野村スリーゼロ先進国株式投信の評判は?成績や手数料、購入方法も

信託報酬が0円という特徴で投資家の関心を集めたのが、野村スリーゼロ先進国株式投信です。投資信託では低コストの銘柄が人気を集めている傾向があり、このファンドも注目されています。

この記事では野村スリーゼロ先進国株式投信の特徴、メリット・デメリットを解説します。ネットで寄せられている評判・口コミも紹介しますので、参考にしてください。

※2022年6月9日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定のサービス・金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 野村スリーゼロ先進国株式投信とは
    1-1.資産構成
    1-2.価格の推移・トータルリターン
  2. 野村スリーゼロ先進国株式投信のメリット
    2-1.信託報酬が0円
    2-2.つみたてNISAを利用可能
    2-3.長期的な成長が期待できる
  3. 野村スリーゼロ先進国株式投信のデメリット
    3-1.購入できる証券会社が限られている
    3-2.純資産がまだ少ない
    3-3.資産クラスは海外株式のみ
  4. 野村スリーゼロ先進国株式投信の評判・口コミ
  5. まとめ

1.野村スリーゼロ先進国株式投信とは

銘柄名 野村スリーゼロ先進国株式投信
運営会社 野村アセットマネジメント
投資対象 海外先進国の株式
信託報酬 0円(2030年3月末まで)
基準価額 19,480円(2022年6月8日時点)
純資産 40億6,000万円
取り扱う証券会社 野村證券
LINE証券
備考 つみたてNISA専用の銘柄

野村スリーゼロ先進国株式投信とは、低コストが特徴の銘柄です。2020年3月から設定された比較的新しい銘柄で、野村アセットマネジメントが運営しています。

ファンドの名称にある「スリーゼロ」とは、販売手数料・信託報酬・信託財産留保額の3つの費用がかからないことを意味しています。投資信託では近年、eMAXIS SlimシリーズやSBI-Vシリーズなど低コストの銘柄が人気を集めており、野村アセットマネジメントもトレンドに追随する商品を提供したと言えます。

インデックスファンドであり、MSCI-KOKUSAI 指数(円換算ベース・為替ヘッジなし)に連動する成果を目指します。投資対象は先進国の海外株式であり、日本は含まれません。

つみたてNISA専用の銘柄であることも特徴で、非課税メリットを享受しながら投資ができます。

1-1.資産構成

2022年6月6日付けのマンスリーレポートによると、資産構成は下記のようになっています。

国・地域別比率

アメリカ 70.4%
イギリス 4.5%
カナダ 4.0%
スイス 3.4%
フランス 3.3%

組入上位10銘柄

順位 銘柄名 組入比率
1位 アップル 4.8%
2位 マイクロソフト 3.8%
3位 アマゾン・ドット・コム 2.0%
4位 テスラ 1.3%
5位 アルファベット(Google)クラスA 1.3%
6位 アルファベット(Google)クラスC 1.3%
7位 ユナイテッドヘルスグループ 0.9%
8位 ジョンソン&ジョンソン 0.9%
9位 エヌビディア 0.9%
10位 メタ 0.9%

投資対象の国ではアメリカが70%以上と大多数を占め、その他はヨーロッパ・カナダとなっています。組入上位銘柄もトップ10はすべてアメリカの大企業で、S&P500やNASDAQ100などの株価指数に採用されている銘柄も多く見られます。

1-2.価格の推移・トータルリターン

10,000円からスタートした基準価額は、現在19,000円前後となっています。一時期は2万円近くに達した後は一息つきつつ、おおむね順調な推移と言えます。

1年のトータルリターンは12.96%です。モーニングスター社のデータによるとカテゴリー(海外株式・日本除く)の平均が11.66%のため、やや優れたパフォーマンスとなっています。

2.野村スリーゼロ先進国株式投信のメリット

野村スリーゼロ先進国株式投信に投資することには、下記のメリットがあります。

2-1.信託報酬が0円

販売手数料が0円の銘柄は多いのですが、信託報酬・信託財産保留額が0円のファンドは日本初となります。信託報酬は毎年発生するコストのため、0円であれば低コストで運用可能です。

ただし信託報酬0円は2030年末までとなっており、それ以降は年率0.11%以内(税込)の信託報酬がかかります。

2-2.つみたてNISAを利用可能

野村スリーゼロ先進国株式投信は、つみたてNISA専用の銘柄です。つみたてNISA口座を開設して買付を行う必要があります。

つみたてNISAは1年で40万円まで、最大20年間の投資を上限とし、運用益・売却益が非課税になる制度です。本来は税金で徴収される分も投資に回すことができるため、効率的な資産形成を行えます。

たとえば毎月1万円を積み立てて年率3%で20年間運用したとすると、元金240万円・運用収益87万6,605円の資産に成長します。非課税による減税効果は178,082円となり、普通に積み立てるよりもお得に資産形成ができます。

2-3.長期的な成長が期待できる

米国への投資割合が70%以上であり、主に米国株に投資をするファンドです。米国株はリーマンショックや新型コロナショックなどに見舞われながらも、長期トレンドでは右肩上がりに成長を続けています。

2022年に入ってから米国株は下落傾向になりましたが、あくまで短期の値動きです。20年・30年といった長期で見ると、今後も成長を続ける可能性はあると言えるでしょう。

3.野村スリーゼロ先進国株式投信のデメリット

完璧なファンドはなく、野村スリーゼロ先進国株式投信にも注意点がいくつかあります。

3-1.購入できる証券会社が限られている

野村スリーゼロ先進国株式投信の取り扱いがあるのは、現在のところ野村證券とLINE証券のみです。SBI証券、楽天証券、マネックス証券などで購入することはできません。

3-2.純資産がまだ少ない

2020年に開始した新しいファンドということもあり、純資産はまだ40億円程度で推移しています。純資産とはファンドの大きさのことで、大きいほど多額の投資資金が集まっていることを意味するため、人気のバロメーターでもあります。

また純資産が多いほどファンドが廃止になりにくい傾向もあります。1つの目安として、100億円以上あると純資産が多いと判断できるため、野村スリーゼロ先進国株式投信はまだこれからと言えます。

3-3.資産クラスは海外株式のみ

投資対象は海外先進国の株式のみであり、その他の資産クラスは含まれていません。国内株式・債券、新興国株式、海外債券、REITなどは対象外です。国・地域ではアメリカの比率が70%以上のため、アメリカ株式市場の影響を大きく受けます。

先進国株式だけではやや不安と感じる方は、その他の銘柄も合わせて保有する必要があります。

4.野村スリーゼロ先進国株式投信の評判・口コミ

ネット・SNSに投稿されている口コミを一部紹介します。

  • つみたてNISAは野村スリーゼロ先進国株式投信で運用している。今後の成長に期待している
  • 海外株式だけなので少し不安がある
  • 信託報酬ゼロというのは2030年末までという点を踏まえても、利用する価値はある
  • LINE証券で口座開設してから積み立てると特典のポイントももらえてお得
  • 野村證券やLINE証券でしか買えないのが少しネック
  • 設定から2年以上経ったが、純資産がまだ小さいのが気になる
  • 2030年末以降に信託報酬が発生するのが残念

※上記はあくまで個人の感想です。実際の購入については、ご自身でもお調べのうえ判断ください。

まとめ

野村スリーゼロ先進国株式投信の特徴、メリット・デメリット、評判・口コミについて解説しました。2030年末まで信託報酬0円というのが大きな特徴の、海外先進国の株式に投資をするファンドです。

投資対象地域は米国が70%で、組入上位銘柄もGAFAMやテスラといったアメリカを代表する大企業の銘柄が占めています。米国をはじめとする先進国の成長性に期待する方に向いていると言えるでしょう。

取り扱いのある証券会社は野村證券LINE証券です。購入するには、つみたてNISAの口座を開設する必要があります。他の金融機関でNISA口座を持っている場合は変更手続きが必要になるため注意しましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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