OANDAのメリット・デメリットは?デモ口座についても

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OANDAグループは、世界9ヵ国に拠点を構え、金融サービスを展開しています。同グループの日本法人であるOANDA証券株式会社は、人気取引ツールである「MT4」、「MT5」、「TradingView」を利用することができるほか、FXは1通貨単位で取引できる点が特徴です。

本稿では、OANDA(OANDA証券株式会社)のメリット・デメリットを解説するほか、評判・口コミなどについても紹介していきます。

※本記事は2024年1月31日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。


目次

  1. OANDA証券の基本情報
  2. OANDA証券で取引をするメリット
    2-1.【FX】1通貨単位~取引できる
    2-2.【FX・CFD共通】情報量が豊富
    2-3.【FX・CFD共通】MT4・MT5・TradingViewが無料で使える
    2-4.【FX】オーダーブックを提供している
    2-5.【FX】APIを提供している
  3. OANDA証券で取引をするデメリット
    3-1.【FX】スプレッドが狭くはない
    3-2.【CFD】取扱銘柄は多くはない
    3-3.【FX・CFD共通】電話問い合わせ受付時間がやや短い
  4. デモ口座
  5. まとめ

1.OANDA証券の基本情報

OANDA証券株式会社(以下、OANDA証券)の基本情報を確認しましょう。

OANDA証券の基本情報

運営会社 OANDA証券株式会社
本社所在地 東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
設立 2004年11月8日
代表者 代表取締役 柳澤 義治
資本金 4億6,500万円
自己資本規制比率※ 240.10%(2023年10月時点)
提供サービス FX、株価指数CFD、商品CFD
口座管理費 無料
取引手数料 無料
取扱銘柄数 FX:68銘柄
株価指数CFD:14銘柄
商品CFD:10銘柄
最低取引単位(ロット数) FX:1通貨~
株価指数CFD:0.1 or 1
商品CFD:0.01 or 0.1
レバレッジ FX:最大25倍
株価指数CFD:最大10倍
商品CFD:最大20倍

※自己資本規制比率は、金融商品取引法により120%を下回らないようにする必要があります。

OANDA証券はOANDAグループの日本法人で、金融庁に登録をしている国内の証券会社です。提供サービスはFXおよび株価指数CFD、商品CFDです。なお、2024年1月現在、OANDAのブランド・アンバサダーには世界的なサッカー選手であるロベルト・レヴァンドフスキ氏が務めています。

2.OANDA証券で取引をするメリット

OANDA証券で取引するメリットを3つ紹介します。

2-1.【FX】1通貨単位~取引できる

OANDA証券のFXでは、投資家のニーズに応じて複数の取引コースを用意しています。そのうち、「サブアカウント:fxTrade×コース:ベーシックコース」の組み合わせであれば、業界最小の1通貨単位で取引することができます。

1ドル=145円、レバレッジ25枚の場合であれば、米ドル/円は約6円で取引ができる計算です。「できる限り損失額を抑えてFXを始めたい」という方はOANDA証券のFXは有力な選択肢になることでしょう。

2-2.【FX・CFD共通】情報量が豊富

OANDA証券ではFX・CFDに関する情報をまとめた「OANDA FX/CFD Lab-education(オアンダラボ)」を運営しています。

オアンダラボでは世界各国の経済指標やマーケットニュース、初心者向けに各種プラットフォームの使い方、上級者向けにインジケーターの提供・アルゴリズムの解説等、マーケット情報および取引ツールに関する情報等を多数発信しています。

さらに、証拠金・損益シミュレーションやFX/CFDに関するコラム・豆知識など多様なジャンルの情報も掲載されています。オアンダラボは情報量の豊富さはもちろん、一覧性が高くビジュアルも豊富に使われているため、初心者であっても情報の整理がしやすい点も特徴です。

2-3.【FX・CFD共通】MT4・MT5・TradingViewが無料で使える

OANDA証券では世界的に人気の取引プラットフォーム「MT4(MetaTrader 4)」およびMT4の後継「MT5(Meta Trader5)」、チャートツール「TradingView(トレーディングビュー)」を提供しています。この3つのツールを提供している証券会社は2024年1月現在、OANDA証券のみです。

MT4・MT5はカスタマイズ性が高く、より自身の希望に沿った取引環境を構築することができます。さらにオアンダラボではMT4・MT5のインジケーター(チャート上に表示させるサポートツール)を無料提供しています。

またTradingViewは、描画ツールおよびインジケーターが豊富なツールです。操作性も優れており、初心者でも直感的な操作が可能です。

なお、オアンダラボでは3つのツールの基本的な使い方・操作方法についても紹介しています。初めてツールを使う方はオアンダラボも参考になることでしょう。

2-4.【FX】オーダーブックを提供している

オーダーブックとは、OANDAグループの顧客の取引状況をグラフ化したものです。

オーダーブックを確認することで、未約定の指値注文のオーダーおよび保有中のポジション状況を閲覧することができます。そのため例えば、含み損のある買いポジションのボリュームが多い場合は「そのポジションが損切りされ、価格が下落するのではないか」と推測を立てることも可能です。

なお、あくまでオーダーブックはOANDAグループの顧客の取引データであり、FX市場全体と比較するとそのデータ量はわずかです。一方、投資家がどのように市場を分析してポジションを保有しているか(注文を出しているのか)を考える上での、貴重なサンプルでもあります。OANDA証券を利用する際にはオーダーブックをうまく活用してみてはいかがでしょうか。

2-5.【FX】APIを提供している

OANDA証券ではAPIを提供しています。APIとはアプリケーション・プログラミング・インタフェースの略で、あるソフトウェアの機能を別のソフトウェアへも共有する仕組みを指します。

OANDA証券のAPIサービスを活用することで、OANDA証券の取引機能を投資家自身が開発した取引ツール上に取り込むことができます。より自身のこだわりを反映させたツールで取引をしたい方はOANDA証券のAPIサービスの活用が効果的です。

3.OANDA証券で取引をするデメリット

続いて、OANDA証券で取引するデメリットも確認していきましょう。

3-1.【FX】スプレッドが狭くはない

OANDA証券のスプレッドは狭いわけではありません。

例えば、最もメジャーな通貨ペアで各社が力を入れている米ドル/円はスプレッドを0.2銭と掲示しているFX会社が多い中、OANDA証券は0.3銭~です。また同じくメジャーな通貨ペアであるユーロ/円も0.4銭と掲示するFX会社が少なくありませんが、OANDA証券は0.4~1.3銭です。

このようにOANDA証券のFXは、コスト面で大きなメリットはないと考えましょう。

3-2.【CFD】取扱銘柄は多くはない

OANDA証券のCFDの取扱銘柄数は、株価指数CFD・商品CFD合わせて24銘柄です。10銘柄前後の会社も多いため、少ないわけではありません。一方で、GMOクリック証券の162銘柄(2023年12月4日時点)、サクソバンク証券の約8,800銘柄などと比べると、OANDA証券CFDの取扱銘柄数は限定的です。

またOANDA証券のCFDでは、個別株CFDを取り扱っていません。個別株CFDも取引をしたい方は他の証券会社も口座開設をする必要があります。

3-3.【FX・CFD共通】電話問い合わせ受付時間がやや短い

FX会社の中には平日24時電話問い合わせに対応をしている会社もありますが、OANDA証券の電話問い合わせ時間は平日8時~18時です。FXやCFDはほぼ平日24時間取引可能である点が特徴ですが、仮に18時以降すぐに解決したい問題が生じたとしても、OANDA証券ではリアルタイムに電話で質問をすることができません。その際はインターネットで情報を集めるか、なるべく早くメール問い合わせをする必要があります。

4.デモ口座

OANDA証券では、デモ口座を提供しています。デモ口座は登録が無料で、30日間利用できます。FXだけでなく、株価CFDと商品CFDのデモ口座も提供しています。

デモ口座を利用すれば、資金を減らすリスクなくツールの使い方を習得できます。OANDA証券のデモ口座では、チャート分析やテクニカル指標など、実際の取引と同様のツールが豊富に揃っているため、興味のある方は活用を検討してみてください。
デモ口座ホーム画面
※以下、画像は全て取引画面より筆者作成

Trading view

トレーディングビューデモ
デモ口座では、Trading viewが利用できます。TradingViewはシンプルで使いやすいチャート画面と豊富なチャート分析ツールを提供しているツールです。トレンドライン、フィボナッチリトレースメントなど、テクニカル分析に役立つ多くの指標や描画ツールが利用できます。

MT4

MetaTrader5デモ画面
デモ口座では、MT4も利用できます。MT4は、インディケーターと呼ばれる独自のテクニカル指標を組み込みカスタマイズできる、チャート機能に優れたツールです。自動売買ツールである「エキスパートアドバイザー(EA)」の開発や、ネットで公開されているEAを使った自動売買ができます。

なお東京サーバーの場合は、デモ口座ではMT4は使えず、MT5のみの供給ですが、本番口座では、東京サーバーでもMT4/5の両方が使えます。

5.まとめ

OANDA証券のFX・CFDはMT4・MT5・TradingViewを利用できるほか、FXについては業界最小の1通貨単位で取引することができます。またFX・CFDに役立つ情報が豊富なオアンダラボやオーダーブックを参考にすれば、より有利に取引を進められる可能性があります。

OANDA証券ではデモ口座も提供しています。「OANDAに興味があるけど、口座開設をするかは迷っている」という方はまずはデモ口座を利用してみてはいかがでしょうか。

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庄子 鮎

証券会社および求人広告会社を経て、2019年よりフリーライターに。証券会社時代では営業職に従事し、主に株式や投資信託、債券の販売を経験。また現在、投資家でもあり、FX・日本株・米国株などへ投資をしている。"どういう表現でどこまで説明すれば、より分かりやすくなるか"を意識し、解説していきます。