株初心者におすすめのネット証券会社は?6社を比較

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ネット証券の数はたくさんあるので、どこで口座を開設すればいいのか迷う人も多いのではないでしょうか。

今回は、株式投資初心者の方にも利用しやすい主なネット証券7社の特徴を比較しました。ネット証券を選ぶときの参考にしてみてください。

目次

  1. ネット証券とは
  2. SBI証券
  3. 松井証券
  4. LINE証券
  5. マネックス証券
  6. DMM株
  7. 楽天証券
  8. まとめ

1.ネット証券とは

証券会社には、店舗を構えて主に対面で取引をする店頭証券(対面証券)と、基本的に店舗を持たずインターネット取引がメインのネット証券があります。

証券会社を選ぶときに重要なのは、手数料の安さです。ネット証券は、店頭証券のように店舗や営業担当者を抱える必要がないので、取引にかかる手数料を安く抑えられるというメリットがあるのです。また、店頭証券に比べてインターネット取引に注力しているぶんサービスが洗練されている傾向にあり、パソコンやスマホで簡単に株価をチェックできたり、注文を出したりできるという特徴があります。

それでは、株式投資初心者の方にも利用しやすい、主なネット証券会社を比較して紹介します。

2.SBI証券

SBI証券SBI証券は、ネット証券大手の一社で、売買手数料の安さと商品やサービスの充実度が魅力です。

株式の売買手数料には、2種類のプランが用意されています。1注文の取引金額に応じて手数料が決まる「スタンダードプラン」と、1日の取引合計金額に応じて手数料が決まる「アクティブプラン」です。

スタンダードプランも業界最安値水準ですが、アクティブプランでは1日100万円までの取引が無料となります。100万円を超えれば手数料が発生しますが、それでも業界最安値水準で株式を取引できます。

東京証券取引所に上場している銘柄のほとんどは100万円以下で取引できます。そのため、投資資金がそれほど多くない投資家にとってはお得な手数料体系といえます。

また、国内取引所の上場銘柄の現物株取引だけでなく、信用取引や貸株サービスなど数多くの取引ラインナップがあります。そして投資信託数やIPOの取扱数もネット証券トップクラスであるほか、米国株・中国株・ベトナム株など外国株の種類も豊富です。

さらにSBI証券が提供している「HYPER SBI」は、豊富な情報量や操作性の高さで投資家の評判が高い売買ツールです。

3.松井証券

松井証券松井証券の株式売買手数料は1日定額プランのみとなっており、1日の約定代金が50万円まで手数料が0円という点が魅力です。また、投資信託では「販売手数料無料」、「複雑な仕組みの投資信託は販売しない」という姿勢を徹底しています。

取扱投資信託の数は約1,600本と豊富な品揃えです(2022年5月時点)。さらに投資初心者には、8つの質問に答えるだけでおすすめのポートフォリオを作成してくれる無料ロボアドバイザーの「投信工房」も便利です。投信工房ではリバランス(資産の再配分)など積立投資開始後の管理までほぼ自動で行ってくれます。

4.マネックス証券

マネックス証券マネックス証券の特徴は、IPO銘柄の取扱数と外国株の銘柄数が多いことです。IPOの抽選ルールは過去の取引実績や預かり資産に関わらず、誰でも公平に当選できる仕組みになっています。

また、マネックス証券は外国株の銘柄数が多いことも特徴です。米国株は5,000銘柄以上、中国株は2,000銘柄以上を取引できます(2022年5月時点)。米国株の最低手数料は0ドル、約定代金の0.495%(税込)と低コストなのも魅力です。

さらに、米国ETF13銘柄の売買手数料が実質無料になる「米国ETF買い放題プログラム」もあります。外国株の売買に関心があるなら、マネックス証券を利用すると便利だといえます。

5.楽天証券

楽天証券は、多くの投資家に支持を得ている取引ツールである「マーケットスピード」や、株の取引や投資信託の積立投資で楽天スーパーポイントが貯まる「ポイントプログラム」が特徴です。

ポイントプログラムでためたポイントは、現物株式や投資信託の購入に利用できます。また60万人以上が利用するツール「マーケットスピード」は、数多くのデイトレーダーが利用しています。加えて日経新聞や会社四季報を無料で読めるというメリットもあります。

さらに投資信託の本数が2,600本以上と多く(2022年5月時点)、米国株や中国株、金(ゴールド)の積立投資など金融商品の数も豊富です。

また楽天証券でも1日定額コースなら、株式の約定代金100万円までの手数料が無料(2022年5月時点)となっています。コストを抑えたい投資家にも適しているネット証券です。

6.DMM株

DMM株DMM株の特徴は、株式の手数料が安いことです。約定代金5万円以下なら手数料は55円(税込)となっています。また、約定代金が300万円を超えても一律880円(税込)と、業界内でも最安値水準です。さらに、米国株の取引手数料は0円と低コストを実現しています。

また、豊富な情報量とリアルタイム取引が可能な、充実した取引ツールも用意されています。34種類のテクニカル指標が使え、トレンドラインなど10種類の描画が可能です。

7.LINE証券

LINE証券LINE証券では、1株単位で購入できる日本の有名企業1,500社以上と、1口単位で買える国内ETF15銘柄を用意しています(2022年5月時点)。ほとんどの銘柄が3,000円以下なので、少額での投資が可能です。また、スマホのLINEアプリから気軽に取引できる、LINEポイントが株式購入に使えるといったメリットがあります。

他のネット証券のように専用ツールを新たにインストールする必要がなく、LINEアプリからアクセスすれば、すぐに株式を取引できます。単元未満株の取引も可能で、少額から株式投資を始めることができます。

まとめ

今回は株式投資初心者にも利用しやすい、人気のネット証券を紹介しました。各社、ツールや手数料にそれぞれ特徴があるので、まずは複数のネット証券を特徴や手数料などから比較検討したうえで口座開設を検討しましょう。

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山下耕太郎

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011