株のデイトレードのやり方は?メリット・デメリット、リスク対策も

株や投資信託での長期投資、FX・暗号資産などに投資している方の中には、株の短期売買に興味のある方も少なくないのではないでしょうか。

株取引においても、トレードのスタイルはスキャルピング・デイトレード・スイングトレードに大きく分けることができますが、それぞれにメリットやデメリットがあります。

そこで今回は、株取引のデイトレードに関して、そのやり方やメリット・デメリット、またどのようなリスクがあり、どのような対策をすればよいのかという点について解説したいと思います。

目次

  1. 株式投資におけるデイトレード
    1-1.株式投資におけるデイトレードとは?
    1-2.株式投資におけるデイトレードの特徴
    1-3.株式投資におけるデイトレードのやり方
  2. 株式投資におけるデイトレードのメリット・デメリット
    2-1.デイトレードのメリット
    2-2.デイトレードのデメリット
  3. 株式投資におけるデイトレードのリスク対策
    3-1.株式投資のデイトレードのリスクとは?
    3-2.株式投資のデイトレードのリスク対策
  4. まとめ

1.株式投資におけるデイトレード

まず、株式投資におけるデイトレードとそのやり方について解説します。

1-1.株式投資におけるデイトレードとは?

デイトレードとはその名の通り、1日のうちでエントリーから決済までを行うトレードスタイルのことを言います。

実際にエントリーからイグジット(利益確定もしくは損切り)までは、数分から数時間の短いものとなります。そのため、1回のエントリーで獲得を狙う利益も小さくなり、1日に何度もエントリーとイグジットを繰り返すこともあります。

また、スキャルピングと呼ばれる数秒から数分でエントリーからイグジットまでを終わらせるスタイルも広い意味ではデイトレードに含まれます。

1-2.株式投資におけるデイトレードの特徴

株式投資のトレード対象は幅広く、国内株式市場だけでも2022年1月時点で約3,800社の株式を対象として取引が行えます。

株でデイトレードを行う場合、特徴的な点として、1日の値幅制限がある点が挙げられます。これはいわゆるストップ高・ストップ安と呼ばれるもので、株価によって細かい規定がありますが、20%〜30%の幅での値幅制限がされています。

値幅制限があるという事実からもわかるように、株取引においても暗号資産と同水準のボラティリティ(値動き)が発生する場合もあると言うことになります。

また、市場そのものの開場時間が短く、1日のうちで5時間から5時間半のみという点も特徴として挙げられます。土日祝日にも取引は行われません。

1-3.株式投資におけるデイトレードのやり方

株でデイトレードを行う場合であっても、取引自体の考え方は、他の金融商品のデイトレードと同じように考えることができます。

株のデイトレードにおいては、まず、取引銘柄を選択し、トレード対象銘柄の環境認識を行った後、テクニカル分析を利用してエントリーとイグジットのタイミングを計ります。

株式市場の場合は、取引銘柄の選択が重要ですが、対象銘柄を選択する方法として、証券会社から提供されるツールなどを有効活用できます。主に使うのは指定した条件に一致する銘柄を自動的に抽出してくれる機能で、株のデイトレードを行う際にはぜひとも活用したいもののひとつです。

環境認識は、基本に忠実に大きな時間足から小さな時間足まで、複数の時間足で分析を行い、大まかな方向性やインジケーターの状態を確認します。

エントリーと決済のタイミングに関しては、テクニカル分析で使用するインジケーターを用いることになりますが、どのようなインジケーターを用いるかはその手法や取引時間によって変わってきます。

トレードには聖杯がないという言葉がありますが、ご自身が使いこなせるインジケーターを複数使用することをおすすめします。

2.株式投資におけるデイトレードのメリット・デメリット

次に株式投資におけるデイトレードのメリットとデメリットについて解説します。

2-1.デイトレードのメリット

株式投資をデイトレードで行う際のメリットについては、以下のようなものが挙げられます。

  • 市場の取引時間が決まっているため、短時間でトレードを終了でき、仮想通貨トレードやFXのように24時間相場を気にする必要がない
  • 基本的には損失を持ち越さないため、精神的な負担が低くなる
  • 投資で得た利益に対する税率が一定(20.315%)
  • 取引ができる対象が多い
  • 信用取引をした場合でも手数料を安く抑えることが可能

2-2.デイトレードのデメリット

続いて、株式取引をデイトレードで行う場合のデメリットについて解説します。

  • 1日に何度も取引をするため、取引手数料が高くなる場合がある
  • 市場の取引時間と勤務時間が重なっている場合などは取引がしづらい
  • 集中して取引を行うことになるため疲労度が高い
  • ボラティリティが急に高くなる時があり、複数のポジションを持つとマネジメントに労力がかかる

以上のようなデメリットはあるものの、証券会社によっては取引手数料が一日定額制のものがあったり、取引時間に関しても、平日午後9時まで可能なタイプの取引ができたりと、サービスが充実しています。

3.株式投資におけるデイトレードのリスク対策

最後に株式投資におけるデイトレードのリスクとその対策方法について解説します。

3-1.株式投資のデイトレードのリスクとは?

株式投資のデイトレードのリスクとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • ストップ高やストップ安になるほどのボラティリティの高いタイミングでトレンドと反対方向のポジションを持っている場合、大きな損失を招いてしまう
  • その日のうちに手仕舞いをするタイミングが得られずに取引を翌日に持ち越し、ポジションが引け後の市況に伴うリスクに晒されてしまう
  • 相場の急変などの際に複数ポジションのマネジメントが難しくなる

このように株取引のデイトレードにおけるリスクのほとんどは、相場が急変するような大きなニュースがあった際に発生することが多いのです。株式市場では短時間で大きく値が動くことがよくあり、時価総額の低い株式ではその傾向が顕著となります。

3-2.株式投資のデイトレードのリスク対策

株式投資のデイトレードにおけるリスク対策として重要な点は、相場の急変にどのように対応するかという点ですが、本当の意味で相場の急変に対応できるようになるにはそれなりの経験が必要となります。

誰でも行いやすいリスク対策としては、「ストップロス」をエントリーの際に必ず入れるということでしょう。逆指値注文などを用いて、あらかじめ損切りラインを決めておくということです。

また、現物取引か信用取引かを問わず大切な点としては、資金管理に基づいたポジション量の徹底を行うことです。一例としては、ひとつのポジションに投入する資金量から発生する最大の損失額を、投資資金全体の2%以下とするものです。

例えば、投資資金全体の額が100万円とした場合、一つの銘柄に10万円を投資する際の損失額を2万円以内に収まるようにストップロスの設定をする、ということになります。

エントリーする時点では利益確定と損失確定双方のシナリオを検討しますが、最大の損失額を投資額全体の2%以内とできない場合には、エントリーを見送る事も重要になります。

また、複数のポジションを同時にトレードするときは、全てのポジションを合わせて2%とするなど、1日の損失額をコントロールするという考え方も大切になります。

トレードにおいては、慎重に慎重を重ねるくらいの資金管理でちょうどいいと考えるようにしてください。

まとめ

今回は総論的に株式投資をデイトレードで行う際の解説をしましたが、他にもスイングトレードで行う場合などについても別の記事で解説したいと思います。

株式投資の世界はFXや仮想通貨に比べてはるかに長い歴史があるため、情報も多く証券会社のサービスも行き届いていると言えます。株式投資を勉強することは経済を勉強することにも繋がるため、投資家としての成長にもなるでしょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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