漢方ベンチャーの株式会社ハーバルアイは、株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」で 5月24日から募集による投資申込みの受付を開始する。目標募集額750万円、上限応募額3千万円。投資金額コースは5万円(400株)、10万円(800株)、30万円(2400株)、50万円コース(4000株)。同社は株式会社漢方生薬研究所(2020年3月1日から現社名に変更)だった2018年1月にファンディーノで第1回目の応募を実施、457名の投資家から2925万円を調達。19年6月に株式が1.5倍の価格で買い取られ、ファンディーノ初のイグジット達成案件となった。2度目の調達で、商品の継続的な開発と顧客接点の拡大、越境サービスの拡大によるグローバル展開の加速、さらに24年に売上高31億円、IPO(新規上場株式)を目指す。
同社は2015年設立。健康の維持増進や疾病の予防に自ら取り組む「セルフメディケーション」「予防医療」の重要性とニーズに着目し、漢方製剤の医薬品開発・販売を行っている。「DNA解析」を用いて、ユーザーが自分の体質を理解し、それに見合った漢方を判断、予防医療をネットで行える仕組みを構築しているのが特徴。具体的には、同社が販売する遺伝子検査キットと、アプリ「いでんし手帳」を併用することで、遺伝子検査を元に、ユーザーが自分自身で解析結果やアドバイス検査別管理を行えるというものだ。
初回の募集から、19年11月期の売上高約6.29億円(前期比50%増)、顧客数9万人以上に成長した。
並行して漢方を使ったお粥専門店とイタリアンカフェの2店舗を運営し、飲食業も開始した。今後は飲食事業のFC展開、さらに店舗を活用したD2C型ビジネスモデルで顧客獲得を加速していく。
また、グローバル展開を狙い20年1月からタイ向けに越境ECをスタート。テストランなども行いながら数百名の顧客を獲得しており、今夏をめどに中国への展開を計画する。
今回、ハーバルアイ社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の30億5469万円(2020年5月現在)。運営会社は、株式会社日本クラウドキャピタル(JCC)。
投資家は、ファンディーノ上で一口10万円の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式や新株予約権に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができる。
応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。
審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。
現在、ファンディーノでは、2020年4月1日~2020年5月31日まで「ベンチャー投資が日本をもっと明るくする 投資家登録でAmazonギフト券 1,000円分プレゼントキャンペーン」を実施中。期間中にファンディーノで投資家登録を行い、アクティベートまで完了した場合にAmazonギフト券(コードタイプ)1000円分をプレゼントする。アカウントのアクティベート期限は2020年6月30日(火) 23:59まで。ギフト券は7月中旬以降、当選者宛に登録メールアドレスへ送付される。
キャンペーンの実施にあたり、JCCの代表取締役CEO 柴原氏と代表取締役COO 大浦氏の連名で、「厳しい市場環境ではあるが、将来の日本を支える起業家様をサポートするためにも通常通り案件の開示を続けていきたい。起業家様が資金調達の時期を遅らせることは、変革の未来がそれだけ停滞してしまうことであり、またエンジェル投資においては長期的な視点に基づいた投資タイミングが重要。あらゆる場面においても戦い続けることができる起業家の皆様と共に、JCCとして、これまでと同様に変わりないサポートをして参りたい」と投資家に向けたメッセージを発信している。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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