マネックス証券で人気の投資信託10本、特徴や手数料、価格推移は【2022年8月】

※ このページには広告・PRが含まれています

マネックス証券では、1,000本以上の投資信託を取り扱っているほか、取引手数料も業界最安水準で、保有するだけでマネックスポイントを付与してもらえます。また、100円から投信つみたてを行うことも可能なので、マネックス証券でよく取引されている投信銘柄を知りたい方もいるのではないでしょうか。

この記事では、マネックス証券で購入上位となっている投資信託銘柄の特徴や手数料、価格推移などを詳しく解説していきます。マネックス証券を活用して投資信託で資産運用を始めたい方や、長期投資や短期投資に適した銘柄を知りたい方は、参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※本記事は、2022年8月24日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. マネックス証券の投資信託の特徴
  2. マネックス証券で人気の投資信託10本
    2-1.eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
    2-2.eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
    2-3.eMAXIS Slim先進国株式インデックス
    2-4.eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
    2-5.SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
    2-6.楽天・全米株式インデックス・ファンド
    2-7.楽天・全世界株式インデックス・ファンド
    2-8.楽天日本株4.3倍ブル
    2-9.マネックス資産設計ファンド(育成型)
    2-10.ひふみプラス
  3. 投資信託の注意点
  4. まとめ

1 マネックス証券の投資信託の特徴

マネックス証券では、マネックスグループが商品企画に関わって開発された投資信託も含めて1,271本の銘柄を取り扱っています(2022年8月24日時点)。

その種類は、特定の指数に連動した運用成果を目指すインデックス型や、基準とする指数以上の値上がりを目指して運用が行われるブル・ベア型、株式や債券など複数資産で構成されるバランス型など様々です。また、金融庁が資産運用に適していると認定したつみたてNISA対象の投資信託も多く含まれています。

インデックス型とは、特定の指数に連動した運用成果を目指すタイプの投資信託で、運用コストが低く、数十年単位の長期運用に適した金融商品です。マネックス証券の取扱うインデックス型の銘柄の中には、国内外の株式、債券、REIT単体を投資対象とするタイプのほか、複数資産が投資対象となっているバランスタイプもあります。

一方、ブル・ベア型とは、基準とする指数以上の値上がりを目指して運用が行われる種類の投資信託を言います。目標とする運用成果を達成した場合、基準指数の運用成果を狙うインデックス型の銘柄よりも、大きな利益を得られるのが特徴です。

ブル型は基準とする指数の値動きに沿って投資するのに対して、ベア型では基準とする指数と逆の値動きを狙って投資できるため、双方を使い分けることで、上昇相場・下落相場のどちらでも利益を狙うことが可能です。また、ブル・ベア型の投資信託は、信用取引や先物取引とは異なり、投資元金額以上の損失が発生しないのも特徴です。

2 マネックス証券で人気の投資信託10本

 
マネックス証券の取扱う投資信託の中で取引が活発に行われているのは以下10本です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

2-1 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

銘柄の型 インデックス型
運用会社 三菱UFJ国際投信
資産クラス 米国株式
連動指数 S&P500
信託報酬(税込) 年率0.0968%以内

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500の値動きに連動する投資成果を目指して運用されるインデックス型の投資信託です。主要な投資先は、S&P500の構成上位銘柄に含まれているアップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグル)など、GAFAMと呼ばれる米国の超大手IT企業になります。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基準価額は、2021年8月の時点で16,000~17,000円台の金額を推移してから、直近は18,000~19,000円台を上下しています。

ファンドの規模をあらわす純資産総額は、2021年8月時点では5,400億円前後でしたが、2022年8月時点で1兆4,000億円台を推移するなど、1年も経過しないうちに倍以上の資金が流入しているのが特徴です。

2-2 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

銘柄の型 インデックス型
運用会社 三菱UFJ国際投信
資産クラス 日本を含む先進国、新興国など全世界株式
連動指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
信託報酬(税込) 年率0.1144%以内

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む先進国および新興国の世界全体の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指して運用されているインデックス型の投資信託になっており、1本保有するだけで世界全体の株式に分散投資を行うことが可能です。

基準価額は、2021年8月中は15,000円台で推移していましたが、直近では、17,000円台に上昇しています。一方、純資産総額は、2021年8月時点で2,000億円台だったのが、直近は約6,500億円まで増加しています。

2-3 eMAXIS Slim先進国株式インデックス

銘柄の型 インデックス型
運用会社 三菱UFJ国際投信
資産クラス 日本を除く先進国株式
連動指数 MSCIコクサイ・インデックス
信託報酬(税込) 年率0.1023%以内

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指して運用されているインデックス型投資信託です。投資対象国は22か国で、投資対象割合は全体の約70%が米国です。

eMAXIS Slim先進国株式インデックスの基準価額は、2021年8月~2022年8月までの期間で17,000~21,000円台で推移し、直近は20,000円台となっています。一方、純資産総額は、2021年8月時点において約2,300億~2,400億円でしたが、2022年8月時点で3,600億円台になるなど、1,000億円以上増加しています。

2-4 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

銘柄の型 インデックス型(バランス型)
運用会社 三菱UFJ国際投信
資産クラス 国内と先進国の株式、債券、REIT、新興国の株式、債券
連動指数 投資対象資産の合成指数
信託報酬(税込) 年率0.154%以内

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、国内外の株式、債券、REITの市場の値動きに連動する投資成果を目指して運用されているバランス型のインデックス投資信託です。国内と先進国の株式、債券、REIT、新興国の株式、債券の8つの資産へ均等に投資を行っているのが特徴です。

基準価額は、2021年8月~2022年8月時点までの間、12,000~13,000円台の間で推移するなど横ばいの状況ですが、直近の純資産総額は、2021年8月時点の1,000億円台から1,600億円台になるなど、約1年間で600億円ほど増加しています。

2-5 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

銘柄の型 インデックス型
運用会社 SBIアセットマネジメント
資産クラス 米国株式
連動指数 S&P500
信託報酬(税込) 年率約0.0938%(実質負担額)

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動する投資成果を目指して運用されているインデックス型の投資信託です。米国の世界的資産運用会社であるバンガードが取扱う上場投資信託「バンガードS&P500ETF」が実質的な主要投資先となっています。

基準価額は、2021年8月~2022年8月までの間、15,000~18,000円台の間を推移しながら緩やかに上昇しています。一方、ファンドへの資金流入も堅調で、2021年8月中の純資産総額は2,700億~3,000億ほどでしたが、直近は6,000億円を超えています。

2-6 楽天・全米株式インデックス・ファンド

銘柄の型 インデックス型
運用会社 楽天投信投資顧問
資産クラス 米国株式
連動指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
信託報酬(税込) 年率約0.162%(実質負担額)

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指して運用されているインデックス型の投資信託です。

主要投資対象は、バンガードの取扱う上場投資信託「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(通称VTI)」となっており、VTIはS&P500連動の銘柄と異なり、米国の大企業だけではなく中小企業も投資対象に含まれているのが特徴です。

基準価額は、2021年8月~12月までの期間、17,000~20,000円台まで上昇し、2022年に入ると上下しながら、直近は20,000円台で推移しています。純資産総額は、2021年8月~2022年8月までの期間で、約3,000億円ほど増加しています。

2-7 楽天・全世界株式インデックス・ファンド

銘柄の型 インデックス型
運用会社 楽天投信投資顧問
資産クラス 全世界株式
連動指数 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
信託報酬(税込) 年率約0.202%(実質負担額)

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、バンガードが取扱う3種類の上場投資信託を実質的な投資対象とする全世界株式のインデックス型投資信託であり、日本を含む全世界の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指して運用されています。

基準価額は、2021年8月時点で15,000円台となっており、その後は14,000~17,000円の間を推移しながら、横ばいの状況になっています。一方、純資産総額は、2021年8月時点で1,100億円前後でしたが、直近は2,000億円を超えるなど約1年で900億円程度増加しています。

2-8 楽天日本株4.3倍ブル

銘柄の型 ブル・ベア型
運用会社 楽天投信投資顧問
資産クラス 国内株式
連動指数 なし
信託報酬(税込) 年率1.243%

楽天日本株4.3倍ブルは、国内の株価指数対象の先物取引を活用して積極運用を行うブル・ベア型の投資信託です。国内の株式市場の値動きより4.3倍程度の値動きになるように運用されるのが特徴です。

基準価額は、2021年9月中に21,000円台まで上昇しましたが、それ以降は価額が下降傾向になり、直近は12,000円台の価額になっています。一方、純資産総額は、2021年8月~2022年8月までの期間において、400億~500億円台を推移しており、資金流入状況も横ばいです。

2-9 マネックス資産設計ファンド(育成型)

銘柄の型 インデックス型(バランス型)
運用会社 アセットマネジメントOne
資産クラス 国内外の株式、債券、REIT
連動指数 投資対象資産の合成指数
信託報酬(税込) 年率0.55%

マネックス資産設計ファンド(育成型)は、マネックスグループが商品開発に関わって組成された投資信託です。国内外の株式、債券、REITの6資産を対象として、リスクを抑えながら継続的な収益を確保する方針で運用されています。

基準価額は、2021年8月~2022年8月の期間中、15,000~16,000円台を推移している一方、直近の純資産総額は150億円前後と過去1年で約10億円増加しています。

2-10 ひふみプラス

銘柄の型 アクティブ型
運用会社 レオス・キャピタルワークス
資産クラス 国内外の株式
連動指数 なし
信託報酬(税込) 年率1.0780%以内

ひふみプラスは、国内外の上場株式の中で、市場価値が割安と判断される銘柄を選別して投資を行う手法により運用されているアクティブ型ファンドです。株式市場の状況により、投資する株式割合を変化させ、効率的に運用を行っているのが特徴です。

基準価額は、2021年8月~12月末までの期間、50,000~55,000円前後で推移していましたが、2022年に入ってから40,000円台を推移するようになり、直近は43,000~45,000円台となっています。一方、直近の純資産総額は、2021年8月と比較すると100億~200億円程度少なくなっています。

3 投資信託の注意点

投資信託では、運用期間中、価格変動や為替変動など投資リスクの影響を受ける点に注意が必要です。例えば、株式を発行する企業の業績不振や経済状況の低迷などが原因で株価が下落すると、その株式を投資対象とする投資信託の基準価額が下がって元本割れを起こす可能性もあります。

また、投資対象の株式や債券そのものの価値が変わらない場合でも、為替レートの変動によって投資信託の基準価額が下がるケースも出てきます。

さらに、投資信託は、投資の専門家に運用を任せる仕組みの金融商品であるため、運用時に一定額の手数料を負担することになります。運用中にかかる信託報酬は、投資信託の残高から毎日自動で支払われるため、運用成果にも影響を及ぼします。

投資信託で資産運用を始める場合、銘柄の運用成果や実績と信託報酬額の低さを総合的に判断して銘柄を選択することが重要です。

まとめ

マネックス証券で取り扱っている投資信託銘柄の中には、手数料が低く長期運用に適したインデックス型や、ある程度リスクをとった積極的な運用方針で利益を狙うブル・ベア型などがあります。

そのため、投資目的に合う銘柄を探す際は、運用方針、基準価額の推移、分配金の有無、純資産総額、資金流入状況、手数料額などを考慮しながら、慎重に検討することが大切です。

The following two tabs change content below.

HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

HEDGE GUIDE 投資信託は、投資信託に関する国内外の最新ニュース、必要な基礎知識、投資信託選びのポイント、つみたてNISAやiDeCoなどの制度活用法、証券会社の選び方、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」