご確認ください)
2.SMBC日興証券の評判は?
SNSなどには、SMBC日興証券のiDeCoに対するさまざまな評判や口コミが寄せられているので紹介します。
具体的には、以下のような声があります。
- 「低コストの商品も扱っているのでありがたい」
- 「SBI証券などと比べると運用商品の選択肢がやや少ない」
- 「docomo経済圏なので日興iDeCo for docomoを利用している」
- 「ポイント還元率が少し低い気がする」
※上記はすべて個人の感想です。サービス内容や最新情報などについてはご自身でもよくお調べの上、ご利用をご判断ください。
SMBC日興証券では、低コストで運用できる商品もいくつか取り扱っており、iDeCoでの資産運用を求める幅広い方のニーズに対応しています。しかし、大手ネット証券と比べて選択肢がやや少ない、と感じる声もあります。
また、dポイントがたまるサービスを評価する一方で、毎月の掛金5,000円ごとにdポイントが1pt(通常ポイント)というポイントの還元率を上げてほしいという声も見られました。
3.SMBC日興証券のiDeCo対応商品例
ここでは、SMBC日興証券のiDeCo対応商品から、初心者の方でも運用しやすいものを2つ紹介します。
- SMBC・DCインデックスファンド(S&P500)
- SMBC・DCインデックスファンド(日経225)
それぞれ詳しくみていきましょう。
3-1.SMBC・DCインデックスファンド(S&P500)
インデックス・マザーファンドへの投資を通じて、米国の証券取引所に上場している株式などに投資ができるファンドです。米国の有名な指数であるS&P500インデックス(配当込・円換算ベース)をベンチマークとして、その動きに連動するように運用されます。
信託報酬の年率は年0.0968%(税込)に設定されており、運用コストを低減しながら資産を運用することが可能です。
3-2.SMBC・DCインデックスファンド(日経225)
インデックス・マザーファンドへの投資を通じて、日本の証券取引所に上場している株式などに投資ができるファンドです。日経平均株価(日経225)の動きに連動する投資成果を目指して運用されます。日本で知名度が高い指数をベンチマークとしているため、情報や資産の状況を確認しやすいというメリットがあります。
信託報酬の年率は0.154%(税込)となり、こちらも運用コストは比較的低廉です。
4.SMBC日興証券のiDeCoに必要な手数料
次に、SMBC日興証券のiDeCoで資産運用を行う場合に必要な手数料についてみていきましょう。
具体的には、以下のような手数料が発生します。
- 口座開設時の手数料
- 運用時の毎月の手数料
- 給付時・還付時の手数料
それぞれ詳しくてみていきましょう。
4-1.口座開設時の手数料
SMBC日興証券でiDeCoの口座を開設する際には、2,829円(税込)を国民年金基金連合会に支払います。
4-2.運用時の毎月の手数料
運用期間中については、下記手数料が毎月かかります。なお、運営管理手数料は0円となっています。
- 加入者(積立ありの場合)毎月171円
- 運用指図者(積立なしの場合)毎月66円
5-3.給付時・還付時の手数料
iDeCoで運用した資金の給付を受けたり、還付を受けたりする場合にも手数料が発生します。
具体的な金額(税込)は以下の通りです。
- 給付事務手数料:440円
- 還付事務手数料:1,488円
これらは給付・還付のたびに発生する手数料です。還付は特別な事情がない限り発生しませんが、給付は60歳以降に受け取れる老齢給付金を指すため、年間支給回数を多くするほど手数料負担も多くなる点には注意しましょう。
まとめ
今回はSMBC日興証券のiDeCoの評判や初心者向けの商品、手数料などについて紹介しました。これからiDeCoを始めるという方は、本記事も参考に、どの金融機関で運用を行うか比較検討してみてください。
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山本 将弘
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