株式会社ジェーシービー(JCB)とマネックス証券株式会社は8月4日、ロイヤルティプログラムサービス「タネカブ」の本格開発に向け、業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。カードでの買い物で貯まったポイントで JCBカード加盟店の株式に投資をする「株式投資体験」と、加盟店の「顧客のファン化」を支援する。サービスのリリースは2023年夏頃を予定している。
長期的な人口減少、新型コロナウィルス感染症拡大などの環境変化を背景に、「企業では自社の商品・サービスの購入・利用が継続的に見込める顧客のファン化を重視している」と両社は見る。個人でも、ポイント投資サービスの利用が増加傾向にあり、今年4 月から高等学校で金融教育が必修となるなど、資産形成のための金融リテラシーも向上していくことが予想される。こうした背景から、21年2月、両社はロイヤルティプログラムサービスのアルファ版アプリの共同開発に着手。本格開発に向けてアルファ版アプリの検証や、大手加盟店様からの導入検討の要望を精査してきた。
その結果、同サービスが「カードによる日常消費行動を株式投資につなげ、それを契機として顧客が加盟店企業様のブランドや商品、サービスにさらなる愛着を持つことで、継続購入・利用する『ファン』『アンバサダー』になっていく、といったファイナンスとマーケティングを融合したサービス展開に寄与する」と判断し、業務提携に歩を進めた。
利用者のサービス体験のイメージは①アプリをダウンロードして加盟店を登録。購入に使うJCBカードも登録②登録加盟店で登録カードを利用③カード利用額に応じて、株式ポイントを獲得④登録加盟店から大切な「ファン株主」として認知され、特典などが届く⑤株式ポイントを利用して個人株主になれるというもの。
利用者は、好きな店(JCB加盟店)で買い物をするだけで、その店の運営会社への株式投資に利用できるポイントがもらえる。お店からファンとして認知される。JCB加盟店には、商品・サービスの利用に加えて、自社への株式投資を通じてもエンゲージメントが強まり、顧客にファンとして応援してもらえるメリットがある。
「ポイント取得に加え、加盟店からの特典などポイント付与にとどまらない魅力を持つハイブリッド型のロイヤルティプログラムプラットフォームとして実現させたい」としている。
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