SBI証券では、株式や投資信託などの取引を行ってTポイントを貯めたり、Tポイントを使って投資信託に投資できたりするサービスを提供しています。そこで今回は、SBI証券でのTポイントの貯め方や使い方などについて解説します。また、Tポイントを活用するコツや注意点もあわせて紹介するので、参考にしてください。
目次
- SBI証券のTポイントサービスとは
- Tポイントの貯め方
- Tポイントの使い方
- Tポイントサービスの利用手続き
4-1.事前にSBI証券Tポイントサービスに申し込むこと
4-2.申し込み完了後にTカード番号を登録すること - Tポイントサービス利用時の注意点
5-1.番号登録にはYahoo! JAPAN IDが必要
5-2.Tポイントには2種類ある
5-3.他社で獲得した期間固定TポイントはSBI証券で利用できない - Tポイントサービスの始め方
6-1.Tポイントサービスの申し込み手順
6-2.Tカード番号登録の手順
6-3.Tポイントで投資信託を買付する手順
6-4.獲得したTポイント数を確認する手順
6-5.Tポイントの利用履歴・獲得履歴を確認する手順 - まとめ
1.SBI証券のTポイントサービスとは
SBI証券ではTポイントを貯めたり、使えたりする「Tポイントサービス」を提供しています。SBI証券が提供するさまざまな商品の取引に応じてTポイントを貯めることができるほか、保有しているTポイントを使って投資信託を買付できる「ポイント投資」が可能です。
また、Tカード番号登録を行うことで、すでに保有しているTポイントをまとめることもできます。
2.Tポイントの貯め方
まずは、SBI証券でのTポイントの貯め方から見ていきましょう。
SBI証券では、投資信託や国内株式、金・プラチナ・銀などの商品を取引することで、Tポイントを貯められるマイレージサービスを提供しています。また、商品の取引のほかに、新たに口座を開設したり、国内株式を他社から移管入庫したりした場合も、ポイントを貯めることができます。
Tポイントの獲得条件は以下の通りです。
国内株式手数料マイレージ (国内株式現物取引) |
スタンダートプラン手数料及び現物PTS取引手数料の、月間の合計手数料の1.1%相当のTポイントを獲得。 |
投資信託マイレージ (投資信託保有残高) |
対象投資信託の月間平均保有額が、 1,000万円未満の場合は年率0.1%相当のTポイントを獲得。 1,000万円以上の場合は年率0.2%相当のTポイントを獲得。 |
金・プラチナ・銀マイレージ (金・プラチナ・銀取引) |
スポット取引手数料及び積立買付手数料の月間合計手数料の1.0%相当のTポイントを獲得。 |
新規口座開設 | 一律100ポイントの期間限定Tポイントを獲得。 |
国内株式入庫 | 1回の移管入庫につき100ポイントを獲得。 ※異名義からの移管は対象外。 |
詳細は後述しますが、SBI証券のTポイントサービスを利用するためには、サービスへの申し込みと初期設定が必要になります。
このサービスで獲得したTポイントは、SBI証券のポイント投資に利用できるほか、Tポイントと提携しているサービスに利用できます。
3.Tポイントの使い方
SBI証券ではTポイントを使った投資信託の買付「ポイント投資」が可能です。SBI証券のポイント投資のサービス概要は以下の通りです。
サービス概要 | 投資信託の買付代金にTポイントが利用可能。 ※使用するポイント数を指定することも可能 |
対象サービス | 金額指定の買付 ※積立買付、口数買付は対象外 |
ポイント利用単位 | 1ポイント1円分として利用可能 ※利用上限、利用下限ともになし。 ※一部利用を選択時の上限は、99,999,999ptが上限。 |
対象銘柄 | SBI証券が取り扱う投資信託 |
対象ポイント | Tポイントまたは期間限定Tポイント |
注意事項 | ・インターネット取引サービスでの買付が対象。 ・ジュニアNISA口座における買付は対象外。 ・新規募集期間中の銘柄、外貨建MMFは本サービスの対象外。 ・ポイント利用による投資信託の買付の際も、各投資信託の最低買付金額に準じる。 ・他ポイントから交換されたTポイントも投資信託の買付に利用可能。 |
SBI証券の「ポイント投資」の特徴は以下の4つです。
- Tポイントを投資に利用できること
- 100円分から投資信託の買付が可能
- 利用ポイントの上限・下限がないこと
- ポイント利用時は買付金額の全部・一部どちらも可能
まず、ポイントを使って投資をできるというのが最大の特徴です。ポイントで投資できる証券会社は数が限られています。(他には、SBIネオモバイル証券・LINE証券・松井証券・楽天証券・auカブコム証券など)。
提携しているサービスも多く、貯まっているものの使いどころが難しいTポイントを投資に使えるという点は、便利に感じる方も多いでしょう。
また、SBI証券で取り扱われている投資信託の多くが100円から購入可能なため、まとまった資金がなかったとしても、Tポイント残高だけで購入しやすくなっています。
また、ポイント利用に上限・下限が設けられていないことや、買付金額の全部・一部をポイントに充てられるなど、ポイント利用の自由度が高いという点でも、ポイント投資の利便性は高いといえます。
4.SBI証券のTポイントサービスの利用手続き
SBI証券のTポイントサービスは、取引に応じてポイントを貯めたり、ポイントで投資ができたりするだけではなく、SBI証券で貯めたポイントを提携先で利用したり、提携先で貯めたポイントを投資に利用したりすることも可能です。
このように、Tポイントサービスを最大限に活用するためには、2つの手続きが必要です。
- 事前にSBI証券Tポイントサービスに申し込むこと
- 申し込み完了後にTカード番号の登録を行うこと
それぞれ詳しく解説していきましょう。
4-1.事前にSBI証券Tポイントサービスに申し込むこと
Tポイントサービスを活用するために、まずは事前にサービスに申し込みを行う必要があります。申し込み後はポイントの獲得条件に応じて自動的にポイントが貯まるようになります。
逆に、申し込みをしないといくらSBI証券を利用してもTポイントを貯めることができないので注意しましょう。
4-2.申し込み完了後にTカード番号を登録すること
Tポイントサービスへの申し込みが完了したら、Tカード番号登録を行いましょう。こうすることで、SBI証券で貯めたTポイントを他のTポイント提携先で利用できたり、提携先で貯めたTポイントをSBI証券のポイント投資に利用できたりします。
また、これまでに保有しているTポイントをまとめることもできますので、すでにTポイントを活用している方は忘れずに番号登録を行いましょう。
5.Tポイントサービス利用時の注意点
次に、SBI証券のTポイントサービスを利用する場合の注意点について解説します。具体的には、以下の3点に注意しましょう。
- 番号登録にはYahoo! JAPAN IDが必要
- Tポイントには2種類ある
- 他社で獲得した期間固定TポイントはSBI証券で利用できない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
5-1.番号登録にはYahoo! JAPAN IDが必要
TポイントサービスでTカード番号登録を行う場合は、Yahoo! JAPAN IDが必要になります。
TポイントやTカードの運営を行うカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、より魅力的なサービス提供を行うことを目的に、ヤフー株式会社と提携しています。この関係で、SBI証券のTポイントサービスの利用には、Yahoo! JAPAN IDが必須となっているのです。
Yahoo! JAPAN IDを持っていない場合は、事前に作成しておく必要があるため、注意しましょう。ID作成には、携帯電話番号の登録と属性情報の入力(性別、生年月日、郵便番号、名前、連絡用メールアドレス)が必要です。
5-2.Tポイントには2種類ある
Tポイントには、以下の2種類があることも理解しておきましょう。
- Tポイント
- 期間固定Tポイント
通常のTポイントは、ポイントの最終利用から1年間が有効期限となっています。一方で、期間固定Tポイントは、獲得時に有効期限が設定されています。期限を過ぎるとポイントが消失し、利用できなくなるので注意しましょう。
5-3.他社で獲得した期間固定TポイントはSBI証券で利用できない
SBI証券以外で獲得した期間固定TポイントはSBI証券では利用できません。
SBI証券のポイント投資に利用できるのは、SBI証券または他社で獲得した通常のTポイントと、SBI証券で獲得した期間固定Tポイントのみです。他社で獲得した期間固定Tポイントについては、Tカード番号登録をしていたとしても利用できませんので注意してください。
6.SBI証券にTポイントサービスの始め方
最後に、SBI証券のTポイントサービスの始め方を紹介します。先述したようにサービスへの申し込みとTカード番号登録が必要になります。
6-1.Tポイントサービスの申し込み手順
Tポイントサービスの申し込み手順は以下の通りです。
- SBI証券のWEBサイトのアクセス
- [口座管理]を選択
- [お客様情報設定・変更]を選択
- [ポイント・外部ID連携]を選択
- [ポイントサービス]を選択
- [保有Tポイント数・履歴はこちら]を選択し、[Tポイント画面]へアクセス
- [申し込む]を選択し、利用規約等に同意して再度[申し込む]を選択して完了
6-2.Tカード番号登録の手順
申し込みが完了したら、Tカードの番号登録を行いましょう。具体的な手順は以下の通りです。
- 上記と同じ手順で[Tポイント画面]へとアクセス
- [Tカード番号登録]にある[実施する]を選択
- 利用規約に同意し、Yahoo!JAPAN IDにログイン
- Tポイント番号を確認して[登録する]を選択して完了
6-3.Tポイントで投資信託を買付する手順
次に、Tポイントで投資信託を買付する手順を解説します。
- 購入する投資信託を選択して、買付画面に進む
- 購入に利用するポイント数を選択する画面が表示される
- 購入金額のうち、ポイント利用分を指定する
- 注文内容を確認して買付完了
6-4.獲得したTポイント数を確認する手順
次に、SBI証券で獲得したTポイント数を確認する手順を紹介します。
SBI証券のWEBサイトから[口座管理]にアクセスし、[口座(円建)]>[サマリー画面]の順にアクセスして確認できます。
または[口座管理]>[お客様情報設定・変更]>[ポイントプログラム画面]からでも確認することができます。
6-5.Tポイントの利用履歴・獲得履歴を確認する手順
次に、Tポイントの利用履歴や獲得履歴を確認する手順を解説します。
利用履歴と獲得履歴は、[口座管理]>[お客様情報設定・変更]>[ポイントプログラム画面]>[保有Tポイント数・履歴]へとアクセスし、[Tポイント履歴]から確認することができます。
また、ポイント投資の履歴を確認するためには、投資信託の注文照会画面へとアクセスして、注文内容の利用ポイント数から確認することができます。
まとめ
今回はSBI証券でのTポイントの使い方や貯め方、コツ、注意点などについて解説しました。SBI証券のTポイントサービスをうまく利用すれば、ポイントの貯め方や使い方の幅が広がります。普段からTポイントを活用している方は検討してみてはいかがでしょうか。
山本 将弘
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