年会費無料クレジットカードのおすすめは？ポイント還元率比較や特典も

クレジットカードの中には、年会費を無料にしているカードもあり、年会費ありのクレジットカードと同様にポイントやマイル、旅行特典などを利用できます。

そこでこの記事では、ポイント還元率や特典などから年会費無料のクレジットカードを紹介していきます。普段使いとして気軽に利用できるカードを探している方は、参考にしてみてください。

※本記事は情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。申込に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※この記事は2021年3月22日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。

目次

1. 年会費無料クレジットカードのポイント還元率と特典を比較
2. 年会費無料クレジットカード3選
   2-1．普段使いしやすいイオンカードセレクト
   2-2．ナンバーレスに関心がある場合はSAISON CARD Digital
   2-3．楽天市場をよく利用する方に楽天カード（普通カード）
3. 年会費無料クレジットカードを選ぶ時のポイント
   3-1．年会費や手数料に関する条件
   3-2．ポイントの種類
   3-3．特典や保険の内容
4. まとめ

1．年会費無料クレジットカードのポイント還元率と特典を比較

年会費無料のクレジットカードは、イオンカードや楽天カードなどさまざまな会社から発行されています。

主な年会費無料クレジットカードのポイント還元率を表で比較紹介します。

イオンカードやANAカード、セゾンカードの年会費無料クレジットカードは、コラボカードも含めると10種類以上発行されています。

ANAカードやセゾンカードのポイントサービスは、提携先によって異なる場合もあります。普段の買い物などで利用しているポイントかどうか確認した上で、複数種類を比較検討してみるのも大切です。

イオンカードのポイント還元率は、コラボカード含め通常0.5%と低めに設定されていますが、ポイント特典を活用すると最大10%まで上がります。楽天カードに関しては、初年度無料や年1回の利用で無料などといった条件付きのタイプもあるので、事前に確認した上で発行を検討してみてはいかがでしょうか。

JALカードは、入会後1年間のみ年会費無料となっています。永年無料のカードを探している方は注意が必要です。提携先によっては小田急ポイントなどポイントや外部サービスを付帯しているので、他のカードよりもさまざまなポイント特典を検討できます。

2．年会費無料クレジットカード3選

続いては、年会費無料クレジットカードの中から「普段使い」「旅行」「買い物」といった点でメリットのあるカードを3つ紹介します。

2-1．普段使いしやすいイオンカードセレクト

イオンカードの中でも「イオンカードセレクト」は、スタンダードな機能なので初めてクレジットカードを発行する方やシンプルなカードを求めている方にも比較的使いやすいといえます。

年会費は、条件なしで永年無料です。年間の利用頻度や利用金額が少ない場合でも、無料で利用し続けることができます。

イオンカードセレクトの基本機能や概要や以下の通りです。

イオンカードセレクトは、店舗やネットショップをはじめ、公共料金の支払いにも利用できます。特典に関しては、ポイント関連の特典とイオン銀行Myステージ、イオングループ対象店舗に関する優待特典、旅行特典などを利用できます。

ポイントを効率的に貯めたい場合は、イオングループ対象店舗や優待店舗などでのカード利用で還元率2%や5%に上げることが可能です。また、イオンカードポイントモール経由で買い物すると、WAON POINTの還元率が10%になります。

その他には、イオングループ各店舗で割引特典を受けることができたり、イオンシネマの映画料金300円、700円オフにしてもらえたりできるのも特徴的です。

さらに電子マネーWAONと連携しているので、WAONをよく利用している方は貯めやすく使いやすいカードといえます。イオングループを利用している方は、普段使いとしてもメリットのあるイオンカードセレクトも検討してみてはいかがでしょうか。

2-2．ナンバーレスに関心がある場合はSAISON CARD Digital

クレディセゾンの「SAISON CARD Digital」は、日本で初めてのナンバーレスカードです。ナンバーレスカードとは、カード表面にカード番号を記載していないタイプのものです。カード番号や利用明細などの管理は、スマホの専用アプリ「セゾンPortal」で行います。

以下に年会費を含む各情報を紹介します。

SAISON CARD Digitalは、家族カードに対応していません。また、本会員の対象者は、クレディセゾンの提携金融機関で決済口座を開設している18歳以上です。

SAISON CARD Digitalで対応している永久不滅ポイントは、有効期限なしなので長期間貯めることができます。永久不滅ポイントは、店舗やネットショップ、公共料金でカード払いを行うと1,000円につき1ポイント貯まります。

ポイント還元率は0.1%と低いものの、セゾンポイントモール経由の買い物であればポイント還元率を最大3%に上げることができます。セゾンポイントモールには、Amazonや楽天市場、BELLE MAISON、じゃらんnetなど30,000以上のショップが出店されています。

さらにセゾンポイントモール内に用意されたミニゲームで遊んだりアンケートに回答したりするだけで、永久不滅ポイントを獲得できます。貯まった永久不滅ポイントは、ポイント払いや提携企業の商品へ交換可能です。

店舗でカード決済を行う際は、SAISON CARD DigitalもしくはセゾンPortalをインストールおよび設定済みのスマホで済ませることが可能です。

セキュリティ上の理由からカード番号の記載に不安を覚えている方、スマホで何でも管理している方にもメリットのあるカードといえます。

2-3．楽天市場をよく利用する方に楽天カード（普通カード）

楽天カード（普通カード）は、楽天カードの中でも年会費無料でSPUをはじめとした特典を利用できるカードです。主に楽天会員の方や楽天市場でよく買い物を行う方は、利用機会の多いカードといえます。年会費無料に関する条件はありませんので、利用頻度や利用金額にかかわらず無料利用可能です。

以下にポイントや特典を紹介します。

楽天カード（普通カード）の利用では、通常100円につき1ポイント貯まります。さらにSPUや楽天トラベル利用でポイント還元率2%、3%まで上げることが可能です。楽天市場や楽天ブックス、楽天モバイルなど、楽天サービスを利用している方は、ポイントの貯めやすさという点でメリットのあるカードといえます。

楽天カード（普通カード）の特典は、主に海外旅行者向けの優待サービスでまとめられています。特典は、割引の他、ハワイの「楽天カード ワイキキラウンジ」と「楽天カード アラモアナラウンジ」を無料で利用できるラウンジサービスといった内容です。さらに海外旅行傷害保険を付帯しているので、海外旅行が好きな方にもメリットのあるカードといえます。

3．年会費無料クレジットカードを選ぶ時のポイント

年会費無料のクレジットカードを選ぶ時は、年会費無料になる条件が付いているか、ポイントやマイルの還元率やキャンペーンの内容、特典の方向性などを確認するのが大切です。

それでは、年会費無料クレジットカード選ぶ時のポイントを紹介します。

3-1．年会費や手数料に関する条件

年会費無料クレジットカードを比較検討する時は、年会費や手数料に条件を追加しているか確認するのが大切です。

各クレジットカードは、条件なしで永年無料としている場合もあれば、年1回のカード利用以上で年会費無料などといったケースもあります。また、1年目のみ年会費無料というケースもあるので、まず「永年無料」かどうか確認してみましょう。

年会費無料に関する条件の例

• 条件なしで年会費永年無料
• 本会員のみ年会費永年無料
• 年1回以上のカード利用で翌年の年会費無料
• 初年度のみ年会費無料
• 一定金額以上の利用で年会費無料

3-2．ポイントの種類

年会費無料クレジットカードも、発行元や提携先によってポイントやマイルの取り扱いや種類などに大きな違いがあります。ポイントを積極的に活用したい場合は、各クレジットカードのポイントを利用できる機会があるか確認してみるのも大切です。

たとえば、近隣にイオンがないためイオングループの店舗で商品を購入する機会がない場合、イオンカードセレクトなどを発行してもポイント特典を享受できる機会が少なく非効率的です。

ポイントの還元率だけでなくポイントの種類や付与してもらえる店舗を確認することで、上記のような状況を回避できます。

3-3．特典や保険の内容

クレジットカードによっては旅行保険を付帯していなかったり、海外旅行保険のみ付帯していたりするといった点にも注意が必要です。

さらに特典の利用条件が、日常生活の中で達成できる内容かどうか把握しておくのも基本です。たとえば、普段利用している店舗でポイント還元率をアップしたり優待特典を受け取ったりできれば、気軽にカードの特典を利用することができます。

年会費無料クレジットカードのコストばかりに目を向け過ぎず、優待特典や割引特典の実用性についても着目するのが大切です。

まとめ

クレジットカードの中には、条件なしで年会費永年無料としているカードもあります。また、1年に1回以上のカード利用で年会費無料など、条件が加えられている場合もあるので丁寧に確認しておくのが重要です。

今回紹介した年会費無料クレジットカードは、普段使いとしても活用できるほか、ポイント還元率アップ特典や優待特典も利用できます。

クレジットカードの年会費を抑えたい場合やコストを抑えながらポイントや特典を利用してみたい時には、今回紹介した年会費無料クレジットカードも検討してみてはいかがでしょうか。

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菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。

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