株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、株式会社Funusual(ファンユージュアル)の開発案件の募集が29日午前9時から開始される。新しい広告動画プラットフォーム「MOUNTAIN」の開発に資金をあてる。1株1万円、目標募集額1500万円、上限応募額5000万円。申し込み期限は7月1日。
ファンユージュアルは2014年設立のWeb動画制作、マーケティング、広告配信のベンチャー企業。MOUNTAINは、クリエイターに自主的に動画を投稿してもらい、それを企業が広告動画として活用できるプラットフォーム。投稿されたクリエイターの映像作品に対し、企業が映像のスポンサーになったり、ライセンスの買い取りもできる“CtoB型サービス”をうたう。企業の商品やサービスに適したクリエイターのアイディアをすぐにCMとして活用でき、効率的に広告動画を使用できるため、企業側はコストや時間を削減できる。
また、昨今YouTubeなどでもみられる個人クリエイターへ多くの提案機会を提供することができ、クリエイターにとっても企業と直接取引が行えることから、自身のパフォーマンスを最大限発揮し、成果に見合った報酬を得てマネタイズできるメリットがある。また「ワークルーム」機能を実装、企業とクリエイターとの一気通貫のやり取りや、動画の効果測定が行え、スピーディーなPDCAを回していくことも可能となる構想。正式リリースは2020年上旬を予定しており、現在、管理画面などの実装段階に入っている。
ローンチ2年目以降は海外クリエイターの参加も促し、海外クリエイターも日本企業へアイディアの提供や、逆に日本のクリエイターが海外企業へ提案できるグローバルな動画コンテンツ展開への拡大を視野に入れている。
リリース前後の市場獲得方法としては、同社が動画広告の受託を行った企業へアプローチ。並行して、これから動画広告を使いたいと考えている企業向けに、動画広告制作のセミナーを開催、受講企業に動画制作のノウハウやクリエイティブスキルの向上など、当サービスの営業活動および、活用方法を幅広くコンサルしていく。クリエイターの募集は「大企業とのダイレクトマッチング」「適正報酬の実現」を訴求のポイントとし、SNS広告や求人媒体などへの出稿で個人クリエイターやクリエイティブチームへのアプローチしていく。上場企業を含む多数の制作実績をもとに「企業とクリエイターが対等な立場で関係性が構築できる環境を提供し、さらに、サービスの発展により加速度的に成長している動画広告市場の拡大を目指す」と、同サービスを新しいスタンダード化するビジョンを描いている。
今回、ファンユージュアル社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の21億568万円(2019年6月27日現在)。
投資家は、ファンディーノ上で一口10万円前後の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができるという特徴がある。
応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。
審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。
ファンディーノで投資を実行するには、下記ウェブサイトで事前に登録を済ませておくことが必要となる。
【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」[PR]
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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