レンデックスの評判は?メリット・デメリットをわかりやすく解説

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数ある資産運用方法の中でも、利回りが高めで手間がかからないということで投資家が増えているのが「ソーシャルレンディング」です。ソーシャルレンディングは案件ごとに投資家から資金を集め、事業者や個人に貸し付ける仕組みで、海外では資金調達方法の一つとして普及しています。

なかでも不動産案件のソーシャルレンディングは、短期で投資できる案件や担保がついているケースも多いため、初心者から人気があります。国内の不動産ソーシャルレンディングの中で、中堅サービスとして利用者や投資額を伸ばしてきているのが「レンデックス(LENDEX)」です。この記事ではレンデックスの特徴やメリット・デメリットのほか、評判・口コミ、口座開設の流れについて詳しくご紹介します。ソーシャルレンディングや小口の不動産投資に興味のある方は参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. レンデックスとは?特徴・メリット
    1-1.担保もしくは保証付きの案件が多い
    1-2.高い利回り・1年以内の短期投資中心
    1-3.2万円からの小口投資が可能
    1-4.口座開設・維持手数料、払い戻し手数料などの手数料が無料
  2. レンデックスのデメリット・注意点
    2-1.案件数・実績が少ない
    2-2.担保があっても元本割れリスクはゼロではない
  3. レンデックスの評判・概要
  4. レンデックスの口座開設までの流れ
    4-1.口座開設に必要なもの
    4-2.口座開設の流れ
  5. まとめ

1 レンデックスとは?特徴・メリット

レンデックス
サービス名 レンデックス
URL https://lendex.jp/
運営会社名 株式会社レンデックス
本社所在地 東京都渋谷区渋谷二丁目1番11号 郁文堂青山通りビル5階
設立 2000年
代表取締役 深澤 克己(ふかさわ かつみ)
〈略歴〉1968年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科第2(システム基礎科学)卒業
1992年4月 第一勧業銀行(現:みずほ銀行) 入行
2005年3月 みずほ信託銀行に転籍 資産管理サービス信託銀行出向
2018年2月 みずほ信託銀行退職
資本金 1億円
当期純利益/純損失 純損失5,281万円(2019年12月期)
純損失2,772万円(2020年12月期)
社員数 6名(役員を含む/2018年6月現在)
上場有無 非上場
サービス開始年月 2017年7月
実績利回り 6.0%~10.0%
投資金額 2万円から
累計応募金額 400億円超(2024年1月時点)
運用期間 最短2ヶ月~
元本毀損実績 元本毀損実績0円(2024年1月時点)

レンデックスに関するニュース

レンデックスの概要

レンデックスは、株式会社レンデックスが提供するソーシャルレンディングサービスです。2000年創業の企業であり、ソーシャルレンディングには2017年から参入しています。取り扱う案件は不動産の購入やリフォーム、運転資金のためのファンドが中心です。

ソーシャルレンディング事業では2019年11月に人気の格闘技イベント「RIZIN」の運営資金を募集し、開始わずか20秒で目標額に達するなどして話題にもなりました。

なお、不動産分野のソーシャルレンディングについては、過去に他社で貸し倒れや返済遅延などが発生したことで、規制が強化されました。その中でソーシャルレンディングサービスの各事業者は独自の特徴を打ち出し、差別化と健全な運営を心がけている状況です。レンデックスの特徴やメリットについて確認してみましょう。

1-1 担保もしくは保証付きの案件が多い

レンデックスでは、多くの案件に担保もしくは連帯保証人が設定されています。借り手が返済不能になった場合でも担保から出資金を回収できるため、リスク軽減につながります。

なお、レンデックスでは、担保となる不動産を自社で査定するだけでなく、提携する第三者(不動産会社)にも査定を行ってもらい、査定価格の低いほうの80%の価格を上限としてファンドが作られます。

例えば、評価額3,000万円のマンションが担保になっている場合、ファンドの上限額は2,400万円です。不動産は短期に大きな価値変動が生じるケースは比較的少ないため、元本を守りやすい仕組みが構築されていると言えます。

1-2 高い利回り・1年以内の短期投資中心

レンデックスは、利回り6~10%の案件が中心です。通常、高い利回りが設定されている案件はそれだけリスクも高まり、レンデックスも例外ではありません。しかし、レンデックスでは多くの案件が1年以内の短期投資になるように組まれており、投資家のリスク軽減を図っています。また、利益は毎月分配されるためデフォルト発生時のリスクも抑えています。

すでに実績が出ている案件なら2号、3号と継続してファンドが作られる可能性もあるため、気になる方は継続案件を検討してみると良いでしょう。

1-3 2万円からの小口投資が可能

レンデックスでは2万円からの小口投資が可能です。現在、ソーシャルレンディングでは数万円前後からの投資が可能な会社が多くなっており、レンデックスも同様です。

投資単位額が大きい時代は、個人で規模の大きい案件に投資するのが難しい場合もありましたが、現在は小口化が進んで少額による参加がしやすくなっています。なお、レンデックスでは案件によって最低投資金額が変わることがあるので、募集内容をよく確認してから判断するようにしましょう。

1-4 口座開設・維持手数料、払い戻し手数料などの手数料が無料

レンデックスでは、運営のコストダウンにより口座開設手数料や口座維持管理料、申込み手数料、払い戻し手数料などは無料になっています。取引のたびに手数料が発生するサービスがある中、無料で利用できるのは投資家にとって大きなメリットと言えます。

ただし、投資口座への入金には手数料は必要になるので注意しましょう。

2 レンデックスのデメリット・注意点

多くのメリットがある一方で、レンデックスにもデメリットや注意点はあります。事前によく確認しておき、最終的な投資判断を下す際の参考にしましょう。

2-1 運営会社の規模が小さい

レンデックスは2017年にソーシャルレンディングのサービスが始まっており募集の実績も順調に積み重ねてきていますが、大手に比べると運営会社の規模が小さくなっています。

ただし、今のところ案件数や運用残高の推移は順調で、元本割れや貸し倒れは発生していません(2023年4月時点)。レンデックスのビジネスモデル上、担保を設定できない案件は多く扱えないため、他社と比べて案件数が増えにくい傾向があります。

2-2 担保があっても元本割れリスクはゼロではない

レンデックスでは多くの案件に担保が設定されていますが、元本割れのリスクがゼロになるわけではありません。担保の評価額の80%を上限にファンドが設定されているとしても、地震や台風などの災害によって担保となる不動産の評価額が大きく毀損される可能性はあります。

なお、レンデックスには担保が設定されていない案件もあります。連帯保証人付きなどでリスク低減は図られているものの、過度の信頼はトラブルを招くこともあるため注意しておきしょう。

3 レンデックスの評判、口コミ

レンデックスを実際に利用した方からの評判や口コミを見ていきましょう。

「利回りが高く、短期運用ができる」
「利回りが高すぎてリスクが高すぎないか不安」
「他社に比べて募集金額が少なく、投資できない時がある」
「運用後の手間がなく、毎月分配金をもらえている」

※個人の感想です。サービスに関する最新情報などは、レンデックスのウェブサイトでご確認下さい。

「利回りが高くて良い」という意見は多く見受けられます。レンデックスの特徴である高い利回りは、人気につながっている一方で、利回り10%を超える案件にはリスク面から不安を覚えている投資家の方もいます。過去の案件の中には、利回り13%というものもありました(現在は完済しています)が、ソーシャルレンディングでは案件の内容と潜在するリスク、そして運営事業者のリスクヘッジ体制などを総合的に考慮する必要があるため、慎重に判断することが大切です。

また、「すぐに満額になる」「枠に入れない」というような声もあります。レンデックスの仕組み上、ファンドの規模は担保になる不動産価値が影響するため、募集金額を大きくできないこともあります。レンデックスに多く投資したい場合は、複数の案件を検討する必要があるでしょう。

レンデックスでは、満額成立の場合、募集がその時点で打ち切られます。利回りの高い人気案件には応募が殺到するため、投資が可能になるタイミングを事前に把握しておいて、できるだけ早く申し込むことも大切です。投資家登録する際には郵送書類もあるため、登録は事前に済ませておくようにしましょう。

なお、レンデックスでは、案件に関する情報公開もしっかり行われているため、貸付条件の詳細や担保・保証の有無などを確認してから判断することをおすすめします。

4 レンデックスの口座開設までの流れ

レンデックスの口座開設は、インターネット上で完結することができます。画面のガイドにしたがって情報を入力していけば、手続きは簡単です。

4-1 口座開設に必要なもの

口座開設には、以下のようなものが必要です。

  • 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、公共料金の領収書など)
  • 本人確認画像(本人確認書類の画像ファイル)
  • 登録する金融機関口座(本人名義)
  • 口座確認画像(登録口座の通帳やカードの画像など)
  • メールアドレス

開設手続き中に、これらの情報の入力や送信が必要になるため、事前に準備しておきましょう。

4-2 口座開設の流れ

レンデックスのホームページのトップ画面から、【口座開設】ボタンをタップして申請を行います。

投資家申請

投資家申請画面の【ダウンロードする】ボタンをタップして、必要書類をダウンロードし、各書類の内容を確認のうえ、問題がなければ【上記規約に同意の上、投資家申請を行う】ボタンをタップします。

次に、投資家となる上での確認事項や、資産状況・投資経験を問う画面が表示されるので、適宜入力を行います。その後、【お客様ログイン情報】にユーザー名・メールアドレス・パスワードを入力し、【次へ】ボタンをタップします。

これらの入力後、【登録情報確認】画面が表示されるので、確認して問題がなければ赤色の【確認メールを送信する】ボタンをタップしましょう。これで投資家申請は終了です。投資家申請が終わると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。

投資家情報の入力

確認メールが届くと、メールに記載されているURLから投資家情報の入力を行います。なお、投資家情報を入力するまでは案件に参加できません。【基本情報の登録】ボタンをタップし、住所や金融機関情報など必要な項目を埋めながら進み、最後に【登録情報確認】画面で内容を確認し、問題がなければ赤色の【投資家申請】ボタンをタップします。

本人確認書類の送付

次に、マイページにログインし、本人確認書類の送付手続きを行います。マイページの画面左側、【本人確認資料を送付】ボタンをタップします。表示される画面で、【本人確認(氏名・住所)】から送付する確認書類を選択し、【本人確認画像の送付】ボタンをタップします。

その後、本人確認書類の送信画面が表示されるため、【ファイルを選択】ボタンから必要な書類の画像を添付して送付してください。表面と裏面の両方が必要場合はそれぞれ添付します。

そして口座確認書類を送付します。【口座確認書類】の【ファイルを添付】ボタンをタップし、口座確認書類を添付します。要領は【本人確認画像の送付】と同じです。

認証コードの入力

レンデックスによる書類の確認が終了すると、登録した住所に「認証コード」が簡易書留で届き、認証コードを発行した旨のメールが登録メールアドレスに送られます。マイページの【基本情報】>【本人確認】ページにある【認証コード入力】に入力し、【送信】ボタンをタップして「認証コードを確認しました」の表示が出れば、投資家登録は完了です。

あとは投資家用口座に入金すれば、案件を自由に選んで投資を始めることができます。

5 まとめ

レンデックスは平均8~10%の高い利回りと、リスクヘッジの細やかな仕組みを提供しているソーシャルレンディングサービスです。不動産案件に少額で参加できる、担保付きの案件も多いため、今後も成長が見込めるサービスです。興味のある方は、利回りや担保設定の有無のほか、その他のデメリットや注意点を含めて検討してみてください。

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