ゴールドカードを持つメリット・デメリットは?各カードの比較や必要性の判断方法も

ゴールドカードは、普通カードの特典やサービスに加えて独自の優待特典や旅行特典、ポイント還元率に関するサービスなどを追加しているのが特徴です。

そこでこの記事では、ゴールドカードを持つ主なメリット、デメリットについて紹介していきます。ゴールドカードに関心を持っている方や普通カードでは物足りないと感じている方などは、参考にしてみてください。

目次

  1. ゴールドカードを持つメリット
    1-1.普通カードよりも利用限度額が高い
    1-2.空港特典を付帯もしくは追加している
    1-3.旅行特典や割引サービスなども追加している
    1-4.ポイントやマイル特典を追加もしくは還元率アップ
    1-5.独自の優待特典がある
  2. ゴールドカードを持つデメリット
    2-1.年会費が比較的高い
    2-2.旅行好きでなければ活用できない特典もある
    2-3.必ずしもポイントやマイル特典が優れている訳ではない
  3. ゴールドカードを持つべきかの判断方法
    3-1.利用用途とゴールドカードの特典が一致
    3-2.特典の条件を達成できるか確認
  4. まとめ

1.ゴールドカードを持つメリット

ゴールドカードは、一般的に普通カードの特典に提携店舗の優待特典や旅行特典、空港サービスの割引などが追加されています。旅行や出張で空港の利用機会が多い方、ポイントで商品を交換したり支払いに活用したりしたい方などには、注目のカードといえます。

それではゴールドカードを持つメリットから見ていきましょう。

1-1.普通カードよりも利用限度額が高い

ゴールドカードは、普通カードよりも「利用限度額」が高めに設定されています。利用限度額はカード決済を利用できる「利用可能額」の上限を表し、たとえば利用限度額100万円の場合は、100万円までカード決済が可能となります。利用可能額は利用額をカード会社に支払う(通常、毎月口座引落)ことで回復します。

例えば楽天カード(普通カード)楽天ゴールドカードの利用限度額で比較した場合は、楽天カード(普通カード)100万円に対して楽天ゴールドカード200万円と2倍です。なお、クレジットカードごとに利用限度額は異なります。

普段使いだけでなく旅行やショッピングでカードを利用する方、普通カードの増枠が難しい場合は、ゴールドカードも検討するメリットがあります。

1-2.空港特典を付帯もしくは追加している

ゴールドカードには、国内や海外の旅行時に利用できる優待特典や割引特典、空港サービスの優待特典なども追加されているケースが多くあります。旅行が好きな方はもちろん、出張や旅行などで空港を利用する方にとっても利用メリットのあるカードといえます。

たとえばJALカードのCLUB-Aゴールドカードは、空港ラウンジの無料サービスやビジネスクラスのチェックインカウンターを利用できる特典などを受けられます。一方、JALカード(普通カード)には、空港ラウンジの無料利用サービスやエコノミークラスでもビジネスクラスのチェックインカウンターを利用できる特典などはありません。

他にもANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、手荷物無料宅配サービスや航空便遅延費用の補償、ANAグループやショッピングなどで利用可能なANA SKYコイン獲得プログラムなどといった特典を利用できます。

JALやANAのサービスをよく利用している方、フライト前後に空港ラウンジで一息つきたい方、チェックインや荷物の手間を省きたい方などは、JALやANA系のゴールドカードもメリットがあります。

1-3.旅行特典や割引サービスなども追加している

ゴールドカードの中には、レストランのコースメニュー無料サービスやホテルや旅館の宿泊割引、現地情報の案内など旅行特典も追加しているケースがあります。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードでは、カード会員向けに国内のホテルで利用可能なクーポン券15,000円プレゼント、国内外約200店のレストランのメニュー1名分無料、高台寺塔頭 圓徳院の拝観料無料やお茶の接待などといった特典を受けられます。

旅行好きな方や旅行費用を抑えたい方、レストランや観光スポットなどをお得に楽しみたいと考えている方には、メリットのある特典といえます。

1-4.ポイントやマイル特典を追加もしくは還元率アップ

ゴールドカードの場合は、普通カードよりもポイント還元率が高かったりボーナスマイルやポイントが増えていたりする場合もあります。

セゾンカードは永久不滅ポイントに対応していますし、楽天カードは楽天ポイント、アメックスカードも独自のポイントプログラムがあり、それぞれポイント特典を受けられます。

以下に主なクレジットカードのポイントやマイルを比較しています。

カード名 普通カード ゴールドカード
セゾンカード セゾンカードインターナショナル
1,000円につき1ポイント
ゴールドカードセゾン
1,000円につき2ポイント
アメックスカード アメリカン・エキスプレス・カード
100円につき1ポイント
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
100円につき1ポイント
楽天カード 楽天カード
100円につき1ポイント
楽天ゴールドカード
100円につき1ポイント
JALカード
(CLUB-Aゴールドカードは、ショッピングマイル・プレミアム自動入会のため還元率アップ)
普通カード
200円につき1マイル
CLUB-Aゴールドカード
100円につき1マイル
イオンカード イオンカードセレクト
200円につき1ポイント
イオンゴールドカード
200円につき1ポイント

一部カードに関しては、店舗やネットショップでのカード利用でポイント還元率に違いはありません。ただし、各クレジットカードの独自サービスや入会特典を利用することで、ポイント還元率アップやボーナスポイント獲得なども可能な場合があります。

JALカードでは、普通カードの入会ボーナス1,000マイルに対して、CLUB-Aゴールドカードは5,000マイルと5倍です。また、搭乗ボーナスマイルも、普通カード10%プラスに対して、CLUB-Aゴールドカード25%プラスと大きく異なります。

ショッピングや日常の買い物で積極的にポイントを活用したい方、マイルを効率的に貯めたい方にはメリットのある特典です。

1-5.独自の優待特典がある

ゴールドカードは、独自の優待特典や割引サービスなどを追加している場合もあるのが特徴です。また、ショッピングや旅行など、さまざまなシーンで活用しやすい点もメリットといえます。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードでは、スターバックスで利用できるドリンクチケット3,000円分プレゼント、ワインに関する独自情報の案内サービス「ゴールドワインクラブ」、カード会員向けのイベント情報サービス「GOLDEN MOMENTS」などといった優待特典も用意されています。

他にもセゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、主に女性向けの優待特典を多数追加しているのが特徴です。たとえばエステサロン「エルセーヌ」やリラクゼーションサロン「リフレーヌ」、ヨガスタジオ「スタジオ・ヨギー」などの利用料割引や一部サービス無料特典があります。

クレジットカードによって、独自優待特典のコンセプトや内容は異なります。これからゴールドカードを比較検討する方は、ライフスタイルに合った特典や割引特典かどうか確認するのも大切です。

2.ゴールドカードを持つデメリット

続いては、コストやサービス面からゴールドカードを持つデメリットについて紹介します。

2-1.年会費が比較的高い

ゴールドカードの多くは、普通カードよりも年会費が高い傾向です。年会費負担を抑える必要がある場合には、特にデメリットといえます。

たとえばアメックスカードの年会費は、アメリカン・エキスプレス・カード13,200円(税込)、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード31,900円(税込)と2倍以上異なります。

また、ゴールドカードセゾンの年会費は初年度無料で2年目から11,000円(税込)なので、アメックスカードと比較すると費用を抑えられます。さらに年会費を1万円未満に抑えたい場合は、年会費無料のイオンゴールドカードや年会費2,200円(税込)の楽天ゴールドカードなども選択できます。

ただし、年会費重視では、自分のライフスタイルや用途に合わない可能性もあるので、予算と特典のバランスを考えながら慎重に検討するのが大切です。

2-2.旅行好きでなければ活用できない特典もある

ゴールドカードは、年に1回以上飛行機で旅行へ行く方でなければ活用できない旅行や空港特典もあります。用途に合わなければメリットの少ないカードとなってしまう可能性もあり、注意が必要です。

アメックスカードやJALカード、ANAカード、セゾンカードのゴールドカードセゾンなどは、旅行や宿泊、レストランなどに関する特典が多い傾向です。

一方、イオンカードゴールドやセゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードなどは、主にショッピングや日常生活に関連した特典が用意されています。

2-3.必ずしもポイントやマイル特典が優れている訳ではない

ゴールドカードのポイント特典やボーナスマイルなどは、必ずしも普通カードより優れている訳ではありません。

サービス改定によってポイント還元率が引き下げられている場合もありますし、普通カードと比較してポイント還元率やボーナスポイントに差がないこともあるので注意が必要です。

3.ゴールドカードを持つ必要性の判断方法

ゴールドカードを検討する際は、自分にとって必要か確認した上で判断するのも大切です。ここからは、ゴールドカードを持つ必要性の判断方法について解説します。

3-1.利用用途とゴールドカードの特典が一致

カードの利用用途と特典が一致しているか確認するのも大切です。たとえば、旅行へ行く機会が数年に1回程度にも関わらず、旅行特典がメインのゴールドカードを発行しても特典を活かしきれません。

主にショッピングや日常生活での買い物でカードを利用する場合は、スーパーや百貨店などに関連した企業が発行もしくは提携しているゴールドカードや、普段使いをコンセプトにしたカードから比較検討してみてはいかがでしょうか。

3-2.特典の条件を達成できるか確認

各特典の利用条件が達成しやすい内容かも確認しておきましょう。なぜならゴールドカードの旅行やショッピング、ポイント特典には、以下のような条件が設けられていることもあるからです。

  • 指定金額以上のカード利用でボーナスポイント付与
  • 空港ラウンジの無料利用回数年間2回まで
  • ボーナスポイントの利用期間は1ヶ月
  • 加盟店での利用でポイント還元率アップ
  • 指定回数以上のフライトでボーナスマイル獲得

※各ゴールドカードの特典から利用条件の傾向を作成。実際に検討する際は、各カードの特典や規約を確認してください。

ゴールドカードを比較検討する際は、特典の種類やコンセプトだけでなく利用条件や特典の実施期間など、細かく確認した上で判断するのが大切です。

まとめ

ゴールドカードは、普通カードの特典に加えて独自の優待特典や空港ラウンジ無料サービス、空港や機内サービスの割引、旅行特典などを利用できるのが主なメリットです。ただし、年会費の高さや自身のニーズと特典の内容、特典の条件などに関しては注意が必要です。

普通カードでは利用限度額が不足してしまう方やマイルを効率的に貯めたい方、また日常生活で利用しやすい特典付きカードを探している時には、ゴールドカードも検討してみてはいかがでしょうか。

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菊地 祥

菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。