SBIホールディングス株式会社の子会社でインターネットを利用した資金調達支援・M&Aプラットフォームの構築・運営を行うSBICapitalBase(SBIキャピタルベース)株式会社は、12月16日から株式投資型クラウドファンディングサービスの投資家登録受付を開始した。SBIグループではSBIソーシャルレンディングが貸付型クラウドファンディングサービスを2011年から提供しているが、今後新たなサービスラインアップとしてSBI CapitalBaseが株式投資型の「GEMSEE(ジェムシー)」を提供する。
株式投資型クラウドファンディングについて、同社は「2014年に金融商品取引法の一部が改正(2015年施行)されて以降、着実に実績を増やしている」と注目、新サービス開始に至った。サービス名称のジェムシーは、「課題解決や変革のために挑戦する者=Gemstone(原石)と、その価値に共感し支援する者=Seeker(探求者)との協働」という、同社が目指すベンチャーファイナンスの姿を表現した。
「投資家に、これまで一部のプロに限られていた非上場企業への投資と支援の機会を、非上場企業には資金とあわせて支援者を得ることによる成長機会を提供する。加えて、資金調達後の企業を継続的にサポートしていくことで、企業価値の最大化を目指していく」としている。
また「金融イノベータ―たれ」「新産業クリエーターを目指す」というグループの経営理念を受け継ぎ、株式投資型クラウドファンディング事業を皮切りに、SBIグループの総合力を活かしたベンチャー企業支援、エコシステム活性化に資する各種施策(資金調達アドバイザリー、M&Aプラットフォームなど)を立案推進していく方針だ。
サービス立ち上げに伴い、SBIキャピタルベース社代表の紫牟田氏は「ジェムシーではSocial Goodな事業も多く取り上げて、支援の輪を広げていく手助けをしていきたい。また、投資家と企業の関係をより近いものとし、協働を促す施策も実行していきたい。クラウドファンディングを通じてベンチャー、中小事業者を起点とした社会課題解決、変革の取り組みにしていくことができれば」と述べている。
【関連サイト】株式投資型クラウドファンディングサービス「GEMSEE」
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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