国内旅行におすすめのクレジットカード7選、マイル還元率や特典など徹底比較

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国内利用をメインにクレジットカードを選ぶ場合、普段買い物などで利用するカードとは別に、付帯する旅行保険の内容のほか、ポイント還元率や年会費の有無等を基準に選ぶことがポイントになります。

そこでこの記事では、国内旅行に役立つクレジットカードの選び方、国内旅行に向いたカードの種類について詳しくご紹介します。カードの新規作成や変更を考えている方は、参考にしてみてください。

目次

  1. 国内旅行向けのクレジットカードを選ぶポイント
    1-1.旅行保険の内容
    1-2.旅行関係の特典が充実しているか
    1-3.ポイントサービスなどの付帯サービス
    1-4.年会費
    1-5.その他
  2. 国内旅行向けのクレジットカード7選
    2-1.JCBカード
    2-2.JALカード
    2-3.ANAカード
    2-4.リクルートカード
    2-5.ビュー・スイカカード
    2-6.楽天プレミアムカード
    2-7.アメリカン・エキスプレス・カード
  3. まとめ

1 国内旅行向けのクレジットカードを選ぶポイント

クレジットカードは海外で主要な決済手段となるほか、キャッシングや旅行保険など様々な面で頼りになります。

一方、国内では地方を中心に現金決済のみのお店もあるほか、「ATMが利用可能」「医療機関の利用は健康保険が適用される」「生命保険に加入している人も多い」「ほとんどのブランドのカードは利用できる」など、様々な日常シーンで海外とは事情が異なります。

そのため、国内利用をメインにする場合、旅行用と普段のショッピング用を分けるなど、目的に応じてカードの種類を使い分けることがポイントです。特に国内旅行での利用を中心に選ぶ際は、旅行保険の補償内容や特典内容、その他付帯サービス、年会費などを基準に決めることが大切です。

1-1 旅行保険の内容

海外旅行向けのクレジットカードと国内旅行用のクレジットカードの大きな違いとなるのが旅行保険の内容です。海外旅行については様々なトラブルをカバーしてくれる旅行保険でも、国内旅行時のトラブルはサポート対象外というカードもあります。

旅行保険をチェックする際は、支給される保険金額の上限や、盗難や紛失、事故、ケガ、病気など、どのようなシーンに対応しているかを確認します。交通系のカードの中には、公共交通機関での移動時のトラブルにのみ対応している保険もあり、この場合、観光地やホテルでのトラブルには対応できないので注意も必要です。

また、日本では生命保険やその他の任意保険に加入している人も多く、旅行保険が付帯している場合もあるので、自身の保険の状況をまず確認しておくこともポイントです。日本は海外と比べて治安も良いので、トラブルに巻き込まれるリスクは低いのですが、それでも万が一に備えておくことが大切です。

1-2 旅行関係の特典が充実しているか

クレジットカードには様々な特典がありますが、旅行を頻繁にする場合、旅行関係の特典にも注目しましょう。旅行関係の特典には、交通機関や宿泊施設における割引、ポイント特典、観光施設、おみやげ屋さんでの特典などがあります。特定の旅行予約サイトを利用した場合には還元率が高まるケースもあります。

旅行関係の特典では、適用条件が指定されていることが多いので、しっかり確認してから選ぶことが大切です。例えば、「カードを保有しているだけでいいのか」「提示する必要があるのか」「決済で使う必要があるのか」等、条件によってメインのカードにするかサブのカードにするかで変わってくる場合もあります。

1-3 ポイントサービスなどの付帯サービス

通常のクレジットカードのように、ポイントサービスが付与されているカードを選ぶ方法もあります。旅行中の様々なシーンで利用できるほか、旅行で得たポイントを日常生活で利用することも可能です。

また、航空会社のマイルと相互に交換できるポイントサービスなどもあるので、旅行で得た各種のポイントを集約させるためにも利用できます。

ただし、旅行をメインとしたポイントと比較すると、汎用性の高いポイントは付与率が低くなる傾向もあるので、自身のライフスタイルをよく考えて検討することが大切です。

1-4 年会費

クレジットカードでは年会費の高いものほど審査も厳しくなりますが、保険の内容や各種の特典のグレードも高まります。普段からカードを使っている場合、年会費が生活の負担にならない限り、グレードの高いカードを利用したほうが良いこともあります。

しかし、バラバラに何枚も持っているとカードの特典が活かせず、年会費の負担だけが大きくなることもあるので、バランスを考えて決定することが重要です。

また、学生向けのクレジットカードや年齢制限のあるカードの場合、年会費が無料でも保険内容が充実しているカードや、審査が甘いカードもありますが、利用可能な金額も低く設定されているので、長期の旅行には向かないこともあります。

1-5 その他

旅先の思い出作りや同行者との楽しい時間も旅行ならではの楽しみとなります。グレードの高いカードや、デザインが好みのカード、ユニークなカードなどは、話のネタになることもあります。タッチ決済やアプリ決済ができて便利なカードなど、普段からカードにこだわりがある人は、このようなポイントを基準に選ぶことも可能です。

2 国内旅行向けのクレジットカード7選

ご紹介したポイントを基準に選んだ、国内旅行に向くクレジットカードは以下の通りです(年会費は2021年1月15日時点)。

2-1 JCBカード

旅行保険 死亡・障害時:最高3,000万円、疾病:なし
旅行関係特典 Oki Dokiポイント付与
その他特典 QUICPay、Google Pay、Apple Pay対応
年会費 1,375円(税込)※一部条件を満たせば無料

日本発の国際カードブランドJCBの一般クレジットカードであるJCBカードは、国内でクレジットカード利用が可能な店舗のほとんどをカバーしているのが大きな特徴です。年会費も安く、審査も通りやすいのでクレジットカード初心者にも適しています。

旅行関係の保険や特典はやや弱いものの、マイルや商品券などと交換できるOki Dokiポイントが貯められるほか、特約店が多いのも特徴です。旅行保険は任意保険をプラスできるので、自身で入っている保険が旅行をカバーしていない場合、スポットで追加することも可能です。

2-2 JALカード

旅行保険 死亡・障害時:最高1,000万円、疾病:なし
旅行関係特典 フライトマイルに10%プラス、機内販売割引、一部施設割引など
その他特典 ショッピングでマイル付与(0.5~1.0%)
年会費 2,200円(税込)※初年度無料

交通系のクレジットカードは旅行をする人にとって強い味方になります。JALが提供するJALカードは、マイルを貯めて航空券にできるため、旅行や出張の機会が多い人に向いています。また、JALグループの施設や空港の免税店などで割引が受けられるのも大きな特徴です。

また、一般カードの場合、保険内容は最低限のものとなるので、「生命保険や総合保険に別途加入しているから保険内容は重視しない」という人にも向いています。JALはカードの種類も豊富なので、立場やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。

2-3 ANAカード

旅行保険 死亡・障害時:最高1,000万円、疾病:なし
旅行関係特典 フライトマイルにボーナス、ANAグループの施設やサービスで割引など
その他特典 ショッピングでマイル付与(0.5~1.0%)、多くの電子マネーの追加が可能
年会費 2,200円(税込)※初年度無料

ANAカードは、グループ企業の施設やサービスで割引を受けることができます。追加できる電子マネーが豊富で、銀聯(ぎんれん)カードにも対応していることから中国、台湾、香港等への旅行や出張がある人にも重宝されています。キャンペーンも豊富なので、ボーナスマイルを貯めやすいのも特徴です。

旅行保険については最低限の補償内容となっているため、追加で任意保険の加入をしておくことがポイントです。鉄道会社と提携しているソラチカカードなどは移動がスムーズになるので、首都圏を中心に動く方にも向いています。

2-4 リクルートカード

旅行保険 死亡・障害時:最高1,000万円、疾病:なし
旅行関係特典 じゃらんの利用時に追加で2%ポイント還元
その他特典 リクルートポイント付与(還元率1.2%)
年会費 無料

リクルートカードはリクルート社が提供しているクレジットカードで、ホットペッパーやじゃらん、ポンパレモールなどのグループ企業で利用できるリクルートポイントを貯められるのが特徴です。

ポイント還元率は0.5%~1.0%が基本ですが、リクルートカードでは1.2%と高く、ローソンなどで使えるPontaポイントと交換することもできます。旅行予約にじゃらんを利用する場合、リクルートカードで決済すると合計3.2%のポイント還元となるのも大きなメリットです。

毎日の生活でも利用しやすい実用性やサービスの種類から、若い方にも向いています。

2-5 ビュー・スイカカード

旅行保険 死亡・障害時:最高5,000万円、疾病:なし
旅行関係特典 Suicaとして利用可能、定期券対応可
その他特典 JREポイント付与(還元率0.5%~1.5%)
年会費 524円(税込)

鉄道系のクレジットカードとして国内旅行が有利になるのがビュー・スイカカードです。旅行保険は基本的に公共交通機関での移動時に限定されていますが、その内容は充実しており、高い限度額や入院・通院費用のサポートが頼りになります。

クレジットカードとSuicaが一体になっているので、駅の改札をスムーズに通過できるほか、貯めたポイントをSuicaにチャージするなどの使い方も可能です。

また、定期券のポイント還元率は1.5%と他のカードと比べても高いため、定期券でポイントを貯めて旅行時の交通費にあてるなどの使い方もされています。旅先での時間を有効に使いたい方に向いたカードです。

2-6 楽天プレミアムカード

旅行保険 死亡・障害時:最高5,000万円、疾病:なし
旅行関係特典 ラウンジ利用、楽天トラベルで1%ポイント追加など
その他特典 楽天ポイント付与(還元率1%~3%)
年会費 11,000円(税込)

ポイントが貯まりやすいカードとして知られる楽天プレミアムカードは、普段の生活から国内外の旅行まで広く対応できるクレジットカードです。保険の内容も充実した内容となっており、楽天トラベルなどの利用でポイント還元率を高くできるのが特徴です。

国内旅行をする場合、全国にある主要空港のラウンジを無料で利用できるのもメリットです。

2-7 アメリカン・エキスプレス・カード

旅行保険 死亡・障害時:最高5,000万円、疾病:なし
旅行関係特典 ラウンジ利用、トラベルデスク、レンタカー割引など
その他特典 ポイントサービス(還元率1%~3%)、アプリ決済など
年会費 13,200円(税込)

ラグジュアリーカードとして知られるアメリカン・エキスプレス・カードは、国内外を問わず旅行に楽しさと優越感を与えてくれるカードです。旅行中の事故、または傷害を受けた場合に補償されます。また、国内28ヶ所の空港ラウンジやホテルで受けられる各種サービスも豊富です。

ポイントサービスは、マイルや商品券に交換したり、支払いに利用したり、豪華なオリジナルイベントへの参加権を得たりすることもできます。年会費は国内系のカードと比較すると高めですが、旅行が好きな場合、メリットのほうが上回ることも多くなります。

まとめ

国内旅行で利用するクレジットカードは、海外旅行の場合と比べて様々な環境の違いがあることを考慮して選ぶことがポイントです。また、ショッピングをメインとしたカードよりも、旅行関係の特典が多いカードを選んだほうが有利になることもあります。

国内旅行向けのクレジットカードを選ぶ際は、ご自身のライフスタイルや旅行の仕方をよく考えて選ぶことが大切です。

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HEDGE GUIDE 編集部 クレジットカードチーム

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