オリエンタルランドの株の配当利回り・優待は?業績や買い時・売り時も

オリエンタルランド(4661)の株価は、2021年2月18日に18,640円の上場来高値を付けました。新型コロナウイルスの感染拡大によるテーマパークの臨時休業などにより売上や利益は大きく減っていますが、株価が堅調なのはなぜなのでしょうか。

この記事ではオリエンタルランドの株価上昇の理由と、投資するときのポイントについて解説します。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. オリエンタルランドは東京ディズニーランド・シーを運営
  2. 2020年3月に株価は大きく下落
  3. コロナ禍でも2021年2月に上場来高値を更新
  4. アフターコロナを見越した株価上昇
  5. オリエンタルランドの株価指標
  6. オリエンタルランドの株主優待
  7. まとめ

1.オリエンタルランドは東京ディズニーランド・シーを運営

オリエンタルランドは世界有数の入園者数を誇る東京ディズニーランド・シーを運営しています。また、ホテル・商業施設を含めたリゾートを展開。連結事業の売上高構成比は、以下の通りです。

  • テーマパーク事業 83%
  • ホテル      14%
  • その他      3%

2.2020年3月に株価は大きく下落

新型コロナウイルスの拡大により、オリエンタルランドは2020年3月13日に11,250円まで下落。そして、4~9月の東京ディズニーランド・シーの入園者数は269万人と前年同期の1,574万人から83%もの減少となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年2月末から臨時休園。7月に営業を再開したあとも、入園者数を通常時の半分以下に制限するという業界団体のガイドラインに沿ってきたからです。

3.コロナ禍でも2021年2月に上場来高値を更新

新型コロナウイルスの感染拡大により、オリエンタルランドはテーマパーク事業・ホテル事業・その他(モノレール事業)など、すべてのセグメントで大きな減収減益となっています。

2021年1月28日の引け後に、2021年3月期の第3四半期累計(2020年4~12月期)の連結決算を発表。主力の東京ディズニーランド・シーの臨時休園などによって売上高は前年同期比64.9%減の1,371億1,300万円、純損益は287億2,800万円の赤字(前年同期は709億9,200万円の黒字)となりました。

しかし、オリエンタルランドの株価は2月18日に18,640円まで上昇し、上場来高値を更新しました。直近の第3四半期(2020年10~12月期)の純利益が13億6,700万円と、1年ぶりに黒字転換したからです。

東京ディズニーランド・シーでは、「遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に沿った対策をおこなって運営をしていましたが、10月30日にこのガイドラインが緩和され、予想を上回る入園者数となりました。

さらに入場者一人当たりの売上高も想定を上回っています。要因の一つは2020年4月からのチケットの値上げ。東京ディズニーランドかシーを1日楽しめる「ワンデーパスポート」は、大人で700円値上げの8,200円(税込)とし、中高生も400円値上げの6,900円(税込)としたのです。

さらに12月には東京ディズニーランド・シーにおいて「チケット変動価格制」を導入することを発表。現在、大人8,200円が8,200~8,700円(税込)、中高生6,900円が6,900~7,300円(税込)と変動します。2021年3月20日入園分から適用される予定で、曜日や時期ごとに異なるチケット価格が設定されます。

チケット変動価格制によって、一人当たりの売上がさらに上がるのかどうかに関心が集まるでしょう。

4.アフターコロナを見越した株価上昇

オリエンタルランドは2021年3月期の業績予想を511億1,000万円の最終赤字に据え置きました。しかし今回の決算を受け、通期予想は上振れになる可能性が高いと考えられます。また、新型コロナウイルスワクチンの普及により、2022年3月期の業績回復期待も強く意識されています。

アフターコロナをにらみ、オリエンタルランドの株式は堅調な展開が続きそうです。

5.オリエンタルランドの株価指標

2021年2月22日時点のオリエンタルランドの株価指標は、以下の通りです。

  • 株価 18,040円
  • 予想PER ―
  • 実績PBR 7.2倍
  • 予想配当利回り 0.14%

オリエンタルランドはグロース(成長)株に分類できます。予想配当利回りは0.14%と低いので、配当狙いのインカムゲイン投資というよりは値上がり益を期待するキャピタルゲイン投資が適しているのです。

ただ、今期は赤字予想なのでPERは算出されません。PERで割高・割安を判断することはできないので、アフターコロナで入場者数は増えるのか、そして来期(2022年3月期)には業績が回復して黒字化するのかに注目です。

6.オリエンタルランドの株主優待

オリエンタルランドはグロース株なので、キャピタルゲイン狙いが適していると書きましたが、株主優待を楽しみにしている投資家も多くいます。オリエンタルランドの株主優待では、「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」で使えるワンデーパスポートがもらえるからです。

有効期限は1年間で、以下のように保有株数に応じてワンデーパスポートを受け取ることができます。優待の権利確定月は3月と9月です。

所有株式数 9月末 3月末 合計
100株以上 なし 1枚 1枚
400株以上 1枚 1枚 2枚
800株以上 2枚 2枚 4枚
1,200株以上 3枚 3枚 6枚
1,600株以上 4枚 4枚 8枚
2,000株以上 5枚 5枚 10枚
2,400株以上 6枚 6枚 12枚

まとめ

オリエンタルランドの業績は、今後、新型コロナウイルスが収束するのかどうかに大きな影響を受けます。

ただ、オリエンタルランドの株価は、コロナ収束後を見越して上昇している状況となっています。高値警戒感もあるので、押し目買いを待つ、複数回に分けて購入するなどリスク管理をきちんとするようにしてください。

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山下耕太郎

山下耕太郎

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011