グルメ・食事券がもらえる人気の株主優待10選【2020年6月】

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株式を長期保有する場合、株主優待を受けられることがあります。株主優待にもさまざまなものがありますが、なかでもグルメや食事券などの株主優待は誰でも使いやすく、人気を集めています。そこで今回はグルメ・食事券がもらえる人気の株主優待10選を紹介したいと思います。

目次

  1. そもそも株主優待って何?
    1-1.株主優待にもさまざまなものがある
  2. グルメや食事券がもらえる人気の株主優待10選
    2-1.JR東日本(9020)
    2-2.オリックス
    2-3.ANAホールディングス
    2-4.すかいらーくホールディングス
    2-5.クリエイト・レストランツ・ホールディングス
    2-6.トリドールホールディングス
    2-7.Genky Drugstores
    2-8.うかい
    2-9.DDホールディングス
    2-10.ダイナックホールディングス
  3. まとめ

1.そもそも株主優待って何?

株主優待というのは、株式を保有してくれている株主に対して、企業が自社の商品・サービスや提携会社の商品・サービス、ギフト券などを贈ることをいいます。

2020年6月現在、上場している企業のうち、1,000社以上が株主優待制度を導入しており、個人株主を増やすために株主優待制度を新しく導入する企業もあります。

株式を保有して発生する「配当金」や株式を売却したときに発生する「売却益」のほかに、株主優待を受けられることもあるとなれば、株主にとってはうれしい制度といえます。

ただし、株主優待を受けられる権利の付与は年に1~4回程度と限られており、また100株以上の株式保有数や数年程度の株式保有期間などのように、株主優待を受けるための条件も企業(銘柄)によってそれぞれ設定されていますので、ある程度の資金や時間が必要になるということは理解しておきましょう。

1-1.株主優待にもさまざまなものがある

一言に「株主優待」といっても、実にさまざまなものがあります。

一般的には、自社商品や自社サービスの優待券・割引券などが多いのですが、カタログギフトや地域の特産品、ギフトカード・お米券・クオカードなどを送る企業もあります。

本記事ではグルメや食事券に特化して株主優待制度が充実した銘柄を紹介していますが、目当ての株主優待を受けたいという視点で株式投資を行うのも面白いでしょう。

2.グルメや食事券がもらえる人気の株主優待10選!

それではさっそく「グルメや食事券がもらえる人気の株主優待10選」を紹介していきたいと思います。

今回はそれぞれの株主優待制度を比較して、グルメと食事券に関連する株主優待のうち、特に内容が充実しているものを、当サイト独自にリサーチしています。

また、優待発生株数(株主優待を受けるために保有が必要な株数)については100株を目安に選出しています。(2020年6月時点の情報となります)

株主優待の今回選出した10選は以下のようになりました。

銘柄名 コード 優待内容
JR東日本 9020 4割引きの株主優待割引券と株主サービス券1冊(各種割引)
オリックス 8591 カタログギフト(ふるさと優待向け特製の食品・飲料品から1品選択)
ANAホールディングス 9202 株主優待番号ご案内書(運賃割引)と自社グループ優待券(IHG・ANAホテルズグループジャパンでの優待、レストラン・バーの10%割引)
すかいらーくホールディングス 3197 年間6,000円相当の株主優待割引券(100株、ガスト・ジョナサン・バーミヤンなど)
クリエイト・レストランツ・ホールディングス 3197 年間6,000円相当の株主優待割引券(100株、ガスト・ジョナサン・バーミヤンなど)
トリドールホールディングス 3397 年間6,000円相当の株主優待割引券(100株、丸亀製麺など)
Genky Drugstores 9267 Genkyオリジナル健康サプリメント、カタログギフト(年間6,000円)相当、福井県産コシヒカリ年間10㎏
うかい 7621 箱根ガラスの森飲食付き入場券15,000円相当(3,000円×5枚)と株主優待券3,000円相当
DDホールディングス 3073 DDPOINT6,000ポイント、株主優待券6,000円相当(100株以上)
ダイナックホールディングス 2675 年間4,000円相当の優待食事券(響・鳥どりなど)もしくはお米2㎏

上記銘柄以外にも独自の株主優待制度を設けている企業はたくさんありますので、各企業のIRページや証券口座の銘柄詳細画面で調べてみてはいかがでしょうか。

それでは以下から、上記した株主優待の詳細をそれぞれ見ていきましょう。

2-1.JR東日本(9020)

JR東日本の株式を100株以上保有していると、以下の株主優待を受けることができます。

  • 株主優待割引券(営業路線内の運賃・料金の割引券)
  • 株主サービス券(JR東日本グループで利用できる各種サービス券)

特に注目したいのが「株主サービス券」です。JR東日本グループが運営している東京ステーションホテルやメズム東京、メトロポリタンホテルズのレストラン・バーを10%割引で利用できるほか、ベックスコーヒーショップ、ベッカーズでのドリンクを100円引きで購入できる割引券3枚がプレゼントされます。

このようなグルメ・食事優待以外にも、鉄道博物館や東京ステーションギャラリーの入館割引券、各種ホテルの宿泊割引券など、さまざまな優待を受けられるというのが特徴となっており、総合的な充実度から今回選出しました。

JR東日本をよく利用するという方には、おすすめできる株主優待です。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:3月
  • 権利確定日:月末

2-2.オリックス

オリックスの株式を保有して受けられる株主優待は以下の通りです。

  • ふるさと優待(全国各地のカタログギフト)
  • 株主カード(さまざまな優待サービスを受けることが可能)

グルメ好きにうれしい株主優待が「ふるさと優待」です。これは、オリックスグループの全国の取引先が取り扱う厳選された商品のなかから、好きな商品が1つ送られるというのものです。

そのうちの一部は以下の通りです。

  • 信州ハム・さわやか信州軽井沢ハム詰合せ
  • 新米秋田県大潟村あきたこまち稲穂の輝き(無洗米)
  • 博多華味鳥水炊きセット など

また、100株以上の株式を3年以上保有していると、さらにワンランクアップしたカタログギフトがプレゼントされ、「北海道産牛ステーキ」「牛タン詰合せ」「真ふぐのたたき・昆布〆セット」などをもらうことができます。

それに加えて、各種ホテル・温泉旅館の宿泊優待や各種水族館の入館優待を受けられる「株主カード」もプレゼントされます。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:3月・9月
  • 権利確定日:月末

2-3.ANAホールディングス

ANAホールディングスの株式保有で受けられる株主優待は以下の通りです。

  • 株主優待番号ご案内書(優待割引運賃、年間2枚)
  • 自社グループ優待券(年間2冊)

注目ポイントは自社グループ優待券のなかに「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン」での優待チケットが含まれていることです。

各ホテルの室料のベストフレキシブル料金からさらに20%の割引が受けられるほか、ホテルのレストランやバーでの飲食料金が10%になる優待券を5枚もらうことができます。

またANAトラベラーズが提供する国内外のパッケージツアー商品でも5%割引の優待を受けられるのもうれしいポイントです。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:3月・9月
  • 権利確定日:月末

2-4.すかいらーくホールディングス

飲食業界大手のすかいらーくホールディングスでの株主優待は以下の通りです。

  • 年間6,000円相当の株主優待カード(6月分3,000円相当、12月分3,000円相当)

なんといっても年間6,000円相当の株主優待カードをもらえるというのがポイントです。すかいらーくホールディングスでは「ガスト」「ジョナサン」「バーミヤン」といった人気のファミリーレストランを展開していますので、使いやすい株主優待といえます。また、各種クーポン券との併用ができたり、500円単位で利用できたりするなど、便利な内容となっています。

ちなみに、300株の保有で年間20,000円相当、500株の保有で年間33,000円相当の優待を受けることができるなど、すかいらーくグループをよく利用する方には注目の株主優待となっています。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:6月・12月
  • 権利確定日:月末

2-5.クリエイト・レストランツ・ホールディングス

クリエイト・レストランツ・ホールディングスでは以下の株主優待を受けることができます。

  • 年間4,000円相当の優待食事券

クリエイト・レストランツ・ホールディングスでは和食・洋食・中華など、さまざまな業態の飲食店を全国で1,000店舗以上運営しています。そのほとんどで利用できる優待食事券は家族との団らんや大切な人とのひと時に重宝してくれるでしょう。

また、こちらも200株以上保有で年間8,000円相当、1,000株保有なら年間20,000円相当の優待を受けることが可能です。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:2月・8月
  • 権利確定日:月末

2-6.トリドールホールディングス

トリドールホールディングスでは、以下の株主優待を受けることが可能です。

  • 年間6,000円相当の株主優待割引券(100円割引券)

トリドールホールディングスが運営するもっとも有名な飲食店舗といえば「丸亀製麺」ですが、その他にも「コナズ珈琲」「長田本庄軒」などさまざまな飲食店を運営しています。

それらの店舗で利用できる優待割引券が年間で6,000円相当もらうことができ、さらに割引券の利用枚数には制限がないという使いやすさは魅力的です。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:3月・9月
  • 権利確定日:月末

2-7.Genky Drugstores

Genky Drugstoresでは、以下のいずれかの株主優待を受けることができます。

  • ゲンキーオリジナル健康サプリメント(年間12,000円相当)
  • ゲンキーオリジナルCOLORADO化粧品2点セット(年間12,000円相当)
  • カタログギフト(年間6,000円相当)
  • 福井県産コシヒカリ(年間10㎏)

Genky Drugstoresでは、福井県産コシヒカリ年間10㎏という株主優待が魅力です。自炊をする人にとってはうれしい贈り物になるのではないでしょうか。それ以外にも、お得な株主優待を複数受けられるのが特徴となっています。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:6月・12月
  • 権利確定日:月末

2-8.うかい

うかいでは、以下の株主優待を受けることが可能です。

  • 箱根ガラスの森飲食付き入場券5枚(15,000円相当、1枚で1名が入場・1食利用可能)
  • 株主優待券(3,000円相当)

東京・神奈川・台湾で懐石料理店・割烹・鉄板料理店などの飲食事業を展開しているうかいでは、「箱根ガラスの森」飲食付き入場招待券を5枚もらうことができます。

また、うかいが展開する飲食店で利用できる株主優待券3,000円相当もセットで受け取り可能となっています。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:9月
  • 権利確定日:月末

2-9.DDホールディングス

DDホールディングスでは、以下のいずれかの株主優待を受けることができます。

  • DD POINT6,000ポイント(店舗利用ほかポイント数に応じた商品との交換可能)
  • 株主優待券6,000円相当

東京、神奈川を中心としてさまざまな飲食事業を展開するDDホールディングスでは、運営店舗で利用できるDD POINT6,000ポイントが贈呈されます。1ポイントは1円相当ですので、6,000円程度の優待を受けられる計算となります。

また、DD POINTではなく6,000円相当の株主優待券を受け取ることも可能です。居酒屋からワインバル、ダーツバーなどを運営する当社なら、さまざまな場面で株主優待を有効利用できるでしょう。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:2月
  • 権利確定日:月末

2-10.ダイナックホールディングス

ダイナックホールディングスでは、以下のいずれかの株主優待を受けることができます。

  • 優待食事券(年間4,000円相当)
  • お米2㎏

東京をメインにバーレストランやゴルフリゾートレストランなどを運営しているダイナックホールディングスでは、グループ店舗で利用できる優待食事券4,000円相当をもらうことができます。

また、食事券を希望しない場合は、コシヒカリ2kgとの交換も可能となっています。

  • 優待発生株数:100株
  • 権利確定月:6月、12月
  • 権利確定日:月末

まとめ

今回はグルメ・食事券などの特典が得られる株主優待10選と題して紹介しました。株主優待は株式投資の楽しみの一つでもあります。特に食事券やグルメは利用しやすいため、安定した人気のある優待内容となっています。

株主優待に着目して投資銘柄を決めてみるのも楽しいと思いますので、検討してみてはいかがでしょうか。

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山本 将弘

フリーランスWebライター。主に株式投資や投資信託の記事を執筆。それぞれのテーマに対して、できるだけわかりやすく解説することをモットーとしている。将来に備えとリスクヘッジのために、株式・不動産など「投資」に関する知識や情報の収集、実践に奮闘中。