無人受付ロボットとスマートマスクでコロナ対策貢献のドーナッツロボティクス、FUNDINNOで資金調達開始

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感染リスクを減らす「無人受付ロボット」と、コロナ対策の「スマートマスク」を開発するドーナッツ ロボティクス株式会社は、株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で5月17日午前10時から募集による投資申込みの受付を開始する。目標募集金額700万円、上限応募額2800万円。1口10万円、1人5口まで。

ドーナッツロボティクスは「社会の問題解決をロボットで実現する」ことを目的に2016年1月に設立。顔認証技術、各種コミュニケーション技術を備えた小型ロボット「シナモン」を開発、実用化を目指す。シナモンは米グーグルのモバイルオペレーションシステム「Android」をベースに開発されており、モニター画⾯、⾳声認識(翻訳機能付き)、通信機能を基本搭載。さらに、BtoBのニーズに応じた様々なセンシング技術や付加機能を搭載できるなど、高い拡張性を持つ。

各種コミュニケーション技術を備えた小型ロボット「シナモン」

2019年に「羽田空港ロボットプロジェクト」に採択、羽田空港で利用されることが決定。また、日立システムズ、三井不動産、NEC、NTTなどとも実証実験がスタートしている。

2019年に「羽田空港ロボットプロジェクト」に採択

コミュニケーションロボットの普及で課題になるのが、料金だ。本体価格が高額なため、リースでも金額がかさみ、法人にも敷居が高い。同社は、シナモンの販売価格は1台約10万円(36回分割払い・リースにも対応予定)と「BtoB市場で導入しやすい価格帯」(同社)で提供する。企業やブランド店向けのオリジナルモデルも企画しており、お腹の部分にモニターを新たに追加、企業やブランドごとのプロモーションが配信できる仕組みを検討している。

同社では、ロボット技術を応用したマスク型コミュニケーションツール「c-mask」も開発している。音声認識技術、通信技術、8か国語対応の翻訳機能を搭載しており、10m(直径距離)離れた人にも声を届けることができるため、医療事業者が患者と離れて診察できたり、2m以上離れて行われる会議でも使用できる。新型コロナウイルス問題でソーシャル・ディスタンシングが定着しつつある今、画期的なスマートマスクといえるだろう。価格は4,378円(税込)ほどの見込みで、今秋~冬の発売を予定。シナモンと併せ、医療現場と一般顧客への普及を図っていく。

マスク型コミュニケーションツール「c-mask」

「シナモンの病院・高齢者介護向けソリューションでは、はじめに多言語翻訳や顔認証、音声認識技術などを組み合わせた見守りの仕組みを作り、その次の段階では体温計測機能の搭載を行う。これにより、新型コロナウイルスなどの感染リスクの高い状況でも、検温情報(特定の体温計とBluetoothで連携)や、見守り情報を自動的に家族やナースセンターに届けられる」と同社。病院への本格的な導入に向けた準備もスタートしている。資金調達を経て、20年度中に「シナモン」の本格的な量産をスタート予定。24年に売上高38億円を創りIPOを目指す。

同案件は新株予約権の取り扱いで、発行会社に対して行使することにより当該発行会社の株式の交付を受けることができる。新株予約権の権利行使期間は7年。将来、投資先企業に4つのシナリオ(IPO、M&A、解散、存続)が実現したときに株式の交付か、又は金銭で受け取ることができる。

今回、ドーナッツ ロボティクス社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の30億5469万円(2020年5月現在)。運営会社は、株式会社日本クラウドキャピタル(JCC)。

投資家は、ファンディーノ上で一口10万円の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができる。

応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。

審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。

現在、ファンディーノでは、2020年4月1日~2020年5月31日まで「ベンチャー投資が日本をもっと明るくする 投資家登録でAmazonギフト券 1,000円分プレゼントキャンペーン」を実施中。期間中にファンディーノで投資家登録を行い、アクティベートまで完了した場合にAmazonギフト券(コードタイプ)1000円分をプレゼントする。アカウントのアクティベート期限は2020年6月30日(火) 23:59まで。ギフト券は7月中旬以降、当選者宛に登録メールアドレスへ送付される。

キャンペーンの実施にあたり、JCCの代表取締役CEO 柴原氏と代表取締役COO 大浦氏の連名で、「厳しい市場環境ではあるが、将来の日本を支える起業家様をサポートするためにも通常通り案件の開示を続けていきたい。起業家様が資金調達の時期を遅らせることは、変革の未来がそれだけ停滞してしまうことであり、またエンジェル投資においては長期的な視点に基づいた投資タイミングが重要。あらゆる場面においても戦い続けることができる起業家の皆様と共に、JCCとして、これまでと同様に変わりないサポートをして参りたい」と投資家に向けたメッセージを発信している。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム

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