株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で新規案件「大手医療団体もバックアップする現役医師が起業!訪問医療介護のノウハウとテクノロジーを合わせた施術者マッチングプラットフォーム」(申し込み期間:2021年3月17日〜19日)の内容が公開された。株式を発行する株式会社PRIMEは鍼灸・マッサージに特化したベンチャー企業。現在は大阪、兵庫を中心に訪問サービスを全6拠点で展開しており、2021年から新たにはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(施術者)が所属するプラットフォーム型のシェアサロン「THE PRIME MASSAGE」を開設。ファンディーノで調達した資金は施術師採用費、広告宣伝費などシェアサロン事業の拡大に充てる。目標募集額1008万円、上限応募額4005万円。投資申し込みは1口9万円、1人5口まで。
THE PRIME MASSAGEは今年1月に東京・恵比寿に1号店がオープン。経営者が現役の医師であるため、医療のノウハウを施術に組み込み、高品質なサービスを提供する。施術者を店舗で雇用し教育するのではなく、各分野で活躍している独立したプロに呼びかけ、同社の店舗を「シェアサロン」として月額制で利用して施術を提供する形態。登録している施術者の中には、有名プロスポーツ選手の専属なども在籍しているという。施術者の情報はオープンにしており、初めてでも来店しやすいサービス設計。また、独自の評価システムを組み込んだマッチングシステムで、施術者と利用客の両面から適正な評価を受け、顧客満足度の向上に努めている24年までには国内主要都市に10店舗のオープンを計画する。
同社が業界の課題として挙げるのは、まず、国家資格無しで「リラックスサロン」や「リラクゼーション」などといった名称で営業をする店舗の乱立だ。正式な施術を受けたい人は事業者を選びにくく、施術者側はテナントの確保や営業コストなどの経営ノウハウ不足が独立のハードルになる。
同社は、国内に146ヶ所の事業所と約2900人の従業員を擁する大手医療グループ「日の出医療福祉グループ」に参画しており、シェアサロンは国家資格やキャリアを持った施術者のみが所属。さらに、22年度中にはAIを活用したレビューシステムも採用する予定だ。利用客には信頼感の向上、独立したい施術者にはハードルの解消を目指す。
現在計画している10店舗は主に主要ターミナルなど、多くのビジネスパーソンが訪れる場所をターゲットとし、また、同社が多くの施術者が登録するプラットフォームとなることで、ホテルや空港などマッサージ需要がある施設への事業展開、ビッグデータの収集と有効活用も計画。2026年のIPOに向けて、同年の店舗数22、売上高約33億円を掲げている。なお、CFが成約した場合、新株予約権者限定で、割引で提供する優待を予定している。
同社が資金調達に利用するファンディーノは日本初の株式投資型CFサービスのプラットフォームで、1口10万円前後の少額からIPOやバイアウトを目指すベンチャー企業に投資できる。参加する企業の所在地、業種は多様だが、ファンディーノの仕組みを通じて投資を受けられるのは、日本クラウドキャピタル社の厳しい審査を通過した企業のみ。
投資は普通株式や新株予約権への投資となり、投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができる。投資によるリターンだけではなく、企業によってはエンジェル税制を活用できたり、株主優待を設定している会社もある。なお、投資を行う場合は、投資家にも投資適格性などの審査が必要となる。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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