プラチナカードは、ゴールドカードよりも上位のグレードに位置するクレジットカードです。カード各社は豪華で洗練された優待サービスをプラチナカードの利用者に提供しています。プラチナカードを保有することで多くの特典を受けることができ、普段のショッピングや旅行をよりラグジュアリーにすることができます。
この記事では、プラチナカードの中でも「三井住友カード プラチナ」について詳しくご紹介します。すでに三井住友のカードを利用している方、プラチナカードの新規入会を検討している方はご参考ください。
目次
- 三井住友カード プラチナとは
1-1.充実の特典
1-2.Vポイントが貯められる
1-3.ハイスペック
1-4.申し込みには審査が必要 - 三井住友カード プラチナのメリット
2-1.多くのプレミアムサービスを受けられる
2-2.ポイントの還元率が高く、有効期限も長くて貯めやすい
2-3.旅行保険の内容が充実
2-4.利用特典あり - 三井住友カード プラチナのデメリット
3-1.審査が厳しい
3-2.年会費が高い - 三井住友カード プラチナの評判
- 三井住友カード プラチナの申し込み方
- まとめ
1 三井住友カード プラチナとは
三井住友カード プラチナは三井住友カードのクレジットカードの中で最上位に位置するカードです。所有するためには厳しい審査を通過する必要があるものの、様々な優遇サービスを受けることができます。
1-1 充実の特典
三井住友カード プラチナはプレミアム感のある特典を提供してくれるのが特徴です。例えば、宝塚歌劇のSS席の優先販売や、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)でアトラクションの待ち時間を短縮できるユニバーサル・エクスプレス・パスなど様々な特典があります。
1-2 Vポイントが貯められる
三井住友カードの利用で貯められるVポイントも有利に貯めることができます。他カードと比べて還元率は高く、有効期限は長く設定されているので、さらに貯めやすくなっています。Vポイントはショッピングに利用したり、マイルに交換したりして使うことができます。
1-3 ハイスペック
三井住友カード プラチナは上位グレードのクレジットカードにふさわしいスペックの高さも特徴です。
年会費 | 55,000円(税込) |
総利用枠 | 原則300万円~ |
ポイント還元率 | 0.5%~7% |
追加カード | ETCカード、家族カード(無料) |
ブランド | Visa、Mastercard® |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険(自動付帯)、ショッピング |
年会費こそ高くなりますが、利用枠が300万円以上と大きく、カード所有者の所得や利用実績などから利用枠はさらに大きくなることもあります。場合によっては車の購入もカードによる一括払いが可能で、電子マネー機能も付いています。
1-4 申し込みには審査が必要
三井住友カード プラチナは、ハイグレードなカードとなるため、申し込み時に厳正な審査が行われます。基本条件は「満30歳以上で、安定継続収入のある方(本人)」となっており、年齢にも制限があるのが特徴です。
2 三井住友カード プラチナのメリット
三井住友カード プラチナを利用するメリットを確認してみましょう。
2-1 多くのプレミアムサービスを受けられる
三井住友カード プラチナでは、多くのプレミアムサービスを受けることができます。例えばショッピング時には、特約店でポイントアップや会員割引などの優待サービスを受けることができます。また、”ポイントUPモールの還元は+0.5~9.5%です。
※2022年8月現在
※ポイント還元率は予告なく変更される場合があります。
旅行では、ホテルの部屋のアップグレードサービスや、空港ラウンジサービス(プライオリティパスの無料利用可)、予約手配サービスでの会員限定割引、海外Wi-Fiレンタル割引、ハイヤーサービスやクロークサービスなど空港で受けられる各種サービスなど、多くの特典があります。
レジャー関係では、宝塚歌劇やUSJでの優待の他、国内ゴルフコースの優待やゴルフトーナメントの観戦チケット、ヘリクルーズやカーシェアリングでの優待、歌舞伎や能の鑑賞チケットの手配などがあります。定期的にプラチナカード限定イベントの案内やプロモーションが届くのも他カードにはない特徴です。
グルメ関係の特典には、国内約100店舗の一流レストランでの無料クーポン配布や、厳選ワインの販売などがあります。ご家族や大事な人との大切な時間を一層楽しむことができる内容となっています。
2-2 ポイントの還元率が高く、有効期限も長くて貯めやすい
三井住友カード プラチナでは、Vポイントの還元率がショッピング金額の0.5%となっています。
さらに、対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)となります。
また、ポイントの有効期限が最長4年までとなっており、長期にわたってポイントを貯めやすくなっています。ポイントをしっかり貯めて、海外旅行やプレミアムイベントに使うことができます。
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
2-3 旅行保険の内容が充実
他のクレジットカードの旅行保険では、普通カードで2,000万円、ゴールドカードで5,000万円程度になっていることが多く、国内旅行においてはさらに補償額が少ないこともあります。
一方、三井住友カード プラチナでは旅行傷害保険の内容も充実しており、国内外ともに最高1億円(自動付帯)まで補償されるので、旅行時に万が一のことが起こった場合でも余裕を持って対応することができます。
また、ショッピング保険として最高500万円のお買い物安心保険がついているので、インターネットで高額な買い物をすることも可能です。
2-4 利用特典あり
カードの利用特典として、6カ月間のカード利用金額合計が50万円以上の場合、6カ月間のカード支払い額の0.5%相当額(2,000円以上最高30,000円まで)の三井住友カードVJAギフトカードのプレゼントがあります。
プレゼントされる機会は年に2回あるので、毎月約92万円を利用するとギフトカードのプレゼントで年会費の元が取れることになるほか、同額分以上のVポイントも別で入ってきます。
3 三井住友カード プラチナのデメリット
三井住友カード プラチナはハイスペックなクレジットカードですが、年会費が高く、入会審査も厳しくなります。詳しく見ていきましょう。
3-1 審査が厳しい
三井住友カード プラチナは、高いステータスを備えた会員だけに提供されるプレミアムカードなので、審査基準も高くなっています。年齢制限も30代以上となっており、これまでのクレジットヒストリー(利用履歴)にも傷が無いことが条件です。その上で、継続かつ一定以上の収入(年収1,000万円程度)も求められます。ただし、詳細な条件は公開されていません。
3-2 年会費が高い
三井住友カード プラチナは、国内のクレジットカードの中でも最高レベルのサービスを受けることができますが、一方で年会費も国内最高クラスです。たとえ審査に通ったとしても、状況によってはこの年会費が負担となる場合もあります。
なお、特典はやや減りますが、ショッピング利用によるVポイントの取得に特化された「三井住友カード プラチナリファード」では、年会費33,000円(税込)でプラチナカードを所有することができます。旅行やレジャーの利用がそれほど多くない場合、こちらのカードほうが向いている場合もあります。
4 三井住友カード プラチナの評判
三井住友カード プラチナは、プレミアムなサービスを多く受けられるカードです。実際に利用している人からは次のような意見や感想が寄せられています。カード選びの参考にご活用ください。
- 「海外・国内旅行傷害保険の自動付帯1億円補償は最高クラス」
- 「毎年送られてくるカタログギフトが楽しみ」
- 「年会費は高いけど、使い方で十分に元が取れる」
- 「USJのアトラクションで優先搭乗できる」
※上記はすべて個人の感想です。最新情報などについてはご自身でもよくお調べの上、ご利用をご判断ください。
三井住友カード プラチナのユーザーからは、プラチナ会員ならではの特典を受けられると評判です。レジャーとして観劇やゴルフを楽しめるほか、若い世代やアトラクション好きな利用者にとっては、家族でUSJでの特典を楽しむ方も多くなっています。特に、普段なら1時間以上待つアトラクションが比較的スムーズに楽しめるのは、プラチナ会員の大きなメリットです。
年会費が高いという印象を持つ方もいるものの、全体としては多くの人がサービスの質に納得しており、満足度の高いクレジットカードとなっています。
5 三井住友カード プラチナの申し込み方
三井住友カード プラチナの申し込みは、三井住友カード プラチナの申し込みページから行います。このとき、全くの新規作成の場合と、すでに三井住友カードを利用している場合、別ページから申し込む必要があるので注意です。
申し込みの必要書類として、運転免許証やマイナンバーカードなどの「本人確認書類」が2種類必要です。もしくは、本人確認書類1種類に加えて公共料金や社会保険料などの領収書のコピー1枚でも代用可能です。
申し込みページでは個人情報や支払口座を入力し、本人確認書類を提出して審査結果を待つことになります。審査は1~2週間で終了し、通過すると本人宛にカードが送られてきます。最短3日での発行が可能です。
もし、カードが届かない場合、公式サイト内に審査状況照会ページがあるのでそこから審査状況を確認することができます。[審査状況照会]で、申し込み後に発行された「お申し込み番号」や、生年月日(西暦)、電話番号などの情報を入力することにより、審査状況や結果を確認できます。
まとめ
三井住友カード プラチナは、国内のクレジットカードの中でもハイグレードに位置し、多くの特典を受けられる一枚です。年会費はやや高めですが、利用者の多くがそのサービスに満足していることから、費用対効果の高いカードとしても評判です。
プラチナカードの利用を検討する際は、特典内容と年会費をよく比較した上で、ご自身の利用状況にあった一枚を選ぶことが大切です。
HEDGE GUIDE 編集部 クレジットカードチーム
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