ロボティクス関連の個別株式、投資信託・ETF、人気銘柄各3本を紹介

日本は生産性の向上が急務とされており、ロボティクス関連の市場規模も今後拡大すると予測されています。今回は関連の個別銘柄と投資信託・ETFを3つずつ紹介します。

※2022年3月3日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. ロボティクス関連の個別株式3銘柄
    1-1.ソニーグループ
    1-2.キーエンス
    1-3.日本電産
  2. ロボティクス関連の投資信託3銘柄
    2-1.グローバル・ロボティクス株式ファンド
    2-2.ジャパン・ロボティクス株式ファンド
    2-3.iシェアーズオートメーション & ロボット ETF
  3. まとめ

1 ロボティクス関連の個別株式3銘柄

ロボティクス関連の国内企業を3つ紹介します。

1-1 ソニーグループ

銘柄 ソニーグループ
証券コード 6758
株価 11,755円
最低投資金額 1,175,500円
配当利回り(会社予想) 0.55%
株主優待 ソニーストアクーポン

※2022年3月3日のデータ

ソニーのロボットといえば「aibo」を思い出す方も多いのではないでしょうか。一度惜しまれつつも製造を中止しましたが、2018年に新型として復活。ペット型ロボットとのさまざまな遊び方を提案しています。ちなみに製造中止前は大文字の「AIBO」、復活後は小文字の「aibo」と商品名が変わっています。

ソニーがAI×ロボティクス領域の研究開発を本格的にスタートしたのは、初代の「AIBO」が出た1999年です。R&Dセンターによると、当初はエンタメ系ロボットの開発という意味合いが強かったのですが、次第に「物理支援」の価値を付加していくことで、より持続的なビジネスにつながるのではないかという判断に至ったとのことです。

現在、同社は人間を物理的に支援する能力について、ロボティクスを通じて研究し始めました。物理支援の能力と知的な処理の部分を高次に統合することで、新しいことができるのではないかと考えています。

2021年12月には、川崎重工業とともに設立した「リモートロボティクス株式会社」が営業を開始し、さらに実用指向のロボット技術に注力する方針です。同社はロボットの遠隔操作プラットフォームの提供により、作業者と事業者がリモートでつながる場を提供することを目指しています。

1-2 キーエンス

銘柄 キーエンス
証券コード 6861
株価 54,280円
最低投資金額 5,428,000円
配当利回り(会社予想) 0.37%
株主優待 なし

※2022年3月3日のデータ

キーエンスといえばセンサー機器のメーカーというイメージをお持ちの方も多いでしょう。ロボティクス分野では「ロボットビジョン」という技術に注力しています。工場における自動化(ファクトリーオートメーション)を進めるうえで、ロボットビジョンは重要な技術です。

産業用ロボットを導入しても、製品の位置・サイズがバラバラでは効率的に稼働できません。そこで、部品などの正確な位置決めに役立つのがロボットビジョンです。

ロボットビジョンシステムは、位置検出や検査のために産業用ロボットに取りつけるカメラシステムの総称です。センサーが人間の目のように状況を把握し、「画像処理システム」が撮影した対象物を認識して判断することにより、画像処理結果に合わせてロボットに指示を出すことが可能です。

1-3 日本電産

銘柄 日本電産
証券コード 6594
株価 10,065円
最低投資金額 1,006,500円
配当利回り(会社予想) 0.65%
株主優待 ・日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」無料入館リーフレット
・来館時5,000円以上の商品を購入した場合、購入価格の10%割引
・オルゴール 5,000円相当
・50弁オルフェウス―イタリア象嵌BOX 75,000円相当

※2022年3月3日のデータ

京都府に本社を構える電機メーカーで、精密小型モータ、一般モータ、車載用モータといったモータ関連の製品で知られています。ロボティクス分野でもさまざまな商品を取り扱っており、商業・産業用ロボット、ドローン、無人配送台車、ロボットモジュールなどがあります。

日本電産グループは、掃除・警備・受付など生活のシーンでサポート業務を行う「サービスロボット」の分野にも強みがあります。サービスロボットを構成するパーツ・モジュール・ユニットを開発・製造する技術を数多く保有しています。またパーツやモジュールを提供するだけでなく、ソリューション提案を行うことも可能です。

2 ロボティクス関連の投資信託・ETF3銘柄

ここからは、ロボティクス関連の銘柄に投資を行う投資信託を3つ紹介します。

2-1 グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年決算型)

基準価額 23,757円
純資産 3,232億8,200万円
信託報酬 年率1.936%(税込)
直近の分配金 なし

※2022年3月3日のデータ

世界各国から、ロボティクス関連企業の株式を選定して投資をするファンドです。銘柄選定はラザード社(ラザード・アセット・マネージメント・エルエルシー)が行います。ラザード社は米国・ニューヨークを拠点とする資産運用会社で、アクティブ運用に注力。機関投資家や公的年金などを主な顧客として、資産運用業務を行っています。

こちらのファンドの組み入れ銘柄の上位は、スイスのABB、キーエンス、米国のALPHABET(Google)やインテューイティブ、フランスのシュナイダー・エレクトリック等です。

ファンドの基準価額は順調に推移し、2020年11月に20,000円を突破しました。純資産は3,300億円前後で推移しています。

2-2 ジャパン・ロボティクス株式ファンド(1年決算型)

基準価額 16,465円
純資産 408億3,400万円
信託報酬 年率2.20%(税込)
直近の分配金 なし

※2022年3月3日のデータ

日本の株式のなかで、主にロボティクス関連の企業に投資をするファンドです。銘柄は日興アセットマネジメントが調査のうえで選定します。

ファンドに組み入れられている58銘柄のうち、上位10銘柄は下記のとおりです。

  • キーエンス
  • ソニーグループ
  • 野村総合研究所
  • 村田製作所
  • リクルートホールディングス
  • システナ
  • 日本システムウェア
  • 伊藤忠テクノソリューションズ
  • 日本電産
  • オプティム

先ほど個別株式で解説したソニーグループ、キーエンス、日本電産も含まれています。ファンドの基準価額は16,000円前後でおおむね堅調ですが、純資産は減少傾向が続いています。

2-3 iシェアーズオートメーション & ロボット ETF

基準価額 3,619.78円
運用資産残高 16億7,233万円
信託報酬 年率0.528%(税込)
直近の分配金 5円(2021年8月9日)

※2022年3月3日のデータ

ロボティクス及びオートメーション関連事業を展開する、世界の主要な企業に分散投資を行うETFです。「STOXX グローバル オートメーション アンド ロボティクス インデックス(TTM、円換算)」への連動を目指します。

資産構成を見ると米国は59.76%、日本が19.56%、ドイツ4.41%、台湾2.49%となっています。

運用パフォーマンスに関して、基準価額は新型コロナショックから回復してから右肩上がりに増加し、2021年10月に4,000円を突破しました。現在は4,000円よりやや下の水準で推移しています。

まとめ

ロボティクス関連の個別銘柄と投資信託について、注目銘柄を3つずつ紹介しました。「aibo」で有名なソニーグループは実用向けのロボティクス開発を始めており、キーエンスはファクトリーオートメーションの技術、日本電産はサービスロボット技術に強みがあります。

投資信託やETFでも、ロボティクスやAI分野に投資を行うファンドが複数登場しています。今後ますますテクノロジーが進化すると期待されている分野で、どのような商品・サービスが誕生するのか要注目です。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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