ショッピングなどで貯まるPayPayボーナスは、運用に回すことも可能です。PayPayユーザーなら口座開設なしですぐに始められ、手数料無料で簡単に投資できます。運用コースは2つだけなので選ぶのも簡単です。
今回はPayPayボーナス運用を利用するメリット、ポイントを増やすコツについて詳細に解説します。投資にチャレンジしようか考えている人は参考にしてください。
目次
- PayPayボーナス運用とは
- 運用コースは2種類ある
- PayPayボーナス運用で増やす4つのコツ
3-1.アクティブコースは損切りとチャート分析をしっかり行う
3-2.スタンダードコースは中長期でコツコツ運用を続ける
3-3.自動追加の機能を活用する
3-4.PayPayのキャンペーンを積極的に利用する - PayPayボーナス運用をスタートする手順
- まとめ
1 PayPayボーナス運用とは
ポイントを運用できるサービスが増えていますが、PayPayボーナス運用もその1つです。PayPayボーナスは基本的にPayPayの支払いに使うポイントですが、資産運用に利用することもできます。
PayPayボーナス運用は2020年4月にサービスを開始し、1年3か月後の2021年8月には利用者が400万人を超えました。PayPayユーザーは4,000万人以上なので、およそ10人に1人が利用している計算になります。
PayPayボーナス運用を利用するメリットは、以下の5つです。
- 口座開設や本人確認などの手続きは不要
- 1円から運用できる
- 残高をいつでも引き出せる
- 運用コースは2つだけで選ぶのが簡単
- 手数料がかからない
PayPayをすでに利用している人なら、口座開設や本人確認などの手続きなしで、アプリ上ですぐに始められます。1円相当のポイントから運用できて手数料無料なので金銭的な負担は軽く、投資を体験してみたい初心者にも向いています。またPayPayの支払いに使いたいときはいつでもすぐに引き出せるので、利便性も高くなっています。
2 運用コースは2種類ある
PayPayボーナス運用は、2種類のコースから選びます。短期運用向けの「チャレンジコース」と、長期運用向けの「スタンダードコース」です。
チャレンジコースで運用する銘柄は、「DIREXION W&P 500 3X」です。米国のS&P500の指数に連動し、さらに3倍上下するコースとなっています。S&Pの指数が5%上がると、3倍の15%プラスになります。逆に5%下がると15%マイナスとなるので、ハイリスク・ハイリターンの銘柄です。
一方のスタンダードコースで運用するのは「SPDR S&P500 ETF」です。こちらもS&P500に連動する銘柄ですが、3倍の上下はありません。アクティブコースよりも変動が比較的少ないので、中長期の資産形成に適しています。
2つのコースの基となるS&P500とは、米国の主要な株価指数の1つです。ニューヨーク証券取引所やナスダックの上場銘柄から、時価総額の大きい500銘柄で構成されています。時価総額98億円以上、4期連続黒字、米国に拠点のあることなど、条件を満たす企業のなかから、バランスを考慮したうえで組み入れられます。
S&P500を構成する銘柄のうち上位のものは、アップル、アマゾン、マイクロソフト、フェイスブック、JPモルガンなど 。いわゆる「GAFA」を中心とした大手のグローバル企業が含まれています。
3 PayPayボーナス運用で増やす4つのコツ
PayPayボーナス運用で、ポイントを上手に増やすためのコツを紹介します。
3-1 アクティブコースは損切りとチャート分析をしっかり行う
アクティブコースは短期投資向けで3倍のレバレッジがかかっているため、利益は通常の3倍ですが損失も3倍になります。相場が下落トレンドになると大きな損失が出るリスクもあります。
短期投資で重要なことの1つは、損切りのルールを決めてそのとおりに実行することです。20%以上下がったら運用を打ち切るなど、自分なりのルールを事前に定めておきましょう。
またアクティブコースではチャート分析を行い、一定の条件が整った際にトレードを行うことも重要です。何も考えずにトレードを始めるよりも、利益を上げられる確率が高まります。
3-2 スタンダードコースは中長期でコツコツ運用を続ける
スタンダードコースは中長期での資産運用が前提のため、デイトレードのような短期トレードではなく、数カ月・1年といった単位での運用になります。S&P500の指数が多少下がったとしてもすぐにポイントを引き上げるのではなく、コツコツと進めることが大切です。
長期投資では購入タイミングを分散させることも重要なので、一度に多くのポイントをつぎ込むのではなく、毎月一定のポイントを運用に回すようにしましょう。「ドルコスト平均法」と言い、リスクとリターンを平準化することができます。
中長期運用では、ポイントの変動をそれほど頻繁にチェックする必要はありません。1か月に1回ぐらいチェックすれば十分です。
3-3 自動追加の機能を活用する
定期的にポイントを運用に回す際、毎回手作業で行うのは手間がかかります。そこで活用したいのが自動追加の機能です。一度設定しておけば、PayPayボーナスを自動で運用に回してもらえるため楽になります。
自動追加をしないと、PayPayボーナスをうっかり買い物で使って消費してしまう可能性もあるので、忘れずに設定しておくことをおすすめします。
3-4 PayPayのキャンペーンを積極的に利用する
PayPayは、10%還元や20%還元といったキャンペーンを実施することがあります。普段の買い物にPayPayを利用するのはもちろん、これらのキャンペーンも積極的に利用することでより多くのPayPayボーナスを獲得でき、PayPayボーナス運用に回せます。
PayPayのキャンペーン情報は、アプリ内のお知らせやPayPayのホームページ、Twitterアカウントなどで確認できますので、定期的に情報をチェックしてみましょう。たとえば2021年9月は地域ごとの還元率アップのキャンペーンが複数実施されました。東京都新宿区の特定店舗で25%還元、千代田区の特定店舗で20%還元といった内容です。
4 PayPayボーナス運用をスタートする手順
PayPayボーナス運用は、下記の手順で簡単に始められます。
- PayPayアプリで「ボーナス運用」のアイコンをタップ
- 利用規約や注意事項に同意する
- 「ボーナス運用をはじめる」をタップ
- ボーナス運用額を入力
- 運用額を確認して「追加する」をタップ
- 完了画面が表示される
一連の手続きは長くても数分ほどで完了します。PayPayボーナス運用を提供しているのはグループのPayPay証券ですが、口座開設は必要なく、アプリ内で完結します。
なお運用コースを選ぶ画面には診断機能があり、質問に答えるとユーザーに適していると思われるコースを提案してもらえます。
まとめ
PayPayボーナス運用は、口座開設がいらない、1円相当から運用できる、2つのコースから選ぶだけ、いつでも残高を引き出せるといった特徴があり、手軽にポイント運用ができるサービスです。短期トレードならアクティブコース、中長期の運用ならスタンダードコースが適しています。
現金で投資するのはまだ怖いと感じる人、投資がどんなものかを体験してみたい人は利用してみてはいかがでしょうか。
HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム
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