野村證券で人気の投資信託10本、手数料や価格推移は?【2022年8月】

野村證券は全国47都道府県に店舗を展開する国内大手の店舗型証券会社です。国内外の株式や債券、FXなど多様な金融商品を取り扱っており、中でも投資信託は国内外を合わせると1,160本のファンドが揃っているため、幅広い選択肢の中から投資家の目的や予算に応じた商品選択が可能となっています。

そこで、この記事では野村證券で人気の投資信託10本について、ファンドの特徴や手数料、価格推移などをご紹介します。野村證券で投資信託の取引を考えている方や、店舗型証券会社の利用を検討されている方は参考にしてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※本記事は、2022年8月5日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. 野村證券の投資信託の特徴
  2. 野村證券で人気の投資信託10本
    2-1.野村インデックスファンド・日経225
    2-2.アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
    2-3.eMAXIS S&P500インデックス
    2-4.eMAXIS日経225インデックス
    2-5.フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)
    2-6.明治安田日本債券オープン(年1回決算型)
    2-7.のむラップ・ファンド(普通型)
    2-8.ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)
    2-9.野村ハイパーブル・ベア9(日本ハイパーベア9)
    2-10.アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
  3. 投資信託の注意点
  4. まとめ

1 野村證券の投資信託の特徴

野村證券は、日本全国47都道府県に店舗網を構える国内大手の店舗型(対面型)証券会社です。2022年3月末時点で取引残高のある口座数は約535万口座、顧客の預かり資産は122兆円と他社の追随を許さない規模が特徴となっています。

国内外の株式や債券、FX、年金保険など多様な金融商品を取り扱う中、投資信託は2022年8月5日現在で国内投資信託994本と外国投資信託164本を合わせて1,158本の銘柄を取引できます。店舗型証券会社ではトップクラスの品揃えとなっており、投資家の目的や予算に合わせた銘柄選択が可能です。

野村證券の投資信託は手厚いサポートを受けながら投資できる点が最大の特徴です。大手の情報力と分析力を活かした投資情報や分析レポートなどが豊富に提供されており、店舗に口座を持つ投資家だけでなく、インターネット専用口座の「野村ネット&コール」でも充実したサポートを受けることが可能です。

一方、充実したサービスを提供するためには店舗やサポートセンターの維持費用なども必要になるため、店舗を持たないネット証券などと比べて各種手数料は高めの設定です。

投資信託の取引においても、主要ネット証券は購入時手数料を全て無料(ノーロード)にしているところもありますが、野村証券ではノーロード銘柄が少なく、ネット証券などと比べて運用コストが高くなる傾向です。

2 野村證券で人気の投資信託10本

野村證券で売れ筋TOP10にランクインしている投資信託をご紹介します(オンラインサービスで新規買付金額が上位の銘柄をまとめたもので、集計期間は2022年7月1日~7月26日です。また、基準価額や騰落率は2022年8月1日時点の情報で、年率リターンは7月末基準の数値となっています)。

2-1 野村インデックスファンド・日経225

運用会社 野村アセットマネジメント
ランキング 1位
基準価額 32,755円
純資産総額 581.27億円
信託報酬(税込) 0.44%
購入時手数料(税込) 無料
リターン(年率) +3.36%
基準価額騰落率(3カ月) +4.46%
基準価額騰落率(1年) +2.23%

日経平均株価(日経225)に採用されている銘柄を投資対象とし、同指数に連動した運用成果を目指して運用されている国内株式型のファンドです。資産配分比率は国内株式100%で、組入上位銘柄にはファーストリテイリングやソフトバンクなど国内を代表する企業があります。

購入時手数料は無料で、信託報酬0.44%は特定の株価指数などに連動した運用成果を目指すインデックスファンドとしては標準的な水準です。ここ1年ほど日経平均株価がやや下落傾向となっていますが、年率リターンは+3.36%と小幅ながらプラスになっており、基準価額の騰落率も3カ月が+4.46%、1年が+2.23%とプラス圏での推移です。

2-2 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型

運用会社 アライアンス・バーンスタイン
ランキング 2位
基準価額 10,917円
純資産総額 18,641.15億円
信託報酬(税込) 1.727%
購入時手数料(税込) 1億円未満:3.3%
1億円以上:1.65%
リターン(年率) +2.07%
基準価額騰落率(3カ月) +3.21%
基準価額騰落率(1年) -14.05%

企業のファンダメンタルズ分析と株価バリュエーションに基づく銘柄選択を基本としたアクティブ運用で、主に成長性が高いと判断される米国株式に投資するファンドです。S&P500株価指数(配当金込み、円ベース)を指標に採用しており、純資産総額は全ての投資信託の中でも最大級の規模となっています。

指標の値動きを上回る成果を目指すアクティブ運用を行うため、インデックスファンドよりも運営コストなどを要することから、信託報酬は1.727%と高めの設定です。購入時手数料も1億円未満で3.3%と、購入や保有には一定のコストがかかります。

基準価額騰落率は3カ月が+3.21%、1年が-14.05%と2022年の年初から下落傾向となっているS&P500指数の動向を反映した値動きです。年率リターンは+2.07%にとどまりますが、5年のリターンは+137.86%をマークするなど、実績もしっかり残しています。

2-3 eMAXIS S&P500インデックス

運用会社 三菱UFJ国際投信
ランキング 3位
基準価額 14,620円
純資産総額 175.14億円
信託報酬(税込) 0.33%
購入時手数料(税込) 無料
リターン(年率) +14.39%
基準価額騰落率(3カ月) +2.42%
基準価額騰落率(1年) +15.01%

主に米国の上場株式に投資し、S&P500株価指数(配当金込み、円ベース)に連動した運用成果を目指す外国株式型のインデックスファンドです。年率リターンは+14.39%、基準価額騰落率は3カ月が+2.42%、1年が+15.01%と上々の運用成果をあげています。また、購入時手数料は無料で、信託報酬も0.33%と低水準のため、コストを抑えた投資が可能です。

2-4 eMAXIS日経225インデックス

運用会社 三菱UFJ国際投信
ランキング 4位
基準価額 32,837円
純資産総額 430.74億円
信託報酬(税込) 0.44%
購入時手数料(税込) 無料
リターン(年率) +3.44%
基準価額騰落率(3カ月) +4.47%
基準価額騰落率(1年) +2.29%

国内の株式に実質的に投資し、日経平均トータルリターン・インデックスという配当込みの日経225指数に連動した運用成果を目指すインデックスファンドです。購入時手数料は無料、信託報酬は0.44%と低水準に設定されているため、長期運用に向いています。

年率リターンは+3.44%、基準価額騰落率も3カ月+4.47%、1年+2.29%と小幅ながら日経225の値動きを考えると堅調な運用成果をあげています。

2-5 フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)

運用会社 フィデリティ投信
ランキング 5位
基準価額 3,637円
純資産総額 7,486.34億円
信託報酬(税込) 1.54%
購入時手数料(税込) 5千万円未満:3.3%
5千万円以上5億円未満:2.2%
5億円以上:1.375%
リターン(年率) +20.74%
基準価額騰落率(3カ月) -5.06%
基準価額騰落率(1年) +5.30%

FTSE NAREIT Equity REITsインデックス(税引前配当金込/円ベース指数)という米国の代表的なREIT(不動産投資信託)指数に連動した運用成果を目指し、主に米国に上場しているREITに投資するファンドです。

購入時手数料は5千万円未満で3.3%と高めで、信託報酬も1.54%と高めの水準で設定されています。一方、基準価額騰落率は3カ月-5.06%、1年+5.30%と小動きですが、年率リターンは+20.74%をマークするなど、堅調な運用成果をあげています。

2-6 明治安田日本債券オープン(年1回決算型)

運用会社 明治安田アセットマネジメント
ランキング 6位
基準価額 10,104円
純資産総額 82.08億円
信託報酬(税込) 0.715%
購入時手数料(税込) 1億円未満:0.55%
1億円以上:無料
リターン(年率) -3.19%
基準価額騰落率(3カ月) -1.09%
基準価額騰落率(1年) -3.36%

国内の公社債に投資し、NOMURA-BPI総合という日本の公社債の代表的指数を上回る投資成果を目指して運用されている国内債券型のアクティブファンドです。

購入代金が1億円未満では0.55%の購入時手数料が発生し、信託報酬は0.715%で設定されているため、債券型ファンドとしてはやや高めのコストです。年率リターンは-3.19%、基準価額騰落率も3カ月が-1.09%、1年が-3.36%となっており、最近は冴えない状況が続いています。

2-7 のむラップ・ファンド(普通型)

運用会社 野村アセットマネジメント
ランキング 7位
基準価額 23,177円
純資産総額 2,055.93億円
信託報酬(税込) 1.353%
購入時手数料(税込) 1.1%
リターン(年率) +4.76%
基準価額騰落率(3カ月) +0.36%
基準価額騰落率(1年) +4.23%

野村證券が独自に開発した投資配分比率のモデルを用い、国内外の株式や債券、世界各国のREITなどに分散投資して運用益を目指すファンドです。普通型以外では、「保守型」「積極型」など、リスクとリターンに合わせた5つのタイプから選ぶことができます。

購入時手数料は1.1%、信託報酬は1.353%ですが、2010年3月15日の設定以来、+133.78%のリターンをマークしています。また、年率リターンも+4.76%と堅調な運用成果をあげており、基準価額騰落率は3カ月+0.36%、1年4.23%と小幅ながら上昇を続けています。

2-8 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)

運用会社 ピクテ・ジャパン
ランキング 8位
基準価額 2,903円
純資産総額 10,891.37億円
信託報酬(税込) 1.81%
購入時手数料(税込) 上限3.85%
リターン(年率) +25.17%
基準価額騰落率(3カ月) -2.84%
基準価額騰落率(1年) +11.96%

高配当の電力やガス、水道、通信など日常生活に不可欠な公益企業の株に投資して運用益を目指すファンドです。購入時手数料は上限3.85%、信託報酬は1.81%と高めの設定ですが、年率リターンは+25.17%と高い運用実績をマークしています。

基準価額騰落率は3カ月-2.84%と冴えない動きを見せていますが、1年では+11.96%と1割近く値上がりしている銘柄です。

2-9 野村ハイパーブル・ベア9(日本ハイパーベア9)

運用会社 野村アセットマネジメント
ランキング 9位
基準価額 8,507円
純資産総額 17.28億円
信託報酬(税込) 1.122%
購入時手数料(税込) 1億口未満:2.2%
1億口以上5億口未満:1.1%
5億口以上:0.55%(当初元本を1口1円で計算)
リターン(1カ月) -12.96%
基準価額騰落率(1カ月) -19.20%

基準価額が国内株式市場の日々の値動きの概ね2.5倍程度反対の値動きとなる投資成果を目指し、株価指数先物取引を積極的に活用しながら運用されているベア型のファンドです。購入時手数料は1億口未満で2.2%、信託報酬は年率1.122%に設定されています。

2022年6月30日に設定されたばかりのファンドですが、7月の株価が上昇したことを受けて1カ月のリターンは-12.96%、基準価額騰落率は-19.20%と短期間で大きなマイナスとなっており、株式市場が上昇した場合のリスクが顕著に表れています。

2-10 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)

運用会社 アライアンス・バーンスタイン
ランキング 10位
基準価額 45,103円
純資産総額 6,805.54億円
信託報酬(税込) 1.727%
購入時手数料(税込) 1億円未満:3.3%
1億円以上:1.65%
リターン(年率) +2.01%
基準価額騰落率(3カ月) +4.20%
基準価額騰落率(1年) +1.74%

2位にランクインしているDコースと同様に成長性が高いと判断される米国株式に投資し、S&P500株価指数(配当金込み、円ベース)を上回る投資成果を目指して運用されているアクティブファンドです。Dコースは毎月決算を行い分配金も支払われますが、Bコースは毎年6月15日と12月15日の年2回の決算で分配が行われます。

購入時手数料と信託報酬はDコースと同じで高めの設定となっていますが、長期間指標となるS&P500株価指数を上回るパフォーマンスが特徴です。年率リターンは+2.01%、基準価額騰落率は3カ月+4.20%、1年+1.74と堅調なパフォーマンスを見せています。

3 投資信託の注意点

投資信託で資産運用する場合、保有銘柄のリスクを正確に把握しておくことが重要です。例えば、ここ数年の株高を受けて比較的リターンの大きな株式に投資するタイプのファンドに人気が集まっていますが、コロナショックやロシアによるウクライナ侵攻、米長期金利の利上げによって株価が急落することも多く、その影響により投資信託も元本割れする可能性があります。

特に、投資対象が株式などの一つの金融商品に偏るとリカバリーに時間がかかったり、損失を被ったりする可能性もあるため、複数の金融商品や地域などに分散投資することも大切です。

また、投資信託には購入時手数料や信託報酬のほか、換金時に信託財産留保額などのコストがかかります。購入時手数料は証券会社によって異なりますが、信託報酬はファンドを保有している限り発生する費用なので、長期運用を行う際は必ずチェックしましょう。

まとめ

野村證券は投資情報や分析レポートなどが豊富で、窓口だけでなくインターネット取引でも手厚いサポート体制の下で投資信託の取引が可能です。一方、購入時手数料は、ネット証券と比較しても高い水準に設定されている点はデメリットにもなります。

野村證券で投資信託を選ぶ際は、ご自身の運用方針などを明確にした上で目論見書などを参考に検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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