会員制レストラン「sanmi(サンミ)」を手掛けるModern Art Japan(モダンアートジャパン)株式会社は株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で5月30日、投資申込みの受付を開始する。期限は6月1日、目標金額1607万2千円、上限募集額 6428万8千円。1口9万8千円、1人5口まで。
同社は「虎ノ門ヒルズ」を拠点に、年会費12万円のサンミと「sanmi Lab(サンミラボ)」というワインバー兼グラスワイン専門のオンラインショップを展開、実験的なアプローチを試みた料理や83種以上のグラスワインを会員特別価格で提供している。
店名の由来でもある「酸味」の概念に注目した独自の料理体験とワインペアリングの世界観で話題となり、購入型クラウドファンディング「マクアケ」では飲食店部門において日本最高額を集めたサンミラボの会員数は600人を超え、LINE@の公式アカウント登録者数は2300人とこちらも好調。今回の資金調達で、D2Cブランドとしての拡張・プロダクトの展開・店舗に依存しない「ファントムレストラン」を各地に展開することを目指す。
D2Cブランドとして本格的に拡張していくためのプロダクトは、月額4326円(税込)からのサブスクリプションモデルで、毎月4~6種のグラスワイン(70㎖)を自宅に届ける。グラスは、独自の味覚分析アンケートにより、ユーザーの好みに合ったものをセレクトして送るというユニークな内容だ。
そのほか、33g以上のタンパク質、33種の栄養素、33種以上の食材とスパイスを含んだ「完全栄養食カレー」「トリュフティラミス」を提供し、成長後にさらに新たなプロダクトを送り出す計画だ。併せて、店舗に依存しないポップアップレストランをファントムレストランとして国内外で展開していく事業モデルも進めていく
野口良介社長は「サンミプロジェクトには3つの目的がある。一つ目は『飲食店の廃業率を下げるモデルを創ること』。流行り廃りが激しく、潰れやすく、儲からないという飲食業界の概念を変えるべく、それを改善できるモデルを創造する。二つ目は『飲食を通じた文化リテラシーの向上』、三つ目は『飲食を通して2つの健康を提供する』こと」と語る。
野口社長の父親も複数の飲食店を展開していたが、バブル崩壊の影響で経営難に陥る。飲食業のリスクを熟知しながら、あえてこの世界で挑んだ。同社の売上実績は19年6月期の4962万円。今後はD2Cブランドの拡大やアジア進出によって、2024年6月期の売上目標を17億6790万円とした。「酸味の食における効用、三味のバランス感覚、三位一体の重要性を世界に伝えたい」(野口社長)と意欲を見せている。
今回、モダンアートジャパン社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の30億7090万円(2020年5月現在)。運営会社は、株式会社日本クラウドキャピタル(JCC)。
投資家は、ファンディーノ上で一口10万円の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができる。
応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。
審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。
現在、ファンディーノでは、2020年4月1日~2020年5月31日まで「ベンチャー投資が日本をもっと明るくする 投資家登録でAmazonギフト券 1,000円分プレゼントキャンペーン」を実施中。期間中にファンディーノで投資家登録を行い、アクティベートまで完了した場合にAmazonギフト券(コードタイプ)1000円分をプレゼントする。アカウントのアクティベート期限は2020年6月30日(火) 23:59まで。ギフト券は7月中旬以降、当選者宛に登録メールアドレスへ送付される。
キャンペーンの実施にあたり、JCCの代表取締役CEO 柴原氏と代表取締役COO 大浦氏の連名で、「厳しい市場環境ではあるが、将来の日本を支える起業家様をサポートするためにも通常通り案件の開示を続けていきたい。起業家様が資金調達の時期を遅らせることは、変革の未来がそれだけ停滞してしまうことであり、またエンジェル投資においては長期的な視点に基づいた投資タイミングが重要。あらゆる場面においても戦い続けることができる起業家の皆様と共に、JCCとして、これまでと同様に変わりないサポートをして参りたい」と投資家に向けたメッセージを発信している。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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